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日々の施術28 前頭直筋続き

 ☆前頭直筋のほぐし方 その前に、何でこんな所の筋肉が硬くなってしまうか? 枕が悪いから?姿勢が悪いから? それもある「かも」しれないが、「かも」くらいである。 筋肉は案外柔軟性があり、ちょっとやそっとでは壊れない。 壊れる原因は「火事場の馬鹿力」によるものが多い。 ☆筋肉が壊れる原因。しかもあまり知られて居ない原因。 ご存じのように、人間は本来の筋力の3割程度しか使っていないと言われる。 マックスまで使用するとすぐに筋繊維や腱、骨が傷んでしまうからで、脳にリミッターがある。 このリミッターはもちろん、意思の力では外すことができないが、意思が働かないようなパニック、生死が本当にかかったような事態では自動的に解除される。 火事の時にもの凄い重いタンスを1人で担いで逃げてきて、それを後で家の中に戻そうとしたら男3人でも持てなかったとか、目の前で車の下敷きになった子どもを救おうと、お母さんが鬼の形相で車を片手で押しのけ、片方の手で子どもを抱きかかえて車の下から出したとか、そういう例は昔から沢山ある。 医学的にもこういうことが起こりうることが証明されている。 一度この「火事場のバカ力」発揮すると、大体の人が暫く腰が抜けて立ち上がれなくなるそうだが、立ち上がったとしても、体調が完全に元の状態にもどるのに、数日から下手をすると数ヶ月かかるだろうと言われている。 このような、緊急事態時に発生する異常な力は、全身においてのみ発揮されるわけではない。 体の一部位にも発生する。発生しやすいのは首だ。 たとえば、アイスバーンなどで酷く足を滑らせたとき、つるっと足が前にあがり、一瞬体が宙に浮き、腰から地面に叩きつけられるような転び方をする時があるだろう。 スケートやスキーに行くと初心者は必ずなるし、日常生活でも雪が降ると、どこでなるか分からない。 こんな時、人間は反射的に首を「グッ」ともの凄い力で持ち上げる。 一瞬後頭部が地面に叩きつけれてしまっても、ピュッと凄い勢いで頭を持ち上げたりする。 むち打ちの場合はどうだろう。 昨年話題になった、背後からの不意打ちタックル。 ヘッドレストがない状態で車に乗っていて、激しく追突される。 こんな時、頭が慣性の法則によって後ろに取り残され、上を向いたようになり、首は後ろに激しく反る。 これで首にダメージが生じるのは見ていても分かるが、こんな時も前頭直筋

鳴戸部屋同部屋優勝決定戦!

 鳴戸親方から、 部屋の序二段 欧鈴木&欧深沢はここまで全勝同士。 千秋楽は同部屋の優勝決定です! という連絡が来ました。 毎年二回は患者さん中心に部屋見学にお連れしているのですが、今年は二月のコロナ騒ぎ直前に一度行ったきり。この後も見込みが立たず残念ですが、せめてテレビで応援しましょう! これまでの見学の様子はこちら https://yuragu-zugai.blogspot.com/2020/02/blog-post_18.html

日々の施術27 前頭直筋が重要であることの続き

前回、前頭直筋が、頸椎の一番と頭蓋骨を前側で繋ぎ、頭を頷かせたりする重要な筋肉であることを書いた。 重要な割には小さく、そして深い所にあるため、触ることも、想像されることも殆ど無いこの筋肉が首の凝りのみならず、全身の調子を整える鍵を握っていることが少なくない。 さて、この筋肉がカチカチになると、上に向こうと、首の後ろ側の筋肉が頑張って縮んでも、あまり上を向くことが出来なくなる。 上に向くとき、頸椎一番と頭蓋骨が柔軟に動かない場合、首全体が後ろにしなって上を向くことになる。結果的に上を向けるのだが、これは「代償行為」と言われて、正式な動きではない。 首を垂直に立てたまま上を向くことが出来ない人は、前頭直筋が硬く、縮んでいる可能性がある。 筋肉は、硬くなるとだいたい縮む。そして太くなる。 硬い=縮んでいる=太い この三点はほぼ間違いなくセットである。 だから、前頭直筋が硬くなっている人は、正常時より前頭直筋が短くなっているわけで、下手をすると、勝手に頭部が下向きになってしまう。 これを防ぐ為に、首の後ろの筋肉は常に力を入れ続けていなければならなくなり、いつかこの筋肉も硬くなっていく、という悪循環が発生しがちだ。 このように、一個の重要な筋肉がダメージを負うことがきっかけとなり、周囲の筋肉が全体的にダメージを負ってしまうことは多々ある。 前頭直筋は頭の前後の動きだけ無く、左右の動きも担っているので、左右に回転させる他の筋肉にもダメージが及んでいき、かくして、気がつくと、喉仏から上の筋肉が前後左右硬く、張りが出て、不愉快感が出て来る。 首の後ろだけでは無く、顎の後ろ、顎の下、喉仏の上部などがくまなく腫れたような感じになっている人は沢山居る。 上記したように、筋肉はダメージを負うと、硬く、短く、太くなるからだ。 美容上も非常に好ましくなく、この状態ではいくらリンパマッサージなどしても、焼け石に水。お金の無駄である。 さて、この辺りの筋肉が硬く、膨らむと、この付近を通っている血管、神経が圧迫されて全身に様々な症状が出る。 全身のコントロールをしている脳と、体を繋ぐ最重要経路が詰まるので、これは大変だ。何しろ、脳と体を繋ぐ神経と血管は全てこの狭い所をに集約されてきて、ここを通過するからだ。海で言うと、まさに海峡。 とはいえ、大多数の神経は脊髄にカバーされた中を通るし、血管も骨で保

江島杉山神社 墨田区

森下の駅からほど近い神社。 この神社の由緒はとても面白いので、鍼治療好きな方はご一読を。 江島は、湘南の江ノ島のことで、杉山は江戸時代の鍼灸師で、将軍綱吉の御殿医となり、盲人の最高位・検校まで上り詰めた杉山和一のことである。 鍼治療は鍼管(しんかん)と言われる、鍼よりちょっと長い管の中に細い鍼を入れてツボに当て、鍼管からはみ出した鍼の先をちょんちょんと叩くことで、鍼を刺すのはご存じだろう。 この方法は 「鍼管法(しんかんほう)」 といい、実は日本のオリジナルで、発明者も分かっている。 もちろん鍼管法は鍼の本場、中国にはない。 中国では、鍼をそのまま患部に刺す。この場合、鍼の強度が必要なので、鍼は太くならざるを得ず、細くてもまち針のちょと細い程度の鍼であるから、色々な痛み緩和テクニックがあるが、かなり痛い。 それに対し、日本の鍼は髪の毛程度のもので、一般的に針というと想像してしまう裁縫に使う針とはほど遠いものだ。 極細故に痛みは少ないが、鍼自体に強度がないので、刺すのが難しい。 この難点を克服したのが鍼管を使用する「鍼管法」であり、この鍼管法を開発して、一躍鍼灸界のトップスターに躍り出たのが杉山和一なのである。 彼は大人になってから失明、当時の失明者の職業であった鍼灸師になるが、全く芽が出なかった。 そこで、一念発起して江ノ島の洞窟に籠もり断食、神霊によるインスピレーションを得ようとした。 行があけ、特にこれといった特異現象は起きなかったが、江ノ島から出ようとした時に、石につまずいて、和一は思いっきり転倒した。 痛たた、と立ち上がろうとすると、いつの間にか手には丸まった落ち葉が握られていた。 そして、その中には偶々松葉が通っていたのである。 これが鍼管法発明の瞬間である。 細い鍼を少ない痛みで的確にツボに打ち込むこの技の開発により、和一は遂に時の将軍の御殿医となり、検校の位を与えられるまでになった。 ある日綱吉に 「世話になっているから欲しいものがあったら何でもやる。言ってみろ」 と言われた和一は「もう欲しいものはないが、貰えるなら目が欲しい」と言った。 国技館や錦糸町のあたりには、今でも三ツ目通りや四ツ目通りがあるが、これは森下付近にあった川にかけられた橋の名前から来ており、昔は一ツ目もあった。 目が欲しいという和一に綱吉は一ツ目の広大な土地を与え、和一はここに江ノ

2020年このあとの出張施術

 場所は香川と広島県呉市 今年は秋になり、二度の香川施術をしましたが、 11月12日に恐らく今年最後の香川施術をします。 場所はいつもの、オキオリーブ園の母屋です。 募集枠は既にかなり埋まってしまい、現在14時から募集枠1枠のみ。 60分で一万円です。ご希望の方は連絡下さい。 あとは、11月23日~三日間、広島県の呉市に出張します。 こちらは個人宅での施術ですので、公募は難しいかもしれませんが、 可能そうでしたらまた告知させて頂きます。

