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新・鳴戸部屋訪問(元大関琴欧州)

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もう先月の話になってしまいますが、 新しく開かれた鳴戸部屋のお披露目に行ってきました。 「鳴戸部屋」 という名前自体は昔からあります。 今話題の 稀勢の里 や、 高安 も元々鳴門部屋の出身です。 しかし2011年に先代鳴戸親方(元横綱 隆の里)が死去。 その後のいざこざで部屋は閉鎖、鳴戸親方の名跡も相撲協会預かりとなりました。 所属力士は部屋の移動を余儀なくされ、 稀勢の里や高安はその時に田子の浦部屋に移籍して、現在に至っています。 その後引退した、 元大関 琴欧州 が佐渡ヶ嶽部屋に居るときに名跡を継ぎ、 鳴戸親方になりました。 名跡は継いだものの、部屋(土俵のある建物)は持っていなかったので、 暫く佐渡ヶ嶽部屋で内弟子を持って活動していたのですが、 墨田区内に物件を得て4月1日付けで部屋を開設したのです。 私は以前、九州場所で松鳳山戦で痛めた肩鎖関節への施術をした縁で 断髪式に参加させて頂くなどお付き合いがありますので、 → 過去の記事 お披露目式に顔を出してきました。 この日は、テレビ東京の密着取材も 。 弟子は現在力士三人。 序二段の 欧翔山 序の口の 本間 次回名古屋場所で 序の口予定、 新弟子検査に受かったばかりの ベンツィ(しこ名未定・ブルガリア出身) です。 先日終わった五月場所では、全員残念ながら負け越してしまいました… 部屋は、町工場を改造したもので、ご覧の様に天井などは工場の時そのままです。 ただ、長年使えそうもないので、数年を目処に近くにきちんとした部屋を建てる予定。 それまでの仮住まいです。 この日は稽古のあと、ちゃんこを頂いて帰ってきました。 まだ、髷を結える力士が一人という、新生鳴門部屋ですが、 これからも注目していきたいと思っています。 頭蓋のゆらぎ では、8月に私主催の見学会を予定しています。 稽古の始まるのは早いので、七時半集合、稽古を見て、ちゃんこを頂いて帰るという感じです。 患者様限定とさせて頂きますが、興味のある方はご連絡下さい。

受験整体。学生の体調不良への間違った思い込みについて。

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新学期が始まってしまうと、 教員の仕事に追われてなかなか改訂ができませんが、 今回は教員関係のトピック。 学生の体の歪みについて書こうと思います。 先日ネットでみつけた記事です。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170517-00010003-nishinpc-soci その日その日の教科書、教材を全て持ち帰らせる学校が多く、 結果的に生徒の荷物がとんでもない重さになっているという記事。 教員としての立場は置いておいて、個人としては 教科書持って帰れば勉強する。 持って帰らなければ勉強しない。 よって持って帰らせれば安心。 という発想は単純すぎると思う。 自分自身が教科書で勉強した記憶があまりないので余計にそう思います。 教科書持ち帰りの是非から本格的に議論していると紙幅が足らないので、カバンの重さに戻りますが、 生徒の鞄は本当にとんでもない重さです。 これは 若者=丈夫 若者=体が歪まない。泣きごとを言うのは我慢が足らないから。 という思い込みから来ている面が大きいでしょう。 記事にもあるように、むしろ「重い荷物を持って歩くと体が鍛えられる」と思っている大人も多いようです。 しかし、「鍛えられる」というような一昔前の偏った意見であっても、 意見を持っているだけましで、 大多数の教員や大人はこの手の問題について深く考えたことすらないのではないでしょうか。 政治 についても無関心と無知が最大の問題だと言われるように 無知と無関心は憂慮すべきことで、 こういう記事が出てくることによって 関心を持ったり、考えたりする人が増えることがまず重要。このブログも一助になればと思います。  僕も昔は専任教員だったにもかかわらず、あまり考えたことがなかったので 人のことは非難できないのですが、 整体の仕事をして 多数の学生を診るようになり、考え方が全く変わってしまいました。 30代、40代の人で、10代で腰痛、肩こりが始まり、そのままでずっと来ている という人も多くいます。 若いうちにちゃんとケアしないとその後の人生で辛いことが多く、クオリティ・オブ・ライフの低下は免れません。