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6月, 2013の投稿を表示しています

施術例15 テニス肘について

毎月来て下さっている女性が、右肘の上部外側にしこりがあり、痛いという。 触るとコリコリである。 この時点では私はこれが何なのか良く分からなかった。 ガングリオンかな、と見立てる。 ともかく、これ自体の切除なんかは勿論私はできないし、希に悪いものであることもあるので、 病院での診断をお勧めする。 今日来院したので聞いたところ、順天堂に行ってチェックしたそうだ。 五時間もかかって検査したところ 「テニス肘」 との診断。 肘のコリコリは、筋肉の腱が上腕骨に付着する部分が、ストレスによってカチカチになっているものであることのこと。 なるほど、テニス肘でこんなになるのか~  勉強になりました。 で、テニス肘はどうしろと言われました?と聞くと、 これは治らないので、上手くつきあいなさい、 と言われたとのこと。 正体が分からなかったのは申し訳ないが、テニス肘と分かれば施術は簡単な話である。 検査だけして痛みを取ってくれないなんてそりゃ無いぜ、と施術。 3分ほどで快癒。 これには相当驚いていた。 5時間も検査したのに!! まあでも、検査によって悪いものではなかったということが分かって良かったですね、という話に落ち着いた。 確かにこれで永久に症状とおさらば、ということはなく、 またぶり返して結果的に「上手くつきあって」いかなければならないかもしれないが、 暫く肘をそっとしてくれて、きちんと繰り返し施術してもらえば、充分根本的改善の見込みはあると思う。

施術例14 更年期障害ののぼせについて

腰痛、肩凝りで通院されている女性がいらっしゃるのだが、先月末に来られたときに とうとう更年期が始まり、のぼせる とのこと。 これには実は頭蓋の調整が非常に効果的なのである。 もちろん、骨盤の調整なども重要なので、肩凝り解消も兼ねて全身を一通り施術した後、 頭蓋に取り組んだ。 このてののぼせは、施術室で必ず起こるわけではないので、効果があるかどうかのチェックがしにくい。 「暫く経って、そういえばこの二三週間のぼせないな」 というような感じで効きますから、と説明しておいた。 先日、一月ぶりにお越しになったのだが、 「全く言われたとおりの感じで効きました。気がついたらあれ以来、なくなってました」 と喜んで居られた。 更年期ののぼせ、その他症状でお悩みの方は、全身調整はもちろん、頭蓋も是非試してみて頂きたいと思います。

ぎっくり腰治療の感想の一例

通って下さっている俳号「水牛」氏のブログです。 ぎっくり腰への施術の感想を書いて下さっています。 私の自己評価ばかりでは信じられない(笑)と思っている方、ご一読下さい。 ぎっくり腰1~3がそれに相当します。 http://suigyu.seesaa.net/

施術例13 止まらない咳について

肩凝りで来院した患者さんだが、この三ヶ月ほど咳が止まらず、これにも困っているとのこと。 声を使う商売なので、余計困っているとのこと。 特に風邪を引いているわけでもないが、咳がとまらない。こんな症状は初めてだと困惑されていた。 ベッドに寝ても、30秒おきくらいに、ゴホゴホと咳をしている。 咳が止まらない場合、東洋医学的には上半身に熱が集まっている、 という見立ても出来るし、構造的には、肋骨と胸椎のゆがみで発症するともいえる。 私は鍼灸師ではあるが鍼を使用しないので、熱系統のコントロールではなく、歪みの矯正からアプローチした。 当然、骨盤の矯正から入る。これは、5分かからない。 その後、肩凝りの解消も含め、胸椎や肋骨の矯正を丁寧に行う。 肩凝りが完全に解消され、咳もその場で急激に収まっているのが感じられる。 咳が減った、と喜びながらも、時々咳き込みながらお帰りになったが、その後咳がとまっていることのこと。 歪みは案外色々な症状を引き起こします。

施術例12 ぎっくり腰

先日、ぎっくり腰になったうどん屋さんの施術をしました。 発症時、文字通りはって歩くような状態で、 状況によってははって歩くことどころか、1センチも動けず、 しゃがみ込んだままこのあとどうしようか、と悩むような状況であったということだった。 翌日何とか鍼を打ちに行ったが、効かない。 さらにその翌日、要するに発症2日目に施術となった。 15分ほどの施術で一段落。 動いてもらうが、非常に怖がり、なかなか動けない。 ぎっくり腰になった人はおわかりだと思うが、痛みの記憶があると、怖くてすぐには動く勇気が出ないのである。 つかまりながらゆっくり立ったり、腰をひねったり、色々な動きをしてもらう。 痛みが思いの外ないことが分かり、だんだん動きが速くなっていく。 かなり効いている。 そういう手応えを掴んで、もう少し施術。 ぎっくり腰になる人は、疲れていることも多いので、頭蓋も施術。 頭蓋骨への施術は、ストレスの解消には最高なのである。 全部で一時間後の施術の後、もう1度ゆっくり動いてもらう。 結果は、ほぼ完治である。 しかし、本人はまだ怖がっている。 確かに鍼などでは、歩いて帰ったものの、すぎに痛みが戻ってくることも多いからだ。 PRTはぎっくり腰には滅法強いので、私は経験上、これでもう大丈夫だと太鼓判を押してみた。 だがまだ怖いとのことで、翌日もう1度来たいということなので、翌日まで様子を見て、違和感などを取ることにした。 奇跡だ!!と嬉々として戻って行かれる。 うどん屋がぎっくり腰をすると、営業できない。 うどん屋人生どころか、お金が入ってこないと、人生にも影響してくる大変な事態である。 有給のあるサラリーマンとは事態の深刻さが違うのである。 普通のぎっくり腰は一週間~数週間快復までかかる。 しかしこれは、普通に生活できるまでの時間であって、力仕事や作業ができるまでには、更に時間がかかる。 自営業の場合、この間無収入となる。 翌日の施術 昨日のほぼ完治状態をキープしているとのことで、非常に喜んでおられる。 しかし、これまで彼が受けた治療に比較して、魔法の様に一瞬で痛みが消えたので、逆にまだ半信半疑である。 痛みはほぼないが、違和感が残るのと、靴下をはくよう