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5月, 2019の投稿を表示しています

ヘルニア(頚椎・腰椎)について

ヘルニアになっている(椎間板が骨からはみ出して神経を圧迫するような形状になっている)ことと、痛みには殆ど因果関係がないとされてから随分経っています。 もう5年前くらいに、NHKの試してガッテン!でも、ヘルニアと腰痛や首痛、手足の痺れに因果関係がない特集をしていて、 この説がスタンダードになるのだと思っていたのですが、 いまだに医者で「この痛みはヘルニアから。 最終的には手術だけど、薬と作業療法で暫く様子を見ましょ」 と言われたケースを、患者さんから聞いたり、SNSで沢山見て驚いてます。 全く無関係ではないでしょうが、控えめに言って半分、正直なところ8割は、ヘルニアと痛みは関係ないと思います。 何故ならヘルニア出たまま、周囲の靭帯や筋肉を改善することによって、痛みを消したケースが、それこそ山ほどあるから。 ヘルニア系でドクターショピングしても「素晴らしい医者に当たった」と思っても、人当たりがよいだけ(重要なことですが)だったり、処方した薬が良かったりしただけで、根本は改善されないので、数ヶ月~数年でまた痛くなり、ドクターショピングを繰り返すことになります。 さらには、謎の体調不良、体力低下、目眩、頭痛や思わぬ症状も増えていくことでしょう。(ヘルニアと痛みの因果関係があり、手術で全快する方ももちろんおられます。 一方で、手術したのに再発する方もいます←因果関係がなかったケース) ただ、こう書いても「ヘルニアが自分の痛みの原因だ」と深く信じている人には響かないでしょう。 周囲の勧めでうちに来て、一度で痛みが半減しても「こんなことで治るはずがない。確かに痛みは減ったきはするが、まだ痛い。治ってない。」 と頑なに結果を直視せず、一度切りで来なくなる人も時々います。 心のどこかで本当には治りたくないと思っていたりもするのです。 もちろん、自分から進んで「治ろう」と思って来てくれた方は同じ効果でも「一回で半減した!」 と喜んで二回、三回と来て頂き、結果的に皆さん大体五回以内で卒業されます。 この投稿を見て、ピント来て、縁を感じた方はお越し下さい。

キッチン風

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お昼は近所のキッチン風。 自宅改造店舗で、中は人の家そのまんまです(笑)   でも落ち着くんですよ。 定食はどれもバランスがとれたもの。 夜は一杯やることもできます。 有楽町線の東池袋駅5番出口すぐ。

難病対策の一例~謎の体調不良で退職を余儀なくさせられた例

今回の例にあげたような、 かなり程度の悪い患者さんは、大体一月一人くらい、新患でいらっし ゃいます。 複雑な症状、背景をかかえた事例ばかりです。 もちろん、正解の治療法はありませんし、保険診療で行われるような、筋道や基本的な手順もありません。 病院の検査結果は参考にはしますが、一度全て白紙に戻して、私の経験と直感で診察し直 します。 なぜなら、検査結果に基づくあらゆる治療、投薬が効かないわけですから、 全く違う方法を考えなければならないからです。 西洋医学が 駄目で、この施術の方が優れている、と言ったような単純な勝ち負けの主張をしているの ではありません。 私は自分のしている施術は、あくまでもメジャーである西洋医学の補完 的存在であると思っていますが、西洋医学で治らなかった、という方に対しては、全く違う方向からのアプローチが必要だとう単純な事実を述べています。 私の施術が特殊化、複雑化しているのはこのような背景によります。 藁をもすがる人の気が分からない人は、西洋医学以外の特殊な施術を「怪しい」と笑いま すが、 普通の治療だけでは治らない人はごまんといるのです。 この苦しみはそういう 症状になった人にしか分からないし、治らない人を相手にし続ける苦しみは、医者も含め 、治療者にしか分からないと思います。 普通で何ともならないことは、普通ではないことでしか解決しません。 保険診療 は有りがたいものですが、一方で、どこに、いつ行っても同じである、コンビニみたいなものが期待さ れているわけですから、いくら医者を変えたところで、効果の違いはたかがしれています 。 本当に困った人は施術が怪しいか、怪しくないかは関係ありません。 効くか効かないか。 これだけです。 私は本当に救われたいと思っている人を何とかしたいと思い、技を突き詰めています。 これで別に人をだまして いる訳でもない。しっかりした効果を出して喜んでもらっているし、それで1回100万円くらい 取っているなら、ちょっといかがなものか、と私でも思いますが、1回1万円そこそこです。 無責任に適当な評価をして

