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7月, 2020の投稿を表示しています

日々の施術20 ☆突然襲ってきた背中の痛みを遠隔で取った話

☆突然襲ってきた背中の痛み・遠隔 ☆男性 ☆症状 舞台俳優。 長年当院に通って来て下さっている方です。 コロナ騒ぎで長期本番の仕事がない。 久しぶりに稽古が再開出来る雰囲気になってきたので、オンラインでミーティング。 その途中で突然背中の痛みが出た。 左の肩から臀部の上まで、一本の線が通ったようになり、これが張っていて痛い。 感覚を研ぎ澄ませると、それは足まで続いているようにも感じられる。 動けないほど痛かったのは短時間。 ほどなく回復し、生活に支障はないが不愉快であるし、もうすぐ始まるであろう本番の本格的な動きをするに不安が残るので、受診。 当院にとっての普通の整体はもちろん、エネルギー治療、ワンド療法、遠隔と、昔からのヒストリーを一通り知っているので依頼も早い。 「これは、遠隔で治る系統の痛みだと思います。 ネット経由で念を思いっきりもらった自覚があります!」 これがご自身の見立て。 何度か施術→回復を繰り返しているうちに、自分の不調が医者に行けば良いのか、当院に来れば良いのか、当院でもどの施術をすればいいのかの判断が容易になります。 俳優の世界は思った以上に「わがまま」な人が居て、振り回されることが多数あるらしい。 理不尽なことが舞台の背後で繰り広げられており、今回もトラブルメーカーが色々騒いで既に場が険悪になり、なおかつそのトラブルが患者さんと関係のあるものだったらしい。 敵意、悪意が思いっきり自分に向けられるのを感じたとのこと。 休演になり、先の見えない状況でこの数ヶ月出演者、関係者全員がイライラしたり、不安になっていた。 そこにトラブルメーカーがわがままを言い出して混乱、それを鎮める意味もあったミーティングだったらしい。 今の仕事では敵意をむき出しにされることはないし、教員をしていた頃も、学生とあれこれやり取りしている中で色々感情のもつれが生じることはあったが、思いっきり感情をぶつけ合うような状態には大人になってからはあまり直面していない。 しかし、芸能関係の舞台裏では、なかなかそういうことが多いようで、大変そうです。 やはり、自分の看板を自分で背負って売れ続けていくってたいへんだんだなあ。 さて、施術の方は、この患者さん自身の見立てがドンピシャリで、異様に攻撃的な邪気があった。 これを写真から抜いて一件落着。 応急的には十分な結果が出て、軽い違和感を除

日々の施術18 ☆医療関係者の強い肩こり

☆医療関係者の、肩を強くすくめた様な肩こり ☆女性・神経内科の医師・看護婦・カウンセラー ☆症状 簡単に言うと肩こりですが、肩こりと言ってもいろいろな種類があります。 僧帽筋や、肩甲骨を持ち上げる筋肉など、肩と首の間にある筋肉がピンと張った状態になっている状態のものが最も多いと思います。 しかし、もう少し進むと、ピンと張っただけだけではなく、収縮した状態で止まります。 肩甲骨が持ち上がり、肩をすくめたような状態です。 この状態になると強い痛みを感じるだけではなく、 体勢的に息を大きく吸い込んで止めた状態でずっと止めているような感じになるので、 息を吸い込みにくく、吐き出しにくくなります。 その多くは自覚されないのですが、実際は呼吸が浅くなっているので、血流障害が起こり、疲れやすく、頭がぼーっとしてしまったり、頭痛がしたりします。 また、首、肩には頭と内臓を結ぶ神経も通っているので、これらの円滑な交通が阻害され、内臓機能も低下します。 もちろん、呼吸の浅さが自覚されるときもあります。 呼吸が浅い、という自覚は息苦しさ、胸の硬さなどから感じられ、この感覚は不快でとてもストレスになります。 この状態まで行くと、ちょっと運動する、ストレッチする、一晩よく寝る、飲みに行く、一泊で温泉に行く、といった程度のアクションでは元には戻らないことが殆どです。 さて、今回お越しになった方は、長年来ている心療内科に勤めるカウンセラーが、 体調不良に苦しむ職場の人を紹介してくれたことがきっかけでお越しになりました。 ☆施術 この方の場合、頭部の異常緊張、強い負のエネルギー、骨盤の異常なズレ(骨盤のズレにも色々ある)、頸椎のズレ、内臓の硬化、膝の変形と、悪い状態が一通り揃っていました。 まずは体を覆うように被さっている大きな負のエネルギーを取ります。 これは、患者さんからなのかもしれないし、場所のエネルギーかもしれない。 職場が負のエネルギーで溢れているだろうから、これは仕方の無いことだろうと思います。 あまり深く特定せず取ってしまいました。 エネルギーを取る前に、右の仙腸関節が異常に硬く、下に落っこちている感じ(表現が難しいですが…)になっているのを事前にチェックしておいたが、エネルギーを取ったら

