腰痛の患者さんはコンスタントにいらっしゃいます。 とりあえず標準施術として、仙骨のゆがみを直し、寛骨(かんこつ=骨盤の上部の骨。ベルトが当たる部分)のずれを調整して行きます。 これで治る方もかなりいらっしゃいますが、かなり痛みが取れるものの、まだ何となく残ることも結構あります。 この残った痛みが鋭い場合は、 足首や、踵に強い圧痛 がある場合が多く、ここをスティルテクニックや、PRTにより歪みや靱帯の緊張を取ると改善します。 足首、踵は腰の歪みが最終的に溜まっていく部位で、腰の悪い人はほぼ間違いなく歪んでいます。 もちろん逆もありで、踵、足首の歪みにより腰痛になる場合も多々あります。 さて、話を本題に戻し、標準治療後に残った 腰痛が「鈍痛」「場所が上手く特定できないが、とにかく全体的に痛い、または重い感じがする」 と言った場合に 狙うのは内臓 です。 つい最近も、色々施術に行ったが、奥底にある腰痛が取れず、仰向けに寝られないという方がお越しになりました。 この方にも順当に、一回目は標準施術。これでかなり取れたのですが、やはり長時間仰向けで寝られない。骨盤のずれ調整により、長年あった肩こりは取れたとのこと。 そこで二回目に足首。これもかなり効いたが、もう一歩。 そして三回目に内臓への手技(しゅぎ=器具を使わず、素手だけで行う技・施術)を行ったところすっきりと腰痛や腰の重さが取れました。 先日それから一週間空けて四回目の施術を行いましたが、痛みは再発していませんでした。 骨盤も一回目の施術以来揃ったままで、肩こりは一回目以降感じていないとのことでした。 内臓、特に骨盤の中にある内臓=直腸、膀胱、子宮など、の位置の悪さや、可動域の低下(要するに固くなっている)は漠然とした痛みや、体調不良を引き起こすことが多いのです。 私の行う内臓への施術はほぼ手を当てているだけに近いものです。一度お試し頂ければと思います。