日々の施術26 前頭直筋が柔軟なのはとても大切

 ☆頭がすっきりしない。首回りが重い。 特に何か悪いわけではないが、何かが違うと感じている。 こんな感じがしたら前頭直筋の硬化を疑って下さい。 ☆20代・男性 ☆症状 以前、酷い肩こりと、体力不足(仕事から家に帰るとすぐ寝てしまう。土日も寝ている)によりお越しになった方。 こちらの症状は、骨盤の縦ずれという、最も悪い骨盤の状態により引き起こされていた。 これは改善し、肩こりは滅多に生じず、会社帰りも飲みに行って、土日も趣味に充てられるようになったそうだ。 しかし、全体がよくなったが故に、首回りの不快感がクローズアップされててきた感じがする。 ☆施術 前回頸椎の施術をして、かなり良くなってきたが、まだ何かおかしい。 首の再チェックをしたところ、前頭直筋が縮んだ状態でカチカチになっていると判断。これを改善することにした。 前頭直筋はとても小さな筋肉である。場所は首の一番上の前側。顎の奥。舌の真後ろが首と交わるあたり(舌というと、頭、顔面だから、首の上にあると思いがちですが、舌の突き当たりの奥は、首の最上部に当たります。首の上に頭蓋骨が乗っかっているののですが、その前部から顎が垂れ下がっている形になっており、個人差はありますが、顎の最下部は頸椎の三番=上から3番目、くらいにあたります)い位置するので、体表から触ることはできない。 普段生活では全く意識することのない深層部の筋肉。 整体をする人も多分殆ど意識しない筋肉だが、私はとても重要視していて、整体をやり始めたときから多くの施術をしている。 教員をやりながら見よう見まねで整体を始めた時に、既に前頭直筋はPRTテクニックでリリース(緊張を取ること)しており、固定客が当時からついていたのは、前頭直筋のリリースによる体調改善が評判を呼んだから、という面もあると思う。 頸椎一番(7個ある首の骨の1番上)のすぐ上が頭蓋骨である。 頸椎一番上に、頭蓋骨はどんな風に乗っかっているか考えたことがありますか? 恐らくないでしょう(笑) 頸椎の関節なら何となくイメージ出来ますね。骨と骨が重なって、間に椎間板というシリコンゴムみたいな、緩衝剤が入っている。 レントゲンでも見たことがあるだろう。 あんな感じで頸椎一番の上に頭蓋骨が乗っているか、というとそうではなく、頸椎一番の上には、二本の橇の足のようなものが付いている。 ロッキングチェアーの足

10月の香川施術2

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二日目はいつものオキオリーブさんで施術。 ここは小豆島ではなく、香川県本土の南の方にあります。 相変わらずいいところです。 いつものお客さんや、高校の同級生などが来てくれました。 オリーブ園は収穫真っ最中で、全国からボランティアで集まった収穫人達が熱心に作業しています。 夜は園主の澳さんや、東京から収穫に来ていた人にも施術させてもらいました。

10月の香川施術1

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香川施術1 先月に引き続き、今月も香川へ。初日は中学の同級生が紹介してくれた、坂出駅近くの「しんか堂」さんで施術させてもらいました。 店主の島本さんに施術したあと、自分も島本さんに施術してもらい、とてもスッキリしました。 私のしている技とはジャンルが違いますが、良くなれば方法は何でもいいのです。刺激になりました。 この日の患者さんは、とにかく全身倦怠でしんどい方、膝が悪くて立ち上がれない方、腰痛・五十肩の方など。 皆さんとてもスッキリしてお帰りになりました。

日々の施術25 ☆強い眼精疲労と肩こり

☆強い眼精疲労・肩こり ☆男性・40代 ☆症状 オフィスワーカーで、パソコンを一日中見ている。 見ていないのはトイレに行くときと、軽く接客したり話し合いをする時だけで、下手をすると昼飯もカップラーメンをすすり込みながら画面を見ている。 休憩時間はスマホを見ている。 ディスプレイを見て10分くらいすると、耐えがたい目の疲労、奥の重さ、凝り感、鈍い痛みに悩まされる。 仕事柄目の疲労には昔から慣れているが、この数ヶ月は異様に症状が悪い。 これまでもこのような状態が数ヶ月続いて気がついたら軽減していることはあったが、とにかく辛いので根本的に何とかしたい。 眼球や眼球付近のマッサージ、肩のマッサージ、目薬、目のホットパック、目にいいサプリなど、個人的に出来ることは一通り試しているが決定打はない。 ☆施術 この場合は、解決すべき方法は3つ。 まず一つはエネルギーの問題で、負のエネルギーは目に入りやすい。 先日、1週間ほど頭痛で七転八倒していた小学生の頭痛を遠隔で治した話を書いたが(その後まだ再発なし)、これと同じ。 もう一つは、強度の首凝り、肩こりからも引き起こされるので、これを解除すること。 首凝りを治すためには骨盤の調整が必須なので、施術は骨盤から行う。 肩が硬いからといって、いきなり肩を触るのは下策である。 肩には殆どの場合問題がない。 最後は、頭蓋の調整。蝶形骨という、眼球の奥にあり、視神経が通る穴のある骨が歪んでいるとこの症状がでやすいので調整する。 歪んでいるといっても、レントゲンで分かるような歪みではないが。 今回の施術もこの順番で行った。 まずエネルギーの問題。目玉そのものというより、首の付け根付近と、仙骨付近に負のエネルギー。 これは死んだ人の意識を偶々受けてしまったものだと思う。 これを解除。 解除しただけで、肩こり、首凝りが7割改善して、とてもリラックスした感じになる。 次に骨盤調整。 仙骨の捻れがある。 左の上角が、下に潜り込んでいるので、これをスティルテクニックで解除。腰椎4番も、右に回転して、右に倒れた状態で止まっていたので、これを改善。 以上で首凝りはほぼ無くなる。 これで終わりにしてもいいくらいだが、更に、首そのものをチkェックする。 普通の施術だと、首を直接触るこの段階からいきなり始まることが多いだろうが、ここだけ触っても全体的な改善は難しい。

リウマチの改善

全身倦怠感、不調で何年もどこに行ってもダメだ、という50台女性。 以前から何度もアップしている「骨盤の縦ずれ」だった。 これになると、とにかく生活していくのがやっとで、ひたすら寝ていたくなる。 病院ではどんな検査をしてもひっかからない非常に厄介な症状。 私の知る限り、対応している整体もなく、患者さんは何年にも渡って苦しむが、骨盤の縦ずれさえ取ればたちどころに改善する。 以前は骨盤そのものを動かしていたが、今はワンドでノータッチかつ数分で八割方直すことができるようになっている。 それはさておき、かなり強いリウマチもあり、両手首と、右手の指二ヶ所に大きなコブができ、不自然に折れ曲がって固着している。かなり悪い状態だ。 この人は全身倦怠感を治しに来たのだが、こちらは一回の施術でほぼ治ってしまったので、今回はリウマチを施術することにした。 リウマチは全く治ると思っていなかったようで、 「今日は時間が余りそうなので、残りはリウマチに施術しますね」 というと怪訝な顔で「これに施術ですか?手で治せるんでしょうか??」 と極めて懐疑的。 しかし、私はリウマチの改善もかなり得意だ。もちろん素手だけでやる。 変形の起きている関節の端と端をフワッと持って、エネルギーを通していくと、三十秒もしないうちに固着した関節内に振動がおこり、五分~十分で大いに和らぐ。 コブが大きく出来たり、鋭い角度で曲がって時間が経っている場合は、見た目を綺麗にするのは難しいのだが、不快な強ばりをとり、可動域を50%くらいアップさせるのは大して難しくはない。 強ばりが取れて、可動域50%アップ?大したことがないと思われるかもしれないが、薬ではこんな風には絶対にならないし、強い変形と痛み、突っ張りや固着で悩んでいる患者さんにとっては夢のような話で、何人もの患者さんに物凄く感謝され、泣かれたこともある。 その場で効果が分かるし「改善することはない」とされているので、半分であっても改善する喜びは凄い。 何度かやっていけば、かなりの重症でも可動域7~8割改善、見た目もかなりまっすぐになる。 この技についてはあまり宣伝していないのだが、必要だと思う人がいるかもしれないので、一応書き留めておきます。

久しぶりに香川で施術します

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☆公開半日で全て枠が埋まってしまいました…またキャンセル出たらお知らせします☆ 今月22日午後、香川県のオキオリーブで施術します。今年二回目。 ①~④枠は、気候もいいころなので、天気が良ければ写真にある農園のデッキか、カフェテリアにベッドを持っていって施術するかもしれませんよ~(雨天時は下の母屋)。 枠があまりないのですが、ご希望の方は①~⑤でお知らせ下さい。 ☆☆澳オリーブ施術受付枠☆☆ 9月22日火曜・祝日 ①13時~14時 ②14時~15時 ③15時30~16時30 ④16時30~17時30 ⑤17時30~18時30 ◎施術料=10000円 ワンドによる負のエネルギー除去 骨盤や頸椎の調整 頭蓋調整等々 連絡は marugame_0214@yahoo.co.jp までお願い致します。 当院の詳細は頭蓋のゆらぎホームページ http://www002.upp.so-net.ne.jp/zugai-yuragi/ をご覧下さい。 オキオリーブのHP https://www.okiolive.com/

