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10年以上の肩凝りの解消について

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屋号は「頭蓋のゆらぎ」 ですが、代表的な施術を屋号にしただけで、実際の施術では骨盤を揺らがしていることが多いです。 揺らがすといっても手を当てているだけですが。 さて、 最近重症の方が口コミで増えて参りまして、 10年~40年肩凝りを抱えているという方 もザラにお見えです。 骨盤と仙骨の関係をしっかり治せば肩凝りは解消します。 超長年の肩凝りであっても治せる可能性は充分にあるのです。 そして、これは対処療法ではありませんので、きちんと治せばしっかり持続します。 もちろん パソコンをしたり、根を詰めた作業をすると肩は凝りますが、このような一時的な緊張や血行不良による凝りと、骨盤のズレから来る根本的な肩凝りは全く似て非なるものです。 仮に 根本的な肩凝りをベースの  B 作業や緊張による一時的な肩凝りを英語の一時的の頭文字  T     と表記して話をしてみます。 もちろん  T  は比較的解消しやすく、 温泉、マッサージ、充分な睡眠、休養などで取れていきます。 しかし  B(ベース) の存在により、 少しの凝りが生じても、 それは増 幅されて強い、痛み、不輸快感を発するようになってしまいます。 同じ時間、同じような作業をしても強く凝りを訴える人と、 そうでない人の違いは B があるかないかの違いが大きいと思います。 誰にでも  T  は発生し、仕事の後など全く肩がユルユルな人はほぼ居ないのですが、 本人が苦しい、と感じるのは  B  の有無による差です。 では、 B  は何故発生するか というと、骨盤のずれ、特に仙骨と腸骨の間のズレと腰椎の回転、傾きです。 成長期のアンバランス、長年の体の使い方の癖、事故、出産などが歪みの発生する主な原因です。 ここのズレは、 自然に戻ることは非常に少なく、一度ずらしてしまうと、何十年に渡って10分の3程度の 「凄くはないけど、嫌な感じ」 の肩凝り  B  をずっと発生させ、 その上に一時的な凝り  T  が乗ると、 T  の不快症状を倍加させ続けます。 ではなぜ、骨盤付近がずれると肩にこりが発生するのでしょうか。 人間は重力に対して垂直に立って

10月施術を振り返って 尾骨特集

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うっかりしていたら、11月の施術を振り返ってもいい頃になってしまいました… 今月も多くの新患がお見えでしたが、HPをご覧になって連絡を頂いた方が多かったのが印象に残っています。 HPが非常に簡素ですし、施術内容も読んでも分かりにくい特殊なものですので、これだけを見てご連絡を頂くというのはかなり勇気が必要かだと私も客観的に理解しております。 もっと分かりやすく、と言われるのですが、とにかく受けてみて頂かないと分からない施術なので、、文字情報は限界かなと思っています。 やっているのも看板無しの自宅です(税金対策とよく言われますが(笑)、税理士の指導のもと払ってます)。 そんなハードルの高い中ご連絡頂いた初見の方の期待に応えられるよう日々努力しています。 そんな中、今月のピックアップは 尾骨 です。 今月は尾骨症状の重症者も多く、尾骨症状を取りまくりました。 全ての人が「こんな所で症状が改善するとは夢にも思わなかった」 と仰る上に、場所も今ひとつ分からない様なので、症例と共に取り上げます。 この部位は 一般に尾てい骨とも呼ばれ、背骨の一番下にある文字通りの人間のしっぽです。 背骨を下へ撫でていくと、最終的に骨が感じられなくなりますが、この一番下の部分にあたります。 おしりの真上、臀溝(デンコウ=一般的に言うおしりの割れ目です)の始まる部分です。 ご自分で上から触っていけばすぐに分かります。 図にあるように上の仙骨のカーブの延長の形状をして終わるのが正常なのですが、 正面から見た図で分かるように、かなり細いのでぶつけると容易に曲がってしまいます。 しかも悪いことに、おしりの上ですから、尻餅をついたときに打ちやすいのもここになります。 しりもちをつくことなど、生涯に多々ありますので、多くの方が多かれ少なかれ曲がっています。 曲がっていても問題の出ない方も居られますが、全身に悪影響を出す場合も多々あります。 直角以上曲がり、先端が頭の方に向いている場合もいますが、直角を越えると大体かなりの全身症状が出ます。 代表的な症状は 鬱的症 頭痛(様々なタイプを引き起こすが、部分的にはこめかみ部分を中心とする。症状としては、重く後方に引っ張られるような感じが出ることが多い) 倦怠感

