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健康の為に何をすればいいのか?

体調が良くなってくると、より体調が良くなりたい、もう昔のようには戻りたくない。 様々な理由でこの質問をよくされます。 中でも ジム通い ヨガ 水泳 この三つが人気のようで、このどれかを健康の為に取り入れることについてどう思うか、と意見を求められることが多です。 どれも有効な気もしますが、 私はどれもしなくて良いと思います。 基本的にあらゆることを機械任せにせず、 掃除などで小まめに体を使うのと、 しっかり歩くことをしていれば問題ないと思います。 現代人の悪い癖で、健康を維持するためには 「何かをしなければならない」 と考えがちですが、 我々が考える以上に体にはしっかりとした自己調整機能が備わっており、 「何かをする」 という個人の小賢しい知恵、行動より遙かに賢い大いなる知恵と繋がっています。 「何かをしなければならない」 という考えの基には、無意識のうちに体は監視し、手を加えていかないと、おかしくなってしまうという恐れがあると思うのですが、そんなことはありません。 それより、日常生活で必要な動きをしっかりと行った上で、あれこれ色々とやり過ぎないことの方が重要だと思います。 食事も似たようなもので、あれこれ考え、どんなサプリを採れば良いか、 どんなものが体に良いか、と積極的に考えがちですが 不必要だと思う物を食べない。 食べ過ぎないことの方がずっと重要なのと同じです。 特に何か特別なものを食べたり、飲んだり(摂取したり)するよりも、 基本的な食をしっかり見直し、食べ過ぎないことや、一般的に健康に悪いと言われるものをあまり食べ過ぎないようにする方が大切です。 そういう基本的なことはあまり考えず、食べたいものを食べたいだけ食べた上で 「何かをしないと、何かを摂取しないと健康が維持できない。何を食べればいいか」 と右往左往していることが多すぎると思います。 なにかをする=積極的でよい というイメージからか、とにかく 「何かしたい、何かしなければならない」 病にかかっている現代人。 マスコミの情報も「体にいい食べ物」がこれでもか、これでもかと次々発信されますが、 体に良いとされる何かを食べる、摂取するよりも、今やっている悪習慣を「減らしていく」こ

女性の尿漏れ改善について

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尿漏れとは、笑ったり、くしゃみをしたりして腹部に力が入った時や、ちょっとした動きの際に少し尿が漏れる現象です。 大量ではありませんが、その不愉快さは容易に想像できます。b 一昔前は高齢女性特有の症状というイメージがありましたが、最近は若い女性にも増えています。 私の所には、肩こり、腰痛などの症状で来られた方が初めての問診時に 「尿漏れを改善したい」 という申し出は殆ど無いのですが、施術が進むと 「実は尿漏れがあったのですが、なくなりました」 という方が少なからず居られます。 これは、 腰痛、肩こりへの施術で、尿漏れが治ると思っていない。 そもそも整体で尿漏れが治ると思っていない(期待していない)。 改善しに来た肩こり腰痛とはあまり関係なさそうだし、恥ずかしいのでとりあえず黙っている。 という様な理由だと思います。 しかし、尿漏れは腰痛、肩こりと関係があります (全くこれらが無いのに、尿漏れだけが起こるケースの方が少ないかもしれません)。 従って、腰痛等が改善すると、結果的に尿漏れが解消することが殆どです。 何故関係があるのか、そしてそもそも何故女性に多いのか、などについて以下に記したいと思います。 尿が膀胱に溜まり、それが尿道から出てくるのは皆さんご存じかと思います。 形は膀胱という袋の先に管がついているイメージです。 管が文字通り尿管です。 もちろん、この尿管が普段閉じているので、腎臓から随時送られてくる尿は、そのまま流れ出ることなく膀胱に溜まっていきます。 尿管が閉じているのは、体の肉や脂肪で狭められているからではなく、 括約筋(かつやくきん)というリング状の筋肉がその周囲を取り囲み、キュッと締め上げているからなのですが、 この括約筋が変わった筋肉なのです。 普通、我々が筋肉というと、腕や背中、足の筋肉を思い浮かべると思います。 これらは普段はフニャフニャですが(弛緩状態)ですが、力を入れると固く、短くなります。 しかし、括約筋はその逆で、普段からずっと力が入っており、 意識したときだけ緩めることができます。 手足の筋肉に力を入れるにはそれなりの気合いが必要ですし、ずっと力を入れていると「頑張っている感」を感じ続け、疲れてしまいます。 しかし、 括約筋は「