日々の施術24 ☆発達障害

☆中学生女子 ☆症状 小学生の時から皆についていけないことが目立ち始めた。 先生の言っていることが瞬時には理解できず、皆より行動が送れる。 精読が苦手で、すぐ飽きたり、頭が真っ白になってしまう。 自分で話す時も言葉をまとめるに時間がかかる等々。 このようなちょっとした「遅さ」が色々重なり、迅速な行動が求められる学校生活において、皆の流れについていけないことがある。 学校から紹介された病院に行ったところ、発達障害と言われた。 特殊学級に入らなければならないレベルではない。 当院に施術に来て問診したり、ちょっとした世間話をする程度だと、何の問題も見いだせない。 ☆施術 発達障害は比較的新しい概念?疾患名?である。 遺伝的に知恵遅れであったり、強い自閉症で周囲とほぼコミュニケーションが取れないというわけではない。 学校生活も、おおまかには普通に過ごせるが、症状の所で書いたように、少しずつ皆より能力が劣ったり、行動に時間がかかることが組み合わされたものだ。 「こういう症状が出たら発達障害」という明確な基準はない。 この概念が出来たことにより、何となく周囲になじめなかったり、普通10回書けば覚えられる漢字が、20回、30回書いても覚えられず、昭和の時代なら 「あいつ、ダメだよな」 みたいな感じで終わっていたのが、定義が出来たことにより 「発達障害だから仕方ない」 という見方に変わり、本人も 「自分は発達障害だから人より遅いのだ」 というお互いの理解の歩み寄りが出来るようになった。 しかし、一方であまりにも曖昧な基準のまま言葉だけが一人歩きして、ちょっと普通ではないと、なんでもかんでも 「発達障害」 のカテゴリーに押し込めてしまったりする混乱も生じている。 最近ではスーツを着たサラリーマンが「私は発達障害なので治してください」とやって来て驚いた。 学生時代から色々人と会話がかみ合わなかったり、ペースについていけないことがあった。 会社に入ってもその状態は変わらず、悩んで病院に行ったところ、発達障害だからだ、と言われたそうだ。 「発達」障害の範囲は大人にまで及んでいるのである。 もちろん、予約のメールをやり取りしたり、問診のための会話をしている分には至って普通である。 しかし、一緒に生活したり、仕事をしたりすると、色々と軋轢が生じるのかもしれない。 ところで、何故発達障害の人が来

日々の施術23 ☆得体の知れないイライラ感への対応

 ☆得体の知れないイライラ。集中できない。読書、家の片付けなど全てすぐ飽きて、中途半端になってしまう。 食欲をコントロールできない。 眠りも浅く、リラックスできない。 ☆女性 ☆症状 タイトルに書いた通りで、一言で言うなら「自分が自分じゃない感じ」。 何故か同じ症状の患者さんが何日も続いたり、1日にまとめて来たりすることがよくある。 患者さん同士はお互い知り合いでもないし、示し合わせて来ているわけではないのだが、不思議なものである。 この日は、タイトルに書いたとおりの症状を持つ女性が三人立て続けに来た。 腰痛など、体の強い痛みが特にあるわけではないが、何か体が重く、何か不調な感じ。何か違う。万全じゃない感じ。 部屋の片付けなどをしていても、気力も集中力も続かず、とりえあずどこかの部屋に荷物だけガサッと乱雑に放り込んで、リビングだけ見た目綺麗にして、そのまま寝込んでしまったりする。 やたらイライラする。そしてイライラの出所がよく分からない。 妙に食欲旺盛で、食事の後もダラダラとデザートなどを食べてしまう。 ☆施術 こういう症状は、大体何か自分以外のエネルギーにコントロールされている場合に発生するようだ。 憑依と言ってもいいのだが、この言葉だとちょっと表現が強い気もする。 自分の意思が完全に何者かの支配下に置かれてしまうイメージがあるが、実際にはそこまでのことは滅多に起こらない。 ただ、自分の意思が綺麗に通せなくなったり、色々混線してしまって、最終的にどうすればいいのかきちんと判断できなくなってしまう 「ライトな憑依」 はよくある。 よくあるというか、大体の人が「自分以外の意識」と共存している。 もちろん、自分の意識が最も強いから、もの凄く変なことはしないのだが、ふとした時に「自分らしくない」と感じれるような行動をしてしまう。 疲れているのかな?と普通は思うが、寝ても治まらない。 ふとした拍子に憑依が外れて、自分自身が「クリアに感じられる」状態になることもあるが、何年も続いてしまうこともある。 この日の患者さんは全て長年の患者さんなので、自分自身で「これはおかしい」「頭蓋のゆらぎで治すべきだ」と判断して、来院してくれた。 さすがである。 場合によっては自分の思考が変化していることに(殆どの場合、悪い方に変化する)気付かなかったり、気付いても上記のように「疲れ」などに原因

☆動画による海外への遠隔施術例☆

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 先日、シアトルに向けて動画による遠隔施術を試みました。 シアトルは未だにロックダウン中で医者や整体に行けない中、足の痛みに悩むEriko さんに向けて行いました。 昨年、Erikoさんが、 来日しておこなったイーレン気功の講座に私が出席してからのお付き合いです。 実はこの遠隔は三回目で春にした初回の写真による従来の遠隔はまあまあの効きでした。 二回目は5月に動画で実験的に行いましたがこれはほぼ効果なし。 その後より場数を踏んで今回の再トライとなりました。 今回も前半「難しいかな…」と思う瞬間もありましたが、色々試行錯誤して結果を出すことができました。 もう少し工夫して近いうちに動画による遠隔も開始ししようと思っています。 以下Eriko さんのレポート↓↓↓ この2年位完治しない坐骨神経痛のような腰と左脚の痛みがあってメディカル•ジャーナリストとしての関心もあり、日米の様々な代替医療の療法を試みてきたのですが、「頭蓋のゆらぎ」という不思議な名前のクリニックの桑嶋先生の遠隔施術がなかなか良かったのでご紹介。 桑嶋先生は昨年東京で開催した私のイーレン気功のクラスに来てくださったのですが、中間生研究の大門先生つながりで元教師、早稲田の後輩と私にとっては信用度が高く、しかもワンドで負のエネルギーや邪気を祓う遠隔施術をなさると知り、私自身も遠隔ヒーリングをするので興味津々。 正直なところダメもとの興味半分で、問診と写真を送るだけの第一回めの遠隔施術を4月中旬に受けました。 その結果は、左肩に生きた男性(たぶんクライアント)からの邪気、腰椎付近にモヤモヤとした邪気があり取ったとのこと。 体感としては脚の痛みは変わらないけれど腰の奥の痛みが少し減って左脚は少し軽くなったという感じ。 で、もう1回、今度はビデオチャットでやってみましょうということで5月初旬に受けた2回めは、あまり効果が実感できず、桑嶋先生も、これ以上は手技でないと無理かも、とのことでした。 が、その後遠隔施術の場数も踏まれ、さらにパワーアップされたようなので、おとといビデオチャットで再挑戦していただきました。 今回の症状:左は以前より少し良くなった一方右も痛みだした脚と腰の痛み、肩凝り、夜中に目が覚め朝起きると頭が重い。 結果:まずは横90度くらいしか曲がらなかった首は数分のワンドで、無理なく180度近く曲がるよ

日々の施術22 ☆パーキンソン病

☆パーキンソン病 ☆70代男性 ☆症状 昨年から歩くときにふらつくようになったり、思うように動けなくなる。 病院を受診し、昨年末にパーキンソン病と診断される。 現状は歩けるが、ぎこちない。 遠く(健常な人の足で10分程度)まで行くのは付き添いがないと怖い。 靴の脱ぎ履きに時間がかかり、階段も一人での上り下りはゆっくりなら可能だが、目を離すのは怖い。 3月末に一度来院し、骨盤と頸椎の調整で一度で非常によくなった。 その後2週間ほどは、一人で家を出て、約5キロをぐるっと3時間くらい掛けて散歩に出かけたりして、周囲を驚かす。 その後コロナ騒ぎとなり、外出を控え、来院もできない状態に二ヵ月以上置かれてしまったので、以前の症状が復活している。 ☆施術 およそ2ヶ月半ぶり、2回目の施術。 一通りチェックすると、骨盤などは良好な状態を保っているので、頸椎と頭蓋への施術、エネルギー施術に力を注ぐことにする。 動きは鈍く、表情も乏しいが、1回目の施術を受ける前よりは良好という。チェックしてもそれは感じられる。 とにかく頸椎が一個一個左右にジグサグになっているような状態で、パーキンソン病以前の問題でこれだと体調は悪くなるし、例え健康な人でも歩いていてもフラフラするだろう。 それから、頸椎1番が後頭骨に変な角度でめり込んで止まっている。   姿勢が悪く、首が前に突き出している状態なので頸椎1番と、後頭骨の間に負担がかかっている。普通の人だと、上を向いているような状態で固定されてる。 これらを矯正する。 これはパーキンソン病とは関係のない、整体の世界の話である。 そして、高齢男性の症例にもれず、骨の周囲の筋肉や靭帯は硬く、反応がとても鈍い。 十年以上、このズレのまま放置され、硬くなってしまった状態である。 頸椎は非常にデリケートな部分なので、動きを伴う施術は一切行わず、いつも行っている手や指を当てているだけの施術で対応する。 時間はかかるが、確実でなにより安全な方法である。 安全というのは、施術をするにあたり、非常に重要な概念だと思っている。 本人は施術開始後5分くらいでもう寝てしまって、ずっと寝ている。気持ちいいのだ。 施術後は、背筋が伸び、一人で階段を軽く手すりに手を触れた状態で、普通のテンポで降りてきた。 施術をしないと、手すりにしっかりと捕まり、交互に足を降ろすことは不可能なので、

