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治療回数について・脅さないことが重要

治療回数について良く聞かれます。 これは当然、症状や個人によって違うのですが、 大体どんな症状でも、とりあえず、 10日~2週間の間をあけて、 3~5回を目安に来て頂きたいと思っています。 10日の間で3回ですとトータル一ヶ月。 5回だと二ヶ月弱。 2週間のスパンですと、3回で一ヶ月半。 5回で二ヶ月強 大体このくらいで、色々な症状が取れて来ますので、 あとは一月か二月に1回とか、調子が悪くなったときでもかまいません。 あまり整体に来慣れていない方は、多いな、と思うかも知れませんが 一般的に鍼や整体では急な症状がある場合、 一週間に2~3回で一月くらい通わされることも少なくありません。 当院の数字はかなり少ないと客観的に思います。 むやみに脅して、多く通わせる、という方法は取りたくありません。 的確な通院回数で、効果を挙げていきたいと思っています。 しかし、一方、脅さないし、あまり熱心に通院を勧めないので、 忙しさなどを理由に、間をあけてしまう方が居られます。 また、一度にかなり改善するので、 それで満足して来なくなってしまう方もいらっしゃいます。 これはとても勿体ない。 折角症状を取ろう、と思われたのですから、指示通りに通って頂けたら、 と思います。 無駄な出費をさせるつもりはありませんので、 できたらこのようにしてもらいたいと、思います。 当院の施術では、症状は一度に消えることも多々ありますが、 やはり長年身についた症状や、 急性の強い症状は、再び顔を現して、 完全に消えるまでにはそれなりに時間がかかります。 ともに、完治を目指して頑張りましょう!!! ご予約はホームページから →  クリック

断食の効用2

断食の効用にはもう一つある。 「何処にも行かないこと」「何もしないこと」 である。 僕は典型的に色々な所に行きたがり、色々なことをしたがるタイプだが、 結局うわべの心を喜ばせているだけで、本質に何か影響のあることをしっかりしているか、 というとそれは自信が無い。 大量に押し寄せてくる情報に反応し、右往左往し、肉体を喜ばせているだけで、 後には何も残らないことも多い。 何処にも行かず、今ここに居て座っているだけだが充足している。 仏教ではこんな境地を尊ぶし、 東洋思想でも「自ら足を知る」こと、何もしなくても「自ら喜ぶ」ことはとても重要なこととされる。 一時的な快楽や満足を求めてさまよい歩くこと、が重要ではなく、 本質的な喜びを見いだすことが重要なのであり、その為にはむしろ歩みを止めなければならないこともある。 食べないことにより、出歩けない状態で、そんなことを思う時でもある。 旅行、イベント、食べ歩き。 現代人の楽しみを謳歌している自分であるが、時として一切放り出すと、 こういうことが実は何の意味もないことに気づく。 そして疲れの元だ。 地に足を付けて仕事をしている方がはるかに成長になり、実は疲れていないことに気づく。 臨済が昔、「瞬時たりとも人生の主人公でなければならない」 と説いたが、情報に追われて右往左往しているとき、僕は傀儡であり、主人公ではないかもしれない。 また旅行やイベントや食べ歩きにも行くだろうが、どこかで客観的に見ることが出来るようになる。 そしていつか、そんなことを一つもしなくても、 自ら楽しく生きられるようになれば最高だろうと思う。

断食の勧め

正月も終わりの土日、 久しぶりの断食をした。 2日前から食事量を落としはじめて約 48時間、 ほぼ水以外口にしていない。 36時間目くらいに低血糖症がでたので、野菜ジュースを一杯飲ん だきり。 この後夕飯におかゆを頂きます。 断食は案外楽で、食べない状態になれると非常に気持ちいい。 頭はクリアになり、肩凝り、腰痛なども大体なくなる。 このまま一生食べなくても生きていけるんじゃないか、と思うくら い快調である。 気持ちも非常にリラックスする。 ただ、快適さに調子にのってちょっと動く(例えば、10分ほどの散歩)と 、 ビックリするくらい疲れるので、寝ているのが基本。 しかし、動くとこんなにエネルギーが必要であることや、 寝ている 限り3日くらい何でも無いことにいつも驚かされる。 低血糖症が出るとかなり危険なので、 飴一個や野菜ジュースなど を飲むのだが、これが体中に染み渡る。 僕の場合この程度のエネルギーで本来人間は生きていけるのに、な んて無駄に食べているのかと時々思い返すために必要な行為だ。 食べるのは好きで、うどんブログなどもやっているし方々で殺生を繰り返し、 生きる以上のエネルギ ーを無駄に摂取し続けている典型的な現代人だが、 たまにはこうい うこともするといいのである。 抜群に健康になるし、瞑想の深まりも凄い。 断食そのものでは案外体重が落ちないが、 終了後は酒も甘いものも一切欲しくな くなるので、確実に痩せる。 無理に遠ざけるのでは無く、不味くてしかたなくなるのである。 いいことずくめである。 ただ、時間がかかる。 あと、気持ちいい状態までいくのと、回復期がまあまあ辛い。 空腹を我慢するのは大変だと一般に思われているが、 断食状態に入る過程より、少しずつ食事を増やしていく回復過程の 方が辛い。 この後、おかゆを頂くが、次の朝飯までがお腹が空いて空いて、 どうしようもない。しかし、ここで一気に食べると体調を崩すので 、我慢のしどころ。 時間がかかり、リスクもあるし、断食中はほぼ何もしないことが求められる断食。 社会人にはなかなか厳しいが、 古来いい、と言われているものには必ず一理あると思う。