日々の施術17 ☆のたうち回るような頭痛への遠隔施術

☆のたうち回ってしまうような頭痛への遠隔施術 ☆小学生女子 ☆症状 急に頭痛がするようになり、あまりの痛さに痛い痛いと七転八倒する。 周囲はただオロオロして手を拱いているしかない。 特に夜が酷く、両親は夜も眠れず、この状態が1週間ほど続く。 病院の検査を一通り受けたが、異常なし。 処方された薬も全く効かず、途方に暮れていた。 ☆遠隔を受けることになった経緯。 以前から親子(母娘)でお越しになってたが、コロナ騒ぎになり、子どもは止めておこうと、このところお母様だけ施術を受けていた。 次回もお母様だけの予約だったが、 「子どもの頭痛が激しいので、やはり2人で行くので子どもも診て欲しい」 という連絡が入った。 予約の日まで2週間以上ある。 そこで、そんなに調子が悪いなら遠隔やってみますか?と言ったところ 「遠隔なんてやってるんですか?」 「いつの間に?」 「え、遠隔???」 と非常に驚く。 この方は毎月来ているのでブログも特にチェックしていない。 私の方も遠隔について貼り紙をしたりすることはせず、Facebook以外ではあまり熱心に宣伝していないこともあり、毎月何年も来ている患者さんでの方がこういうことが起こりやすい。ちょっと反省。 検討してみてくださいと、遠隔を受ける方法や、過去の施術例のリンクを送るとすぐ受けてみたいという連絡があり、入金、写真と一気に処理が行われ、翌日には施術することになった。 ☆施術 遠隔を勧めたのは、話を聞いたときに「これは遠隔で対応可能だな」とピンときたからである。 送られてきた写真を見ると、案の定色々ある。 一通り邪気を取ったが、七転八倒するような痛みを引き起こすほどのものではないので、もう少し何かないだろうかと慎重にさぐると、左目に居た。 これをワンド二本を使って、片方で固定、片方でグリグリとえぐり出すように出して、処理。 これで終了。 ☆結果 連絡が来た。 「その日は何の問題もなく寝た。 翌日は違和感はあるものの、頭痛はなくなり、普通に学校にも行った。」 とのこと。 メールの文面からも驚きが伝わって来る。 左目に邪気が居た旨を伝えると 「そういえば目がおかしいって言っていた!! 頭痛とは関係

日々の施術16 ☆中学生のネットトラブルからの体調不良

☆ネットトラブルからの過剰な恐怖心・恐れ ☆女子中学生 ☆症状 ネット・SNS上のトラブルにあう。 既に三ヶ月ほど経っているが、そのことにより、未だに自分が悪口を陰で言われているのではないか。 弱みを握られてしまったが、それをまた蒸し返されるのではないか、新たな道を進もうとしている自分の妨げになるのではないかと悩み始め、体調も悪くなる。 学校が始まったが、登校もままならない。 (カウンセリングが目的ではないので、悩みの詳細は聞いていない) ☆施術 本来、整体ではなく、カウンセリングが最適の症状かもしれない。 しかし、母親が当院の長年の患者さんで、体調が良くなることにより、気持ちのありようが劇的に改善することを何度も体験しているうえ、本人も二年ほど前に腰痛の改善の為に数回施術したことがあるので、一つの突破口となるかもしれないと、本人も前向きに今回の来院を考えてくれたとのこと。 骨盤、腰椎の調整などで劇的に気持ちが晴れることがよくあるが、今はエネルギー治療が出来るので、このようなケースはまずエネルギー治療を試みる。 数年前の腰痛の時も元気がなかったが、その時とはまた違う元気の無さで、背中を丸め、眉間に皺を寄せている。 受け答えも弱く、要領を得ない。 「これは困ったな」 と正直思った。 邪気の除去をまず行う。 傘のように体全体を覆う、べっとりと謎のエネルギー。 特に特定する必要もないと思われたので、そのまま取ってしまう。 この段階でチェックしてみるが、肩の凝り、首の凝り、骨盤の歪み、ふくらはぎの張りが一気に取れ、立って貰うと姿勢もいい。 何より、目に力が入り、眉間が開いた感じがする。 本人も 「何だろう。大分良いです」 と少し笑う。 さて、もう一段進めよう。 次に、トラウマエネルギーを探って、これをパッチフラワーのエッセンスで消すことにした。 これは先日橋本先生の講座で習ってきたばかりだ。何でも早速使ってみる。 トラウマエネルギーの検知、どのフラワーのエッセンスを使うかの選定も上手くって、もう一段体が緩む。 フラワーのエッセンスを入れる前に一