日々の施術21 ☆急激な視力低下への対応

☆女性・50代。 ☆症状 三月くらいから急に視力が低下。 はっきりと文字が読めない。かすみがかかっている感じ(実際はかかっていないが)。 これまで、さっと、何気なく見ていた外出時の看板や、電車の広告なども、じっと凝視しないと何が書いてあるかよく分からない。 既に数年前から老眼になっているので、この症状が進行したようにも感じられる。 眼科に一応行ってみたが、問題はないし、数値的な視力は落ちていなかった。 ☆施術 この方も3年ほど前から定期的にお越しだったが、コロナで2月からご無沙汰である。 エネルギー施術の効果ももちろん知っているので、眼科に行く前から実は「あっち系(要するに霊的な)の問題だろう」とほぼ分かってたとのこと。 眼科で異常なしと言われて間違いないと確信に変わったが、少々うちからは遠いため、来ることが出来なかった。 六月に入り、世の中の雰囲気が緩んだので来院。 遠隔でも、これは行けたのに。 と言ったのだが、やはり頭蓋への施術も受けたかった直接来院した、とのこと。 そう。頭蓋をやると本当に目がよく見えるようになります。 それは、数値的なモノではなく感覚なんですよ。 うわっ!よく見える! と施術室で何人の人が術後に声を挙げたか数えきれません。 視野が広がり、明るくなります。 実際に視力が急激に上がった(0.5→1,2)ため、免許書き換え時に「眼鏡等」の記載を免れた人もいます。 本人もよく見えるようになりますが、第三者から見ても、目に力が入り、キラキラになるので写真によく写る仕事の人はその前に来たりします。もちろん小顔、細首も兼ねて。 今回の施術もワンドで邪気、骨盤、頸椎の歪み、頭蓋と順調に仕上げて終了。 視力は完全に回復したとのこと。 視力=片目を覆う視力検査で測るもの という図式があります。 これはいわば解像度を測っているわけですが、本人の見え感、総合的な意味での視力というのは、解像度だけでは測りきれないものがあります。 今普通に医学的な視力は悪くないけれど、今ひとつ視界がスッキリしない人は、是非、エネルギー療法を頭蓋への療法を試してみて下さい。

日々の施術20 ☆突然襲ってきた背中の痛みを遠隔で取った話

☆突然襲ってきた背中の痛み・遠隔 ☆男性 ☆症状 舞台俳優。 長年当院に通って来て下さっている方です。 コロナ騒ぎで長期本番の仕事がない。 久しぶりに稽古が再開出来る雰囲気になってきたので、オンラインでミーティング。 その途中で突然背中の痛みが出た。 左の肩から臀部の上まで、一本の線が通ったようになり、これが張っていて痛い。 感覚を研ぎ澄ませると、それは足まで続いているようにも感じられる。 動けないほど痛かったのは短時間。 ほどなく回復し、生活に支障はないが不愉快であるし、もうすぐ始まるであろう本番の本格的な動きをするに不安が残るので、受診。 当院にとっての普通の整体はもちろん、エネルギー治療、ワンド療法、遠隔と、昔からのヒストリーを一通り知っているので依頼も早い。 「これは、遠隔で治る系統の痛みだと思います。 ネット経由で念を思いっきりもらった自覚があります!」 これがご自身の見立て。 何度か施術→回復を繰り返しているうちに、自分の不調が医者に行けば良いのか、当院に来れば良いのか、当院でもどの施術をすればいいのかの判断が容易になります。 俳優の世界は思った以上に「わがまま」な人が居て、振り回されることが多数あるらしい。 理不尽なことが舞台の背後で繰り広げられており、今回もトラブルメーカーが色々騒いで既に場が険悪になり、なおかつそのトラブルが患者さんと関係のあるものだったらしい。 敵意、悪意が思いっきり自分に向けられるのを感じたとのこと。 休演になり、先の見えない状況でこの数ヶ月出演者、関係者全員がイライラしたり、不安になっていた。 そこにトラブルメーカーがわがままを言い出して混乱、それを鎮める意味もあったミーティングだったらしい。 今の仕事では敵意をむき出しにされることはないし、教員をしていた頃も、学生とあれこれやり取りしている中で色々感情のもつれが生じることはあったが、思いっきり感情をぶつけ合うような状態には大人になってからはあまり直面していない。 しかし、芸能関係の舞台裏では、なかなかそういうことが多いようで、大変そうです。 やはり、自分の看板を自分で背負って売れ続けていくってたいへんだんだなあ。 さて、施術の方は、この患者さん自身の見立てがドンピシャリで、異様に攻撃的な邪気があった。 これを写真から抜いて一件落着。 応急的には十分な結果が出て、軽い違和感を除

日々の施術18 ☆医療関係者の強い肩こり

☆医療関係者の、肩を強くすくめた様な肩こり ☆女性・神経内科の医師・看護婦・カウンセラー ☆症状 簡単に言うと肩こりですが、肩こりと言ってもいろいろな種類があります。 僧帽筋や、肩甲骨を持ち上げる筋肉など、肩と首の間にある筋肉がピンと張った状態になっている状態のものが最も多いと思います。 しかし、もう少し進むと、ピンと張っただけだけではなく、収縮した状態で止まります。 肩甲骨が持ち上がり、肩をすくめたような状態です。 この状態になると強い痛みを感じるだけではなく、 体勢的に息を大きく吸い込んで止めた状態でずっと止めているような感じになるので、 息を吸い込みにくく、吐き出しにくくなります。 その多くは自覚されないのですが、実際は呼吸が浅くなっているので、血流障害が起こり、疲れやすく、頭がぼーっとしてしまったり、頭痛がしたりします。 また、首、肩には頭と内臓を結ぶ神経も通っているので、これらの円滑な交通が阻害され、内臓機能も低下します。 もちろん、呼吸の浅さが自覚されるときもあります。 呼吸が浅い、という自覚は息苦しさ、胸の硬さなどから感じられ、この感覚は不快でとてもストレスになります。 この状態まで行くと、ちょっと運動する、ストレッチする、一晩よく寝る、飲みに行く、一泊で温泉に行く、といった程度のアクションでは元には戻らないことが殆どです。 さて、今回お越しになった方は、長年来ている心療内科に勤めるカウンセラーが、 体調不良に苦しむ職場の人を紹介してくれたことがきっかけでお越しになりました。 ☆施術 この方の場合、頭部の異常緊張、強い負のエネルギー、骨盤の異常なズレ(骨盤のズレにも色々ある)、頸椎のズレ、内臓の硬化、膝の変形と、悪い状態が一通り揃っていました。 まずは体を覆うように被さっている大きな負のエネルギーを取ります。 これは、患者さんからなのかもしれないし、場所のエネルギーかもしれない。 職場が負のエネルギーで溢れているだろうから、これは仕方の無いことだろうと思います。 あまり深く特定せず取ってしまいました。 エネルギーを取る前に、右の仙腸関節が異常に硬く、下に落っこちている感じ(表現が難しいですが…)になっているのを事前にチェックしておいたが、エネルギーを取ったら

日々の施術17 ☆のたうち回るような頭痛への遠隔施術

☆のたうち回ってしまうような頭痛への遠隔施術 ☆小学生女子 ☆症状 急に頭痛がするようになり、あまりの痛さに痛い痛いと七転八倒する。 周囲はただオロオロして手を拱いているしかない。 特に夜が酷く、両親は夜も眠れず、この状態が1週間ほど続く。 病院の検査を一通り受けたが、異常なし。 処方された薬も全く効かず、途方に暮れていた。 ☆遠隔を受けることになった経緯。 以前から親子(母娘)でお越しになってたが、コロナ騒ぎになり、子どもは止めておこうと、このところお母様だけ施術を受けていた。 次回もお母様だけの予約だったが、 「子どもの頭痛が激しいので、やはり2人で行くので子どもも診て欲しい」 という連絡が入った。 予約の日まで2週間以上ある。 そこで、そんなに調子が悪いなら遠隔やってみますか?と言ったところ 「遠隔なんてやってるんですか?」 「いつの間に?」 「え、遠隔???」 と非常に驚く。 この方は毎月来ているのでブログも特にチェックしていない。 私の方も遠隔について貼り紙をしたりすることはせず、Facebook以外ではあまり熱心に宣伝していないこともあり、毎月何年も来ている患者さんでの方がこういうことが起こりやすい。ちょっと反省。 検討してみてくださいと、遠隔を受ける方法や、過去の施術例のリンクを送るとすぐ受けてみたいという連絡があり、入金、写真と一気に処理が行われ、翌日には施術することになった。 ☆施術 遠隔を勧めたのは、話を聞いたときに「これは遠隔で対応可能だな」とピンときたからである。 送られてきた写真を見ると、案の定色々ある。 一通り邪気を取ったが、七転八倒するような痛みを引き起こすほどのものではないので、もう少し何かないだろうかと慎重にさぐると、左目に居た。 これをワンド二本を使って、片方で固定、片方でグリグリとえぐり出すように出して、処理。 これで終了。 ☆結果 連絡が来た。 「その日は何の問題もなく寝た。 翌日は違和感はあるものの、頭痛はなくなり、普通に学校にも行った。」 とのこと。 メールの文面からも驚きが伝わって来る。 左目に邪気が居た旨を伝えると 「そういえば目がおかしいって言っていた!! 頭痛とは関係