足底筋膜炎の改善について

今回は足底筋膜炎への対応についてです。 お困りの方は参考になさって下さい。 ☆概要☆ 70台女性。 3年前から足の裏が痛くなり、外科で足底筋膜炎と診断される。 歩くと踵の少し前がかなり痛む。 調子が悪いときはただ、立っているだけでも痛く、寝ているときも痛くはないものの、 張った感じが不快。 病院では湿布や、定期的なステロイド注射。 注射をすると暫くよいが、根本的に治るあてはなく、 ステロイド注射このまま何年も続けていかなければならないかもしれない。 副作用も心配になり、西洋医学以外の薬を使わない方法で治るなら治したい。 ☆きっかけ☆ 当院患者さんの紹介。 場所柄と縁によるのか、日本女子の卒業生がとても多いのですが、この方もOGでした。 現在は遠方にお住まいですが、やはり日本女子卒の友人に勧められたのと、この付近に土地勘があり懐かしく思ったため(←この理由は意外と多いようです)。 ☆見立て☆ 体中ガチガチで歪みも多く、骨盤のズレを足で補正、吸収し続けた結果、膝から下に負担がかかり、この方の場合は足底の痛みとして出てきたのではないか。 従って、やはり王道の骨盤矯正をまずおこなってみるべきだろう。 ☆施術☆ 骨盤を整える施術。 非常に弱い力を使うものと、手を触れないもの。 同時に仙骨と腰椎の関係も改善させる。 ◎この時点でかなり良好。 さらに、膝、足首への施術を行い、 最後に足底の張りを直接取る施術。 ◎ほぼ改善。体感9割減となりました。 お帰りの際、 体中に電気が流れて、力が抜けた。 「どういう器具をつかっているのですか?器具使ってますよね?」 と言われたので 「ホームページなどに書いてある通り、使っているのは手だけです。 今も手で触っていただけですよ」 と説明すると 「それは見たけれど、とても手だけとは思えなかった」 と驚いていました。 私の施術は、私の力を患者さんに加えるのではなく、 患者さんの治癒力を引き出す、ためのきっかけを作るだけなので、 治癒力は患者さんの体の内側から湧いてきます。 一週間後にお越しになりましたが、 改善感は変わらず。 それだけでなく、 患部以外の「この状態が当たり前」

GWセミナーの感想

GW中に行ったセミナーの感想を頂きましたので、掲載します。 セミナーの内容はこちら→ CLICK 一次呼吸を感じながら、手を触れているだけで相手の緊張を取り、 体調を整えていく方法の基礎の基礎を行いました。 各講座4名、のべ6名の参加でした。 5名はいつも施術を受けて頂いている方で、施術を受けて不思議で仕方なく、 自分もトライしてみたいということで、参加頂いたようですが、 日常、我々が持っている常識とは大きくかけ離れた概念のものですので、 やってみると案外そこら辺の常識を取り払うのが難しかったようです。 一次呼吸を捉えるのは非常に難しいです。 捉えようと思うと捉えられません。 もちろん、全く捉えようと思わなければ、そもそも施術が成り立ちません。 意図を持ちながら、その意図を忘れ去る、その絶妙な境地がこの施術の重要で面白いところです。 このように、発見の難しい一次呼吸ですが、 一方で、上手く発見すると、発見して観察しているだけで、被験者は気持ちよくなり、 全身の力が抜け、気絶するように様々なことから解放されていきます。 その機序は未だ不明です。 科学で解明できないことがまだ山ほどありますが、これもその1つで、 科学の言葉で語られるにはまだまだ時間がかかりそうです。 科学で証明されないことは信じない、という前時代的な科学信者 (近代科学という宗教に知らないうちに洗脳されているわけです)には、 到底受け入れられないでしょう。 それはそれでかまいません。人それぞれです。 しかし、 目の前に起こっていることを謙虚に受け止め、みつめて行こうとする人には、 大いなる前途が開けていくと思います。 アンケート形式で答えて頂いてる方には、このような質問をしています。 1 講座を受けようと思ったきっかけは何ですか? 2-1 施術をしてみて難しかったところを教えてください。 2-2 施術をしてみて面白かったこと、興味を持ったことを教えてください。 3 今後どのように使っていきたいですか。 4 トータルの感想 ☆頭蓋、足と両方のセミナーにご参加頂いた弁護士の方です。 両方のセミナーをまとめた感想を頂きました。 本日はありがとうございました。 予想はしていましたが初歩的な内容であっても、これまで施術側に回っ

GWのセミナー修了しました

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頭蓋から一次呼吸を感じる 今年のGWは、一次呼吸を頭と足から感じよう、ということで、 頭蓋と足から一次呼吸のリズムを取れるようにするとともに、 被験者を深いリラックスに導くテクニックの練習を行いました。 初回の4日に頭= 「頭蓋のゆらぎ」 講座 2回目の6日に足= 「足引き放心テクニック」 の講座を行いました。 それぞれ、定員の4名が参加。2回通して参加して頂いた方も2名いました。 主婦、マッサージ師、医師、弁護士、エステシャン等々、バラエティに富んだ方々です。 普段施術を受けていて、その不思議な感覚がとても気になるようで、 いつもすぐ満席になってしまいます。 そもそも募集人員がすくないことも要因ですが、施術所が狭いのと、 やはり、非常に繊細なテクニックなので、丁寧に指導できるのは、 4人くらいが限界だろうとは思います。 私の患者様以外の参加をお断りしているのですが、それはこのテクニックが非常に繊細なので、受けたことがない人は、他人にすることがほぼ不可能だからです。 この方針は今後も恐らく変わらないと思います。 また、ちょっと出来たからといって、すぐお金を取って施術してしまうような人にも、技の評判とクオリティのレベルを保つ為に、教えることが出来ませ ん。 殆ど知られていないテクニックなので、とにかく、手取り足取りです。 以前よりは私の方も教え方が上手くなっているのもあり、 今回も2時間でみなさん、とりあえず使えるようにはなりました。 2時間受講したけど、何が何だかさっぱり分からなかった!という事態は避けられた模様。 一次呼吸とは、オステオパシーで使用する概念で、一般的な医学用語ではありません。 肺でする呼吸の更に元になる、脳(と脊髄)の律動のことを言います。 非常に微かなので捉えるのにコツが必要ですが、 捉えた時点で、被験者は非常なリラックスを覚え、眠ると言うより、 瞑想状態に落ちていきます。 最終的には一次呼吸の乱れや、弱まりを是正していく為のコントロールも行うのですが、 とりあえずは、一次呼吸を捉え、観察できるようになるのが先決です。 そのためには、施術者が心を鎮め、意図を排し、虚心坦懐にただ、 被験者の体の状態を見つめることが大切になります。 今回