日々の施術15 ☆謎の顎痛・顎に力が入らない

☆70代・男性・謎の顎痛 ☆症状 数ヶ月前から左こめかみから頬にかけて突然腫れる。 痛みもある。 ものを噛むと痛い上に、噛む時に力が入らない。 歯医者に行くが、歯科的な見地からは異常なし。三叉神経付近の不調であると見られる。 特に決定的な治療法はなく、経過観察しているうちに和らいできて、今は以前ほどではなくなっているが違和感はある。 以前はこめかみ~頬の付近を押したら痛かったが、現状押しても痛くはない。 ただ、相変わらず固いものが噛めない。噛むと力が入らない上に、奥歯が欠けてしまうような感じがする。 また、歯がひんやりした感じもある。 顎の動きはスムーズではなく、開きにくく、一定の所で1回引っかかる。 ここから無理に全開にしようとすると、ポキッと音がして一気に開く。 閉じるときもスムーズに閉じないので、引っかかるところで力を入れると、一気に口が閉じてしまい、勢いが良すぎて歯が「カチッ」と音を立て居る。 ☆施術 この手の謎の症状も沢山扱ってきた。 苦戦したのもあるが、大体は割と簡単に治っているので、何とかなるだろうと思う。 頸椎の異常が絡んでいるのは100%間違いがないし、頸椎の異常は骨盤や足首の異常から引き起こされているかも知れない。 広範囲に見なければならないが、とりあえず、邪気反応が見られたので、邪気を取ることにより、どれだけ症状が取れるかやってみることにする。 そして、残った症状を手技で取るという作戦だ。 昨年の9月にも、 「右の奥歯は上下が当たるが、左は隙間が空いてしまう。 左では食べ物をすりつぶすことができないので困っている。 さらには、この状態が半年以上続いているので、右でばかり噛んでしまい、右顎がおかしくなってきて、何か別の不調に移行しそうで怖い。 顔も明らかに歪んできて、写真に写るのが怖い。」 という女性を診た。 歯科の手術を勧められたが、何か方法はないかと紹介を受けてお越しになった。 この場合も、邪気の除去一発で8割くらい治った(そのあと3回施術して、現状再発なし)。 それと同じ感じがする。 さて、邪気のチェックにうつる。 邪気は反対側の右側後頭部に蟠っていた。 ここで理論を持ち出して、左がおかしいのに、邪気が右なんて… と思っ

日々の施術14 ☆ 顎関節症

☆顎関節症 ☆女性 ☆症状 数ヶ月前、突然顎が空かなくなる。暫くはうどんを、一本ずつすする。 無理に口を開こうとすると、痛くて涙がボロボロ出る。 医者でステロイド治療を受け、ややよくなる(レントゲン等の検査では顕著な異常なし)。 しかし、頭打ちになったため、歯科医に行き、歯並びの矯正、最終的には顎関節の手術を勧められる。 手術はいやなので、とりえあえずそれ以外の方向を探ってみようと、知り合いの紹介で来院。 ☆施術 この症例はいくつもしている。 直接的には頸椎2,3の異常。さらに拡大すると、やはり腰椎や骨盤の異常。 これにストレスが加わると発症することが多いようだ。 ワンドで負のエネルギーを取り、頸椎の異常を取れば大体治る。今回も手順通り、10分くらいでほぼ7割治った。 具体的には顎がスムーズに開く。その際、カクッと段がついたような動きが減り、ポキッという音がしていたのがなくなる。 あとは、段のついた動きが減り、可動域は正常化したが、まだ口を全開にする時にやや抵抗があるので、これが正常化すればいい。 最後の3割のツメが、どの症状もそうだが、ちょっと時間がかかる。 7割改善したのを確認したが、まだ施術枠の時間は残っている。更なる改善に向けて取り組む。 理論的に取り組んで7割の改善だったので、あとは直感に切り替える。 鍼灸師になるための受験は、国家資格だけあってなかなかハードで、筋肉も働き、付着部位、支配神経などを一つ一つ覚えさせられる。 これらの勉強を通して、自分の見立て、検査、施術の理論的な組み立ては飛躍的にアップしたが、 理詰めでは到達できないこともある。 現在の医学的理論では全く分からないこは実はとても多い。 現代医学以外は医療として認めないと頑張っている人は、本当に気の毒だと思う。 我々が知り得たことは、この世の中のほんの一部にしかすぎない。 ただ、自分は、はなから理論的思考を放棄し、ろくに勉強しないで、全て霊だとか、妖精だとか、言っているのも嫌いだ。 いやいや、散々霊的な話をしているだろう、と言われるかもしれないが、これは実際に治り、人助けになると思っているから言っているわけで、好きで言っているわけでもないし、人に見えないものが見えるとマウンティングしているわけ