日々の施術16 ☆中学生のネットトラブルからの体調不良

☆ネットトラブルからの過剰な恐怖心・恐れ ☆女子中学生 ☆症状 ネット・SNS上のトラブルにあう。 既に三ヶ月ほど経っているが、そのことにより、未だに自分が悪口を陰で言われているのではないか。 弱みを握られてしまったが、それをまた蒸し返されるのではないか、新たな道を進もうとしている自分の妨げになるのではないかと悩み始め、体調も悪くなる。 学校が始まったが、登校もままならない。 (カウンセリングが目的ではないので、悩みの詳細は聞いていない) ☆施術 本来、整体ではなく、カウンセリングが最適の症状かもしれない。 しかし、母親が当院の長年の患者さんで、体調が良くなることにより、気持ちのありようが劇的に改善することを何度も体験しているうえ、本人も二年ほど前に腰痛の改善の為に数回施術したことがあるので、一つの突破口となるかもしれないと、本人も前向きに今回の来院を考えてくれたとのこと。 骨盤、腰椎の調整などで劇的に気持ちが晴れることがよくあるが、今はエネルギー治療が出来るので、このようなケースはまずエネルギー治療を試みる。 数年前の腰痛の時も元気がなかったが、その時とはまた違う元気の無さで、背中を丸め、眉間に皺を寄せている。 受け答えも弱く、要領を得ない。 「これは困ったな」 と正直思った。 邪気の除去をまず行う。 傘のように体全体を覆う、べっとりと謎のエネルギー。 特に特定する必要もないと思われたので、そのまま取ってしまう。 この段階でチェックしてみるが、肩の凝り、首の凝り、骨盤の歪み、ふくらはぎの張りが一気に取れ、立って貰うと姿勢もいい。 何より、目に力が入り、眉間が開いた感じがする。 本人も 「何だろう。大分良いです」 と少し笑う。 さて、もう一段進めよう。 次に、トラウマエネルギーを探って、これをパッチフラワーのエッセンスで消すことにした。 これは先日橋本先生の講座で習ってきたばかりだ。何でも早速使ってみる。 トラウマエネルギーの検知、どのフラワーのエッセンスを使うかの選定も上手くって、もう一段体が緩む。 フラワーのエッセンスを入れる前に一

日々の施術15 ☆謎の顎痛・顎に力が入らない

☆70代・男性・謎の顎痛 ☆症状 数ヶ月前から左こめかみから頬にかけて突然腫れる。 痛みもある。 ものを噛むと痛い上に、噛む時に力が入らない。 歯医者に行くが、歯科的な見地からは異常なし。三叉神経付近の不調であると見られる。 特に決定的な治療法はなく、経過観察しているうちに和らいできて、今は以前ほどではなくなっているが違和感はある。 以前はこめかみ~頬の付近を押したら痛かったが、現状押しても痛くはない。 ただ、相変わらず固いものが噛めない。噛むと力が入らない上に、奥歯が欠けてしまうような感じがする。 また、歯がひんやりした感じもある。 顎の動きはスムーズではなく、開きにくく、一定の所で1回引っかかる。 ここから無理に全開にしようとすると、ポキッと音がして一気に開く。 閉じるときもスムーズに閉じないので、引っかかるところで力を入れると、一気に口が閉じてしまい、勢いが良すぎて歯が「カチッ」と音を立て居る。 ☆施術 この手の謎の症状も沢山扱ってきた。 苦戦したのもあるが、大体は割と簡単に治っているので、何とかなるだろうと思う。 頸椎の異常が絡んでいるのは100%間違いがないし、頸椎の異常は骨盤や足首の異常から引き起こされているかも知れない。 広範囲に見なければならないが、とりあえず、邪気反応が見られたので、邪気を取ることにより、どれだけ症状が取れるかやってみることにする。 そして、残った症状を手技で取るという作戦だ。 昨年の9月にも、 「右の奥歯は上下が当たるが、左は隙間が空いてしまう。 左では食べ物をすりつぶすことができないので困っている。 さらには、この状態が半年以上続いているので、右でばかり噛んでしまい、右顎がおかしくなってきて、何か別の不調に移行しそうで怖い。 顔も明らかに歪んできて、写真に写るのが怖い。」 という女性を診た。 歯科の手術を勧められたが、何か方法はないかと紹介を受けてお越しになった。 この場合も、邪気の除去一発で8割くらい治った(そのあと3回施術して、現状再発なし)。 それと同じ感じがする。 さて、邪気のチェックにうつる。 邪気は反対側の右側後頭部に蟠っていた。 ここで理論を持ち出して、左がおかしいのに、邪気が右なんて… と思っ

日々の施術14 ☆ 顎関節症

☆顎関節症 ☆女性 ☆症状 数ヶ月前、突然顎が空かなくなる。暫くはうどんを、一本ずつすする。 無理に口を開こうとすると、痛くて涙がボロボロ出る。 医者でステロイド治療を受け、ややよくなる(レントゲン等の検査では顕著な異常なし)。 しかし、頭打ちになったため、歯科医に行き、歯並びの矯正、最終的には顎関節の手術を勧められる。 手術はいやなので、とりえあえずそれ以外の方向を探ってみようと、知り合いの紹介で来院。 ☆施術 この症例はいくつもしている。 直接的には頸椎2,3の異常。さらに拡大すると、やはり腰椎や骨盤の異常。 これにストレスが加わると発症することが多いようだ。 ワンドで負のエネルギーを取り、頸椎の異常を取れば大体治る。今回も手順通り、10分くらいでほぼ7割治った。 具体的には顎がスムーズに開く。その際、カクッと段がついたような動きが減り、ポキッという音がしていたのがなくなる。 あとは、段のついた動きが減り、可動域は正常化したが、まだ口を全開にする時にやや抵抗があるので、これが正常化すればいい。 最後の3割のツメが、どの症状もそうだが、ちょっと時間がかかる。 7割改善したのを確認したが、まだ施術枠の時間は残っている。更なる改善に向けて取り組む。 理論的に取り組んで7割の改善だったので、あとは直感に切り替える。 鍼灸師になるための受験は、国家資格だけあってなかなかハードで、筋肉も働き、付着部位、支配神経などを一つ一つ覚えさせられる。 これらの勉強を通して、自分の見立て、検査、施術の理論的な組み立ては飛躍的にアップしたが、 理詰めでは到達できないこともある。 現在の医学的理論では全く分からないこは実はとても多い。 現代医学以外は医療として認めないと頑張っている人は、本当に気の毒だと思う。 我々が知り得たことは、この世の中のほんの一部にしかすぎない。 ただ、自分は、はなから理論的思考を放棄し、ろくに勉強しないで、全て霊だとか、妖精だとか、言っているのも嫌いだ。 いやいや、散々霊的な話をしているだろう、と言われるかもしれないが、これは実際に治り、人助けになると思っているから言っているわけで、好きで言っているわけでもないし、人に見えないものが見えるとマウンティングしているわけ

日々の施術13 ☆

☆日々の施術13 9の男性の施術経過報告 4回終了時点で初診時の苦痛を10とすると、現在は5との評価。 50歳代まで、発症後数ヶ月以内であれば3回で概ねOK、5回で終了だろうが、苦戦気味である。 前回提案した八味地黄丸はあまり効いていないとのこと。 漢方薬ははまると即効性があるので、1週間で効果が出ていないとなると、あまりはまっていないのかも知れないが、もう1週間分あるので飲んでみるとのこと。 昼間はかなりスムーズに動けるようになり当初困っていた階段の上り下り、靴の脱ぎ履きなどはスムーズ。 しかし、夜間尿と、その時にトイレに行くために起きるまでの痛みは半減になったとはいえ、まだ辛いそうだ。 今回たて続けに5回目の施術となるし、そこそこ苦痛は和らいだので、今回の施術が終わったら二週間ほど間を空けてみようということになった。 今回は狙いを膀胱、腸間膜根、腸骨筋に絞って施術。 全体的に素晴らしく柔らかくなってきた。 そこで背面をチェックすると、以前は目立たなかった腰椎3番の大きなズレが出てきた。 様々なバランスの中で、当初目立たなかったズレが、他が取れてくると目立ってくることはよくある。 今回は、左回転し、左に倒れた状態で止まっている。前後はニュートラル。 これをスティルテクニックで解消し、今回の施術終了。 とりあえず、厳しい症状のトンネルは抜けて、2週間空けても大丈夫そうだと患者さんも気持ちが前向きかつ、回復へ向けての焦りのようなものは消えたのは良かった。 しかし、ちょっと回復に時間がかかっているのは申し訳がない。 これで経過が良さそうなら、2~3週間あけてメンテナンスとリラックスを兼ねながらあと数回やって、ゆっくりと回復していくのがいいのかなと思う。 年齢の割には体は大きく、しっかりとしており、若い頃はまさに丈夫(じょうふ)であったであろうという体格。 ご本人が仰るように、健康と体力だけは自信があったというのはよく分かる。 医者の必要なし。ノーメンテナンス。 これで70代まで仕事一筋で突っ走ってきて、気がついたら肘、両膝ともに伸びきらず、万歳もできない。 腰、背中が丸くなり、首も硬いので真上を向けない。 体のひねりもできず、車に乗っても後方確認に一苦労。 それでも気力はあ

