☆離婚問題により、夫と浮気相手への怒りが頭から離れず、結果的に不定主訴を起こしている例。 50代・女性 ☆症状 元旦那が若い女性と浮気をし、妊娠させて子どもを作り、出て行ってしまった。 離婚調停に時間がかかったが、昨年末に終了した。 しかし、元旦那や浮気相手への怒りもさることながら、 離婚、養育費など様々な調停作業の繁雑さ、その過程で生じる相手とのやり取りに心底疲れ、今も四六時中怒りが消えない。 全身の凝り、疲労感、怒りが消えない感じ。体重も増減が激しく、現在は著しく増加している。 ☆施術 この手の話は巷にありふれているが、当事者になると、悔しさや惨めさ、怒り、悔恨など、様々な感情が去来するだろう。 旦那が年若い女性と浮気をして余所に子どもを作った、というだけで十分なダメージであるが、加えて法律関係の作業の繁雑さは半端なものではない。 これだけでも憂鬱になるのに、その過程でさらに旦那と、養育費等の線引きを巡って「言った、言わない」「おまえが悪い、いや、そっちが悪い」というような、やり取りをしなければならない。 コロナ期間中だったので、来院して直接施術するのは怖い、ということで、遠隔での施術となった。 かなり前だが、数回お越しになっている方なので、遠隔は初めてだが、施術に対する信頼と理解はあるので、話が早い。 離婚問題で体調を崩した人は、これまでも結構施術して来た。 多くは、自分の怒りの気持ち、そして相手から飛んできた?負のエネルギーで一杯である。 これを取ったら離婚調停がすんなり行く、というわけではないが、少なくとも気持ちは晴れて軽くなり、自分も相手も許しやすくなる。 「いやいや、許しちゃいかんだろう。許す気になるなんてダメなんじゃないか?」と言う人もいるだろう。 怒るのも、許したくないのも自然な感情で、一時的には誰しもが持つものだが、最後の最後は許さないと解決にならない。 絶対に許さないことが大切だ、と思う人はずっとそうしていればいいと思うが、自分が早死にするだけである。死んだ後の世界でも、かなり困ったことになるだろう。そして来世でも。 太ってしまうのは、強い感情に支配されて、自分に必要なエネルギー量を感じ取る本能的、本態的な能力、感覚が覆い隠されてしまうためであるが、強い感情が弱まって...