日々の施術13 ☆

☆日々の施術13 9の男性の施術経過報告 4回終了時点で初診時の苦痛を10とすると、現在は5との評価。 50歳代まで、発症後数ヶ月以内であれば3回で概ねOK、5回で終了だろうが、苦戦気味である。 前回提案した八味地黄丸はあまり効いていないとのこと。 漢方薬ははまると即効性があるので、1週間で効果が出ていないとなると、あまりはまっていないのかも知れないが、もう1週間分あるので飲んでみるとのこと。 昼間はかなりスムーズに動けるようになり当初困っていた階段の上り下り、靴の脱ぎ履きなどはスムーズ。 しかし、夜間尿と、その時にトイレに行くために起きるまでの痛みは半減になったとはいえ、まだ辛いそうだ。 今回たて続けに5回目の施術となるし、そこそこ苦痛は和らいだので、今回の施術が終わったら二週間ほど間を空けてみようということになった。 今回は狙いを膀胱、腸間膜根、腸骨筋に絞って施術。 全体的に素晴らしく柔らかくなってきた。 そこで背面をチェックすると、以前は目立たなかった腰椎3番の大きなズレが出てきた。 様々なバランスの中で、当初目立たなかったズレが、他が取れてくると目立ってくることはよくある。 今回は、左回転し、左に倒れた状態で止まっている。前後はニュートラル。 これをスティルテクニックで解消し、今回の施術終了。 とりあえず、厳しい症状のトンネルは抜けて、2週間空けても大丈夫そうだと患者さんも気持ちが前向きかつ、回復へ向けての焦りのようなものは消えたのは良かった。 しかし、ちょっと回復に時間がかかっているのは申し訳がない。 これで経過が良さそうなら、2~3週間あけてメンテナンスとリラックスを兼ねながらあと数回やって、ゆっくりと回復していくのがいいのかなと思う。 年齢の割には体は大きく、しっかりとしており、若い頃はまさに丈夫(じょうふ)であったであろうという体格。 ご本人が仰るように、健康と体力だけは自信があったというのはよく分かる。 医者の必要なし。ノーメンテナンス。 これで70代まで仕事一筋で突っ走ってきて、気がついたら肘、両膝ともに伸びきらず、万歳もできない。 腰、背中が丸くなり、首も硬いので真上を向けない。 体のひねりもできず、車に乗っても後方確認に一苦労。 それでも気力はあ

日々の施術12 ☆なかなか治らない足首の痛み/捻挫

☆全然治らない足首捻挫 ☆女性 ☆症状 昔から定期的に捻挫をしてしまう。 しかし、半年前のは激しいものだった。 段差も何でもないところでいきなり捻挫。 医者に行って固定、鎮痛剤、湿布などの処方でとりあえずの危機は脱したが、違和感と鈍痛が取れない。 日常生活に支障があるレベルではないが、とにかくずっと痛いので不愉快であるのと、治らないのではないかという不安がある。 また、病院への通院も定期的に行い、悪化した時の薬を貰ったりしているが、完全に膠着状態に陥り、進展が見られない。 ☆施術 段差に変な風に乗り上げてしまった結果、事故的に捻挫することは誰にでもあるが、平らなところを普通に歩いていたときや、大した段差でもないところでいきなり捻挫するのは、 そもそも骨盤や腰椎に歪みがあるからに他ならない。 要するに全体のバランスが基本的におかしいのである。 捻挫の治療の終了=痛みや腫れの解消時 というのが一般的な理解だと思うが、これは表向きの症状の解消であり、根本問題が解決していないので、また暫くすると繰り返してしまう。 それは3年後かもしれないし、もしかすると1週間後に立て続けにやってくるかもしれない。 いずれにしろ、必ずまたやってくる。 これは、ぎっくり腰や腰痛、肩周りや首の激痛も同じ話である。 この人も腰椎5番に大きなズレがあり、これが問題だと理解した。 もちろん、エネルギーチェックをしてみると、何か嫌な雰囲気があったのだが、これだけ腰椎が歪んでいると、エネルギー的な問題だけでは解決できない。 負のエネルギー除去が先か。腰椎の捻転治療が先か。 重篤な方からやるのがセオリーで、この人の場合は腰椎からにした。 前も書いたかと思うが、同じような症状で来た人でも、施術室に入った途端に「これはヤバい」と察知できるレベルの「異界のもの」が憑いてる場合もある。 同じような捻挫症状で来た人の話だが、 思いっきり女の人が足首にしがみついていて(もちろん、本物の人間ではありません)、腰の歪みなんか取っている場合じゃないので、とにかく払ってしまったということもある。 このように、エネルギー的な問題が強すぎる場合は、施術中にこちらの身が危ないので、とにかくこちらを処理してから、残っている歪み