日々の施術12 ☆なかなか治らない足首の痛み/捻挫

☆全然治らない足首捻挫 ☆女性 ☆症状 昔から定期的に捻挫をしてしまう。 しかし、半年前のは激しいものだった。 段差も何でもないところでいきなり捻挫。 医者に行って固定、鎮痛剤、湿布などの処方でとりあえずの危機は脱したが、違和感と鈍痛が取れない。 日常生活に支障があるレベルではないが、とにかくずっと痛いので不愉快であるのと、治らないのではないかという不安がある。 また、病院への通院も定期的に行い、悪化した時の薬を貰ったりしているが、完全に膠着状態に陥り、進展が見られない。 ☆施術 段差に変な風に乗り上げてしまった結果、事故的に捻挫することは誰にでもあるが、平らなところを普通に歩いていたときや、大した段差でもないところでいきなり捻挫するのは、 そもそも骨盤や腰椎に歪みがあるからに他ならない。 要するに全体のバランスが基本的におかしいのである。 捻挫の治療の終了=痛みや腫れの解消時 というのが一般的な理解だと思うが、これは表向きの症状の解消であり、根本問題が解決していないので、また暫くすると繰り返してしまう。 それは3年後かもしれないし、もしかすると1週間後に立て続けにやってくるかもしれない。 いずれにしろ、必ずまたやってくる。 これは、ぎっくり腰や腰痛、肩周りや首の激痛も同じ話である。 この人も腰椎5番に大きなズレがあり、これが問題だと理解した。 もちろん、エネルギーチェックをしてみると、何か嫌な雰囲気があったのだが、これだけ腰椎が歪んでいると、エネルギー的な問題だけでは解決できない。 負のエネルギー除去が先か。腰椎の捻転治療が先か。 重篤な方からやるのがセオリーで、この人の場合は腰椎からにした。 前も書いたかと思うが、同じような症状で来た人でも、施術室に入った途端に「これはヤバい」と察知できるレベルの「異界のもの」が憑いてる場合もある。 同じような捻挫症状で来た人の話だが、 思いっきり女の人が足首にしがみついていて(もちろん、本物の人間ではありません)、腰の歪みなんか取っている場合じゃないので、とにかく払ってしまったということもある。 このように、エネルギー的な問題が強すぎる場合は、施術中にこちらの身が危ないので、とにかくこちらを処理してから、残っている歪み

日々の施術11 ☆高齢女性の喉の詰まり感への遠隔施術

☆遠隔・80代女性 ☆症状 喉の奥が詰まり、ものが飲み込めない。 これが昨年から。 体調も全体的に悪く、10キロ以上痩せてしまった。 ☆施術 初めての遠隔施術だったので、まず電話で問診。 声からエネルギー状態をチェックし、それから施術を開始した。 まずは体についている重いエネルギーを一通り取る。 お会いしたことのない方だったが、体が軽く、ものが飲み込みやすくなったいうこと。 一定の成果は出たようだった。

日々の施術10 ☆離婚問題により、負のエネルギーが溜まったことによる不調

☆離婚問題により、夫と浮気相手への怒りが頭から離れず、結果的に不定主訴を起こしている例。 50代・女性 ☆症状 元旦那が若い女性と浮気をし、妊娠させて子どもを作り、出て行ってしまった。 離婚調停に時間がかかったが、昨年末に終了した。 しかし、元旦那や浮気相手への怒りもさることながら、 離婚、養育費など様々な調停作業の繁雑さ、その過程で生じる相手とのやり取りに心底疲れ、今も四六時中怒りが消えない。 全身の凝り、疲労感、怒りが消えない感じ。体重も増減が激しく、現在は著しく増加している。 ☆施術 この手の話は巷にありふれているが、当事者になると、悔しさや惨めさ、怒り、悔恨など、様々な感情が去来するだろう。 旦那が年若い女性と浮気をして余所に子どもを作った、というだけで十分なダメージであるが、加えて法律関係の作業の繁雑さは半端なものではない。 これだけでも憂鬱になるのに、その過程でさらに旦那と、養育費等の線引きを巡って「言った、言わない」「おまえが悪い、いや、そっちが悪い」というような、やり取りをしなければならない。 コロナ期間中だったので、来院して直接施術するのは怖い、ということで、遠隔での施術となった。 かなり前だが、数回お越しになっている方なので、遠隔は初めてだが、施術に対する信頼と理解はあるので、話が早い。 離婚問題で体調を崩した人は、これまでも結構施術して来た。 多くは、自分の怒りの気持ち、そして相手から飛んできた?負のエネルギーで一杯である。 これを取ったら離婚調停がすんなり行く、というわけではないが、少なくとも気持ちは晴れて軽くなり、自分も相手も許しやすくなる。 「いやいや、許しちゃいかんだろう。許す気になるなんてダメなんじゃないか?」と言う人もいるだろう。 怒るのも、許したくないのも自然な感情で、一時的には誰しもが持つものだが、最後の最後は許さないと解決にならない。 絶対に許さないことが大切だ、と思う人はずっとそうしていればいいと思うが、自分が早死にするだけである。死んだ後の世界でも、かなり困ったことになるだろう。そして来世でも。 太ってしまうのは、強い感情に支配されて、自分に必要なエネルギー量を感じ取る本能的、本態的な能力、感覚が覆い隠されてしまうためであるが、強い感情が弱まって

日々の施術9 高齢男性の座骨神経痛

☆座骨神経痛的症状 男性70代 ☆症状 今年に入ってから、左腰~膝裏まで痛む。 じっとしていると特に痛くないが、暫く寝て、起きるときに痛くて時間がかかる。 夜間に二回ほど尿意を感じて起きるが、その時トイレに行くまでに非常に時間がかかり、睡眠が妨げられるのことに参っている。 朝も痛いが、暫く動いて居ると動けるようになり、昼間の活動には重要な支障はないが、10分以上歩くと痛い。 ☆施術 とりあえず、エネルギー施術を試みるが、肩が多少柔らかくなった程度で、問題の解決にはあまり役に立たない。 実際に触ると、腰椎4~5にかけてが酷く歪んでいる上に硬くなっている。 右の仙腸関節にも難あり。 動きは非常に鈍く、靴を脱ぐのに1分近くかかり、階段も足を交互に出して上がれない。 夜間痛を患者さんは主訴としており、昼間は大丈夫だと言ってはいるが、実際はかなり悪いと見て取った。 こういう動きは徐々に悪くなるので、本人も悪化していることに案外気付かないことも多い。 施術中も、ベッドで仰向け、うつ伏せの動作に移行したりするときに、非常に時間がかかる。 施術では、腰椎、仙腸関節の辺りをまずは一通り、リリースしたり整えたりする施術を立て続けに二回行なった。 まあまあ良くなったが、相変わらず夜辛いそうだ。 3回目は、鼠径靭帯、下腹内臓の硬化、腎臓の硬化に注目して、ここに手を当てて患者さんの自然治癒力を引き出しながらゆっくりと柔らかくしていく。 この施術は大分効いたようで、初めの1、2回で3割改善したが、3回目の施術で5~6割改善した気がするとのこと。 発症したのは今年の初めで、まだ日が浅いように思われるが、単にその人の感覚的な「我慢の限界閾値」を越えたのが今年初頭だっただけで、ズッと以前から異常があったことは、このカチカチな腰椎周りの筋肉が物語っている。 三回で5~6割の改善と苦戦だが、70代でこれまでノーメンテナンスで重篤な自覚症状を発症すると、パッと治すのはかなり難しい。 今回は4回目。再び、膀胱、鼠径靭帯。 1、2回目もこの辺りが気にはなっていたが、カチカチの板のようで、どうしようもなかった。3回目からやっと指が入るようになったのだ。 施術は指を軽く当てているだけなのだが、施術していると「もの凄

日々の施術8 ☆しつこい腕の痛み、痺れがエネルギー療法で取れたという例

☆腕の痺れ・痛みがエネルギー療法で取れたという例 女性 ☆症状 2年間から左腕が痺れだし、今年に入ってからは痛みに変化。 動かさなくても、ビリビリと痛い。 動かすともっと痛いが、激痛というほどではない。 可動域はほぼ正常だが、あまり動かしたくない。 痛みさえ我慢すれば、生活に支障はないが、四六時中痛かったり、痺れたりしているわけで、不愉快きわまりない。 医師による検査では、いわゆる頸肩腕症候群。 原因は、ストレートネックによる、頸椎圧迫。 胸郭出口が硬くなっていることによる、神経や血管の圧迫もある。 近所の病院に幾ら行っても治らないため、紹介により業界で有名な神ドクターの所に行ったところ(どなたかは聞かなかった)丁寧な問診、検査により、投薬を変更。 解消運動を教えて貰い、電気も当てた。 これで相当改善して、流石神、と思っていたが、やはり痛みは完全に取れないし、最近ぶり返してきた気もする。 薬もいつ止められるか分からない。 悩みを友人に相談したところ、友人が当院の患者さんだったので、勧められて来院。 ☆施術 この症状は、頸椎のズレと、胸郭出口の問題、肋骨1番のズレ、肩甲下筋の異常緊張などが主な原因。 希に、手首や、手の平の骨の異常だったりする。 投薬は否定しないし、もちろん、困ったときは私だってお医者さんを頼って薬を飲むが、これらの症状は神ドクターとはいえ、薬では無理だと思う。 問診が丁寧、検査で体に実際に触ってくれる、というのはとても重要なことで、患者さんの受けがいいのは間違いないと思う。 それで患者さんの心を摑んでいること自体はもちろん、尊敬に値する。 さて、施術は何からやろうかな、とちょっと考えたが、どうも頭に付近にモヤモヤしたものがあるし、折角「魔法で治す」と聞いてきことでもあるので、とりあえずエネルギーチェックをしてみることにした。 これで治れば話が早い。 治らなければ、PRTやスティルテクニック、指を当てているだけの施術などを組み合わせればいい。 調べると、後頭部の斜め上あたりに、生きている男性からのエネルギー。 「男の人ですね」 「年齢分かります?」 「四〇代前半ですね。そうですね…41か、42歳」 「あー。なるほど… 三〇代前半ではな