頭蓋骨への施術の重要性とバリエーション

最近頭のマッサージや、ヘッドスパなどで、 頭蓋骨へのアプローチ が非常に気持ちいいことに気づく人が増えてきています。 頭蓋骨へのアプローチは神経の乱れや緊張、原因不明の頭痛などに効果的です。 頭蓋骨は全身の不調が現れやすい場所で、ここを調整することは全身への体調に大きく影響しますので、素晴らしいことですが効果が高い分、施術には注意が必要です。 体調への効果が現れやすい場所というのは刺激が強い場所で、取り扱い次第では体調不良にもなるという裏表の性質を持っています。 良く効く薬ほど副作用の恐れが大きいのと同じことです。 当院でも頭蓋骨への施術を多用しますが、 触れているだけ です。 動かしているのがエネルギーのレベルなので、物理的な接触や力は殆ど必要としません。 体への施術でもそうですが、実際に骨や筋肉を動かしたり、それに影響を及ぼしたい場合、力は弱ければ弱いほど効果的なのですが(場合によっては力を必要とすることもありますが)、それと同じ理屈です。 満身の力を込めてゴリゴリやるよりも、優しく触れてやる方が体はよく動きます。 また、ここからが重要なところですが、 力を入れて組織なり骨なりを動かす場合、検査の結果に基づいて例えば 「5ミリ左にずらそう」 というような計画、意図の元に動かすわけですが、そんなに上手くいきません。 行き過ぎて6ミリ動いてしまったら、それはやはり1ミリのずれになるわけです。 これが新たな不調を生みます。 過ぎたるは及ばざるがごとしという諺がありますが、それと同じことでやり過ぎは悪い結果を招くことが多く、やや足らないくらいが長い目で見て丁度良いことが多いのです。 さて、触れているだけの施術はどの様な調整具合になるかと言うと、これは5ミリくらい左にずらそう、という意図を持って始めるのは力による施術とほぼ同じですが、 組織に優しく触れて、自然治癒力に働きかけて、本来のベストの場所に戻る力を促し、組織自体に勝手に動いて貰うのです。 動き始めたらその動きをそっとフォローするだけです。 本来の治癒力に基づき、組織は本来有るべき状態にそっと、滑るように戻っていきます。 この場合、 行き過ぎることはありません。 うまく0ポジションに戻っていきます。 最後の1ミリが戻り切らない、と

肩凝りの根本的改善について

肩凝り、首凝りという基本的な症状は、私のところでもやはり取り扱いはNO1です。 これまで多くの方が色々試されているようですが、 私の経験では、肩凝りの原因の8割以上は骨盤周辺のずれ に由来します。 従 って肩に出たハリをいくら揉んでも叩いても原因は除去されません。 気持ちよさだけ求めるならいいのですが、根本的に改善しようと思ってもマッサージでは効果が上がらないのはこの為です。 「揉まれている間は良いが、店を出て瞬間からダメになる」 という感想が聞かれるのも仕方ありません。 殆どが無免許施術のマッサージはともかく、 国家免許である鍼灸師を持っている人でも、鍼だけでは骨盤のずれはまず治せません。 鍼という医学体系自体に骨盤のずれを取るという概念がないからです。 カイロがまだ良いのかと思いますが、 これもそもそも国家資格ではなく玉石混交です(凄い人は凄いです)。 従って 、学習期間が数日、数週間という人も自己申告、自称により多数商売しているのが現状で、当り外れがあまりにも多いと思います。 中にはアメリカの大学などで(海外では医療と認められ、医学部出身者が施術しています)しっかりとした教育を4~6年も受けている人も居ますが、レアです。 しっかり勉強した素晴らしい方も居るのですが、自己申告的な方ともいっしょくたにされて、気の毒に思っています。 骨盤のズレを取るのはブームですが、 良く効くということは、体調に変化を与える可能性が非常に高い部位だと言えます。 従って下手にいじると体調が非常に悪くなる可能性も高いので施術所選びには充分ご注意下さい。 お金儲けのため、ブームに乗っかっているだけで、 全く根本的に分かっていないヨガ指導者、美容、健康系サロン施術者も多いのでご注意下さい。 今はネットに大量の情報が載っています。 それをSNS、ブログなどで適当に集めてさも自分の身についた知識であるように書くだけで、人々から 「健康について詳しい人」 と思われて喜んでいる人も多く見かけます。 その人が何を身につけ、どの様な経歴を持っており、どんな見地から発言しているのかをしっかり見極めるのも重要です。 ヨガ、マクロビ、笑顔、スピリチュアル、ポジティブシンキング、パワースポット巡りなどどれも素晴ら