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内臓から来る、鈍痛系腰痛の話。

今回は、内臓からくる腰痛のお話。 腰痛と言っても色々あります。 みなさんは、こんな腰痛になったことは無いでしょうか? 「動作による増減があまりない。コンスタントに痛い」 「鋭い痛みではなく、鈍い」 「体全体がだるい、重い感じもする」 「何日か前から何となく痛くなり、気がついたら激痛になっている」 などなどです。 ある日突然ビリッと激痛 が走る、いわゆる「ぎっくり腰」系ではなく、 いつ始まったか分からない、ジワジワした痛み・思い痛みです。 「腰痛」といっても、症状、原因とも案外多岐にわたります。 さて、この最近多い腰痛の原因は何かというと、 内臓、特に泌尿器系臓器の機能低下です。 鈍痛系の腰痛は内臓から来ている確率大です。 内臓による腰痛は殆ど知られていないため、大体の人が 「台所仕事が腰に来たのかも」 「掃除機の柄の長さがあっていないかも」 「重いものを持った」 など、主に姿勢上の原因を考えるのですが、そうではありません。 以前も 「ぎっくり腰になった」 と這うようにしてタクシーで来られた方がいたのですが、問診してみると 「3日くらいかけてジワジワと痛くなってきて、今朝起きたら歩けなくなっていた」 とのこと。 発症した経緯が内臓系腰痛の雰囲気を醸し出しています。 とりあえず動けるようにと、筋肉系の施術をしたら、 ほぼ動けるようにはなりましたが、なんとなく、すっきりしない。 そこで内臓の施術をしたところ、完治した例もあります。 ではこの泌尿器系の機能低下が何故起こるかというと、 これはもう、要因は このところの異様な長雨、湿度以外の何者でもありません。 鍼の世界でも、 湿度(湿邪)は鈍痛を引き起こす とされているのですが、まさにそのものです。 湿度による邪気、湿邪を排出し切れないと、湿邪が体の節々に滞留、鈍痛を引き起こすとされます。 体全体が重だるく、粘っこい感じになるという特徴もあります。 鍼では、湿度を取るツボというのがあり、 ここに邪気を抜く鍼を打ち、更に邪気を放出させる動きを鍼に加えたりして抜き去りますが、 私は現在鍼を打たないので手のひらで直接腎臓へ働きかけて、 その機能低下を物理的、エネルギー的に取り去りま

秋田施術での印象的な症例 骨盤縦ずれ+偽痛風

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今回の秋田は 「大曲の花火大会でも見て、翌日は大名行列のお祭りがあるからゆっくりしに来なよ」 と秋田の常連さんにお誘い頂いたので、施術は、希望者が居れば2~3人やれば旅費の足しにもなる、十分だろうとお願いしておいた。0人でもいいかなと。 それが三日後に連絡が入って、もう10人くらい予約が入っているんで、と言われたときには吹き出しそうになったが、やっぱり折角なのでやらせて頂いた。 よって、花火を見た記憶はあるが、あとはひたすら施術をした記憶と、昼飯に飛び切り上手い三梨牛(写真)を食べた記憶しかなかったりするのである(笑)←これは施術所が鮨割烹ならではの出来事である。 ところで、今回は実に興味深い症例があるので、ご紹介しようと思う。 これは常に証人のいたところでの、公開施術で起こった話。こういうことがあるのだ、こういうことで改善する症状があるのだ、という一例で是非ご一読下さい。 素晴らしい写真を貸して頂いた、花火大会に同行した菅さんのブログは こちら 症例1 40代女性。昔から肩こり。20年以上。 普段から激しいのだが、6月頃から更に激しく、倦怠感も大変なものになる。 朝起きれない。食欲が無い。体が重い。リンパの流れが悪いようで、足がむくみ、首の後ろ、腹部にもリンパのしこりが出来る。思考回路は鬱。 右足が重く、座っているだけで痛い。階段の上り下りは足が重すぎて手で引っ張り上げているくらい。 とにかく辛くて辛くて仕方ない。 もちろん、内科で血液検査、尿検査、外科でレントゲンとMRIで骨の異常を相当な労力、時間、お金を使って調べ、いずれも問題なし。 何しろ所見がないので、医者はあなたの体は悪くない、というのだが、本人はヘロヘロである。 さて、次は心療内科かな、と言っていた矢先に、私が秋田に来ることを聞いたらしい。 もう、問診の時点で私はこれは治せるな、と思った。なぜなら症例豊富な「骨盤の縦ずれ」が引き起こす典型的な症状だったからである。 これはとっても辛い症状を引き起こすが、現在これを特定してくれる西洋的な医療機関はないし、カイロも整体も無理である。 本当にこの症状はしられていないので、多くの方に知ってもらいたいと思う。 施術は時間はかからないが、どこをどう動かせば良いかのチェックを慎重に行う。闇雲に動かすと悪化す