日々の施術7 足底筋膜炎

☆50代女性・対面施術 ☆症状 左足が足底筋膜炎になって、3年。非常に不愉快な思いをしている。 これは、足の裏がパンパンに張って痛みが出る症状。 なにしろ足の裏なので全く目立たないから、もちろん見た目はなんともないので、なったことのない人にはなかなかイメージしにくい。 命に別状はないし、歩けなくなるほど痛くなることも少ないので、日常生活は普通におくれる。 ぎっくり腰みたいに決定的に困る疾患でもないが、四六時中不愉快極まりない、地味だけどかかってしまった人にはかなり深刻な病気である。 ☆施術 この症状は何例もやってきた。15人くらいだろうか。 1回しかお越しにならず、経過が分からない人が1名いるが、それ以外は特に問題なく、2~3回で完治している。 とりあえず普通に過ごせるようになるだけなら1回でいいと思うが、残った違和感を取ったり、再発を防ぐ為には何回か受けておいた方がいい。 もちろん狙うのは骨盤で、足底そのものに何かがあるわけではない。 足底の筋肉を狙って抗炎症剤を塗ったり、ステロイドを注射したりするのは対処療法もいいところで、一時的には何とかなるが、骨盤の歪みという「震源地」がそのままなので大体の場合再発するか、何年にも渡って治療し続けていかなければならない。 骨盤の歪みを取れば、大体たちどころに取れるのだが、現在の西洋医学には骨盤のズレを矯正するという概念が皆無で、鍼灸師や柔道整復師、さらには免許が不要なその他整体師の独壇場になっているところに日本の悲劇がある。 折角税金集めて保険料を使って治療するなら、もっと簡単で確実な方法を取り入れればいいのに、と思う。 とにかく何でもかんでも投薬に偏り過ぎで、テクニックを習得して、ちょちょっと触れば済むことも多いのになぁ、と残念に思う。 健康保険の使用料をかなり減らせると思うが、これは構造上、恐らく本気で取り組んではいけない問題なんだろう。 閑話休題 骨盤の他は~これはその他の多くの疾患と結局一緒だが~腰椎の三、四、五番あたりを確実に矯正することが必要。 これで自動的に足底の筋肉は柔らかくなるが、この方のように、数年に及ぶ場合は、ずっと過緊張を保っていた筋肉は、さすがに硬くなってしまい、可塑性が著しく低下してしまう。 これに加齢が加わると、

日々の施術6 突然の全身不調への遠隔施術

☆女性 ☆症状 突然の体調不良。 腰痛、肩の凝り・張り・痛み、イライラ、体の重さ、食欲不振、ゲップ等々。 役所とのやり取りで非常にストレスがかかる場面があり、そこから急に体調を崩す。 ☆施術 コロナ騒ぎで来院しにくいとのことで、 遠隔での施術になった。 写真を送って頂いて、そこから邪気を読み取り、取り除いていく施術。 写真から邪気をチェック。 胸の真ん中に 膻中( ダンチュウ)というツボがある。 男性の場合、両乳首の間の胸のど真ん中に取る重要なツボ。 このツボと、喉の丁度中間辺りに強い邪気が詰まっているのでこれを取った。 これが今回のメインで、その他右頬からも邪気を取る。 胸の邪気は、外的に受けたショック、湧いてきた怒りのエネルギーがここで発散されずに籠もってしまったものだと思う。 その場で相手に怒りをぶつけたり、怒鳴り散らしたりしたらこうはならないのだろう。(それはそれで、相手の怒りや恨みをかって、そこから体調不良になりそうだが)。 理不尽な扱いをうけたり、怒りを感じてもその場では何とかやり過ごして、とりあえずホッとしたものの、暫く時間が経ってから怒りが沸々とこみ上げるときがあるが、こういう時に胸にエネルギーが溜まりやすいのではないかと思う。 まさに「腹に据えかねる」わけで、文字通り腹に据えかねることが、職員のやり取りの中であったのだろうと思う。 後で患者さんから来たレポートでは 「開始時に部屋の中でラップ音(家の中でパチッとなる謎の音)がする。 施術が始まると、引っ張られる感じや、体があちこちがゾワゾワする感じがする。 熱感や痛みが移動する感じが暫く続いた後、パッと消えた。 その場で楽になった感じがあったが、一晩あけるととてもスッキリとして、腰痛、肩こりは消え、体が軽くなっていた。」 腹部も軽快でゲップも消えていたと、喜びの報告を頂きました。 遠隔は、このように、人との関係のなかで生じた齟齬により発生した負のエネルギーからくる体調不良にはとても効果があります。 ただ、まだまだ世の中では一般的ではないため「施術中は寝ているだけ良い」と言われても「本当かね?」と半信半疑である人が多いです。 これは当院に既に通っている方でも同じ。 これが回数を重ねてくると、施術時の

日々の施術5 腰痛と小顔

☆ 腰痛 女性 ☆症状 突然ぎっくり腰のような痛みが走る。 ピーク時は動けず。 予約から来院まで数日空いてしまい、その間にかなり回復したが、念のため受診。 痛みは現状動きにはあまり関係なく、じっとしていると痛い。 腰痛と一言で言っても本当に色々なパターンがある。 ☆施術 かなり強い痛みが走っても、大体数日安静にしていると落ち着くことが多い。 しかし、治ったわけではなく、これで安心しているとまた数ヶ月~半年後くらいに同じ目にあってしまう。 整体は苦痛のピーク時に行かないと意味が無い、と思っている人も多く、そういう人は症状がなくなると予約を解除してしまったり、1回行ってすぐ通院しなくなってしまうので、何度も同じ苦痛を繰り返してしまう傾向がある。 腰まわりの歪み、筋肉の異常緊張などを調べてみたが、どれも酷くはない。 そこで、丁寧に腰回りのエネルギーを調べてみると、他人からのエネルギーが強く感じられた。 客商売をしている方なので、何らかの理由でお客さんから意識を拾っている。 これはかなり体に変化が起きそうだな、と思ったので、一度横になって貰って、肩、首、後頭部の張りをチェックしてもらう。 肩は盛り上がり、コリコリしており、首は全体的に凝ってブワーっと膨らんでいる。 後頭部は強い凝り。 これにより、首が太くなった上に短くなっている。 太くなった首がアゴ回りの肉を押し上げるようになってしまい、アゴ回りも何となくモッサリしてしてしまっている。 これを確認してもらい、腰回りのエネルギーを除去したところ、瞬時に肩こり、首の張りが消えて、首が伸びて、アゴ回りがスッキリした。 自分でも肩周りや首を触って、細くなったのにビックリしている。 美容関係者なのでこういうことにとても敏感だから、驚きもひとしおだろう。 もちろん、男性でもなるが、大体のおじさんには「細くなりましたよね」と確認してもらったも「そうなんですか?」「分からない」と興味がなさそうなので、聞くのを止めてます(笑) これは今度、ビフォーアフターで顎周りだけ写真を撮らせてくれる方がいれば、お願いします。 エステでも骨盤への施術や、ワンドでのエネルギー調整を取り入れたら、施術時間は三分の一くらいになるし、効果も遙かに高いだろう。 いつか取り入れる人がいるのではないかと楽しみにしている。 なにしろ、負

日々の施術4 顔面神経麻痺

☆顔面神経麻痺 ☆女性・会社経営 この症状は、もう8年も前、病院でこれ以上治ることはない、と言われた方を数回でほぼ元通りにし、施術家として、自信を持つと同時に、喜んで貰えるのはいいなぁとしみじみ感じた思い出深い疾患。 この方は4月初旬に発症。4回立て続けに施術したが、五月後半休業していたので申し訳ないが、久しぶりの施術となってしまった。 ☆施術 この疾患で一般的には完全に見逃される骨盤の調整は安定状態に入っているので、あとは頸椎、頭蓋、そしてエネルギー施術。 エネルギーも邪気はもうあまりないので、頸椎と頭蓋で詰めて行く。 現状で日常生活には支障はなく、かなり早い回復だが、以前当院にかかっていた(二年ぶり)こともあり、顔面神経麻痺を発症してすぐに駆け込んでくれたのが功を奏していると思う。 骨盤からの調整も元患者さんだけあって、何の違和感もなく受け入れてくれたが、この「急がば回れ」的な施術が、西洋医学にどっぷり浸かってしまった人には受け入れて貰えないことがあり、残念。 症状が出ているところが、必ずしも悪いところではないのだが。 以前、私の家族も発症したことがあり、発症させて申し訳ないなぁと、せっせと施術して、一週間で普通に生活できるようになった。 これで基本的には問題ないのだが、笑ったりすると顔が突っ張る感じがしたり、やや顔が引きつった感じになるのが完全に取れるまでは一年くらいかかった。 なかなかしつこい病気だが、日常生活が支障なく送れるようになるまで、3ヶ月~半年かかってしまうケースもざらで、発症させないのが1番のポイントになる。 発症する人は、大体は体の頑丈さより、精神のタフさが勝っている人で、多少の痛みや不調は「気のせい」と捉えて、ガンガン動いて、仕事をして追い込んで行く人が多い。 普通の人にはとても出来ないくらいまで追い込む人が多く、これまで診てきたなかではスポーツ選手、舞台俳優、芸能人、繁盛している飲食店店主や、社長に多い。 これは、根性もあるのだろうが、生まれつきの性質も大きい。 本人は「努力している」「普通の人の倍働いている」という自覚もあまりなく、やりたいからやっているのである。 しんどいは、しんどいのだけれど、社長業などやりたくもない、という人が頑張ってやっているようなしんどさは

日々の施術3 足指の痺れと、整体でズラされた頸椎

☆足指の痺れ 男性 寝ている時など、ふとした時に左足薬指に電気が走るような痺れがある。 その他症状は慢性疲労。 ☆施術 この方は長年来て下さっている。 前はもっと腰痛などが酷かったが、全体的にはほぼ治った。 しかし、カウンセラーとして家庭内暴力など非常に難しい問題を日々扱っているので、体調がなかなか安定しない。 足指の痺れは、骨盤付近の何かしらの不具合によるものだが、検査したところ、仙骨の捻れと、鼠径靭帯の緊張と出たので、これを解除する。 いずれも、仙骨、鼠径靭帯に手を当てて、患者さんの体組織が緩み、正しい位置に戻るのを促すだけである。 以前はもっと動きのある施術など、いわゆる整体らしい施術もしていたが、最近はこの「手当て」だけのことが多い。 安全で、気持ちよく、ほぼ気絶してしまう。 10分もすると、目覚めたときは一体自分がどこで何をしているのか分からなくなるくらいの状態になる。 とても気持ちが良い。 これで痺れは治ったが、問題は全身の倦怠感で、これは患者さんと相談して、定期的に施術して、ゆっくりと取っていく方針をとっている。 それと、頸椎の1番・2番の間が著しくズレており、これが内臓の動きを低下させたりして、体調不良の大きな原因になっていると思う。 頭蓋骨と頸椎1番の間、頸椎1番と2番の間は大きくズレている人が多い。 しかし、大きなズレを抱えた人の中に、長年整体に通っていたという人が結構いるのには本当に驚かされる。 ズレを直して貰えなかったのだ。 しかし、直してもらえないならまだ良い方で、 中には、色々複雑な施術をされて、ずらされてしまった人もいる。 この場合は、触ると普通の事故、衝撃、姿勢の悪さなどでは生じないような変なズレ方をしており、すぐに分かる。 こうなると大変で、 また色々な施術をすると余計難しいことになってしまいかねないので、冒頭で出てきた「手当て」の施術で気長に患者さんの体組織が自分で元に戻っていくのを待つ。 これが最も安全で間違いの生じない方法である。 ただ、複雑にずれているのをこの方法で直すのは、時間がかかる。 それだけが難点である。 この方の場合もまさにこのケースにあたるので、その他の障害がほぼ取れた今は、施術の殆どを頸椎の矯正と、頭蓋

日々の施術2 ☆コロナ疲れによる不定愁訴

症状 体調不良・全体的に悪い感じがする。 このところのいわゆるコロナ疲れもあり、ネットやテレビを見ていると不安になったり、体調が悪くなったりする。 患者さんは女性。 ネットを見ていて、興味を持って申し込んでくれました。 ご本人にお会いしたことはあるが、施術はしたことがない。 多くの人の相談に乗ったりする職業なので、他人からの邪気を貰いやすい傾向があるとのこと。 施術 遠隔で施術をしました。 メールに添付されてきた写真をチェックしたが、特に問題はなさそう。 問題がないってことはないよな……と思い もっと精度の高いモードに切り替えて(意識を切り替えます)、細かく体を探っていくと、右肩の後ろ上空15センチくらいの所に、しっかりとした小さな塊があった。 これだな、と直感。 小さいが非常にエネルギーが強い。 右肩がおかしいとは特に聞いていなかったが、負のエネルギーの場所と症状は必ずしも一致しない。 調べてみると、人からのエネルギーなので、やはりクライアントからのものかもしれない。 これを抉るように取り出して消した。 その他色々負のエネルギーがありましたが、どれも、それほど悪くはないものの、念のため一通り除去。 ペットの施術も希望されていたので、子犬の施術に移行。 お尻がハゲてしまって、元気がないとのこと。 施術後右肩の件について連絡したところ、実は結構な肩こりに悩まされていたのだが、これが消えた、とのこと。 肩こりについては、事前に連絡を受けていませんでした。 あまりにも慣れ親しんだ症状であるため、言うのを忘れていたらしい。 施術中、右肩に痛みを感じ始め、それがギューッと高まり、パッと弾けるように消えて 「あ、居なくなった!」 と思ったら凝りが消えていたそうで、 私が施術中に感じた邪気と、患者さんが感じたことが図らずも一致しました。 その後非常にスッキリとして、フワフワ宙に浮いている感じがするとのこと。 これは負のエネルギーを取ったときの典型的な感覚で、爽快で非常に気持ちが良いものです。

施術の日々1 ☆じっと座っていると痛くなる腰痛

☆じっとしていると痛い腰痛 ☆20代男性 ☆症状 20代の男性だが、座っていると腰が痛く、デスクワークに集中できない。 動きには関係ないの普段の生活に支障はないが、とにかく10分以上座っていると痛くなり始めて、ずっと不愉快な鈍痛が続く。 施術は三回くらいまとめてやってから二年空いた。 二年ぶりの施術からは約一ヶ月ぶり。 ☆施術 まず負のエネルギー除去施術。 それほど強い邪気はなく、邪気を取るというより、気の滞りをワンドで突いて流す。 しかし、この時点で「後ろに引っ張られる!」何度受けても謎だ! と驚いている。 何か抜けているらしい。この後5分ほど寝て貰ったが、この時点で既に熟睡してしまう。 ここまでの施術は完全非接触。 次に頭蓋、頸椎1番をリリースするこにより全身のリラックスを進めて、最後は腎臓と小腸に手を当てて硬さをリリース。 これらは全て手や指を当てているだけの施術。 施術者が「元の位置に戻そう」と頑張るのではなく、患者さんの体組織に 「元に戻ろう」 とするきっかけを与えて、自動的に元に戻って貰う施術。 腰椎の歪みは前回の施術で改善し、再発していなかったので、骨盤付近は今回はあまり触らず。 ジワジワ来る腰痛の場合は内臓の硬さが原因のことが多い。 帰り際に、あのエネルギー施術、触らないのになんなんですかね。 なんで引っ張られる感じがして、その後体の力がぬけるんでしょうか。 とまだ不思議がっていた。確かに不思議。

当院の非接触施術

非接触施術として、以前から遠隔を行っている当院ですが、 来院して頂き、対面した上での非接触の施術も設定しました。 社会状況や、皆様のご都合に合わせて選んで下さいね。 一度も当院にお越し頂いたことがない方にはちょっと想像つきにくいかもしれませんが、非接触でもとてもよく効きます。 例えがちょっと微妙な表現になってしまいますが、除霊なんかがイメージとしては近いかもしれません。 お互い安全で効果の高い施術を! 詳細はこちら~HPにも記載があります↓↓↓ 来院頂き、施術室にて非接触でその方についている邪気を取り去ります。 体がスッキリし、不定愁訴がなくなるのも勿論ですが、肩凝り、腰痛にも非常な効果を発揮します。 また、腱鞘炎や、手足の指の痺れ、足の痛みといったような、薬や手を触れてマッサージ的なことをしなければ治らないと思われていた症状にも対応します。 その他、エネルギー状態が悪くなってしまったものにも大いに効果がありあます。 例えば 人から強い怒りを買ってしまった、ネット上のやり取りで不快な思いをしてからイライラがおさまらない、 自分の気持ちや意思を上手く自分でコントロールできないような気がする、 といった症状にもとても合います。 四十肩などにも対応可能で、対応症状は、普通の施術(再生や放心コース)とほぼ同じです。 ただし、長年の歪みなどの放置で硬くなってしまった筋肉や腱には普通の施術の方が優れています。 メリットは多く、 施術者との接触は皆無(オプションなしの場合) 着替えが不要(何も用意しなくていい) といった大きなメリットがあります。 もちろん、マスクもしたままで結構です。 施術時間は20分程度。 着替えも不要なので、窓を開放して施術を行います。 オプション希望の方は、タオル1枚だけご持参下さい。 施術料は 5000円 (2020年・5月一杯は4500円) ☆支払いは振り込みも可能です。 ☆オプション☆ 追加しても料金は変わりません。予約時にお申し付け