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腰から足への痛み、痺れに対する施術

片足、又は両足の痺れ、痛み、という相談は、腰痛、肩こりに並んで多く寄せられます。 腰の上部の張り、重さに続いて、臀部、股の裏と痛みは続き、強いときは足先まで及びます。 整形外科で、 所見なし(悪いところがない)と言われる場合 もありますし、 ヘルニアではないか 、 と言われることもあります。 最近では、今年に入って既に三名お越しですが、皆さんこの半年~一年くらいお悩みで、 病院の検査では、レントゲン、MRIともに「所見なし」が2名、ヘルニアの疑いが1名です。 ただ、いずれも決定的な治療法がないので、 通院して牽引、痛み止め、湿布で痛みをコントロールして経過観察となっていました。 当院では、特に問題無く、3回ほどの施術でほぼ完治しておりますし、 1日目の施術で痛みは半減し、それだけでも以降は生活するには随分楽 だということです。 原因は 骨盤の歪み、仙骨の傾きからくる、腰骨の傾きと、それを覆う筋肉、靱帯の硬化です。 あとは、おしりの筋肉(=梨状筋、双子筋)類のリリースが必要です。 ヘルニアに関しては、現在、その状態と腰痛の因果関係が疑われているように、 これらの痛み、痺れの原因かどうかは分かりません。 私の場合は 、ヘルニアの診断は特に気にせず、自分の見立てで施術を行っていますが、 ヘルニアと診断された人と、そうではない人で、治りに違いがあるとの印象は持っておりません。 従って、ヘルニアであるから腰痛になる、という一般常識は疑っています。 整形外科に行ったけれど、確定診断に至らない。でも痛い。 投薬による経過観察が長引いているが、治らない、 という方はお試し下さい。 なお、この手の痛みは鍼だという意見が世の中には多いのですが、あまり治ることはないと思います… もちろん、鍼で治らずお困りの方もご相談下さい。 #頭蓋仙骨療法 #ポジショナルリリース #骨盤 #肩こり #腰痛 #オステオパシー #頭蓋骨 #痛み #肩凝り #頭痛 #偏頭痛 #眼精疲労 #バラル内臓テクニック #ぎっくり腰 #膝痛  #足首 #突発性難聴 #産後ケア #妊婦 #不妊 #冷え性 #琴欧洲

オステオパシーはオカルト?宗教?なのか。整体師の多くもまだ知らないジャンル

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私の使用技術は多岐にわたりますが、大きなカテゴリー分けでは オステオパシー に属すると思います。 私は特にオステオパシーをしている、ということを全面に押し出してはいません。 それは、この用語を用いても理解している人が殆ど居ないのと、 このカテゴリー名は、かなり大雑把だからです。 一つの技に拘らず、効く技は勉強してなんでも取り入れようと思っていますので、 「うちはオステオパシー屋です」 という、技を限定するような看板を掲げたくないからです。 ただ、 「頭蓋のゆらぎ」 という屋号も頭の専門院だと思われがちで、良いとは思っていませんが。 当院は、 骨盤を基本として、 全身に施術する技術を有しておりますので、 全身に施術しております。 首はもちろん、手首、足首、指などの細かい部分の障害にも対処します。 一番重要なのは、骨盤のずれによる、全身倦怠感、不定愁訴への施術だと思っています。 こちらをぜひご覧ください→ クリック オステオパシーに属する技の数々は、とにかくよく効き、 施術も患者さんに優しいものばかりですが、 漠然としたイメージがありますし、 実際、受けてみても、その施術内容を上手く言語化することが非常に困難です。 私もこれまで数多くの人に施術しました。 国語を操るのに長けた、その道のプロなどにも沢山施術していますが、上手く表現できた人はいません… こういう「表現の難しさ」 は、 口コミだけではなく、 「SNSや、blogで良さを伝えることの難しさ」 に繋がります。 また、動きも殆どないですし、施術の様子は極めて地味なので、 写真を撮っても、インスタ映え的な、派手さもありません。 我々は現在、情報の殆どを我々はネットから仕入れているわけですが、 ネットの情報は「文字」と「映像」に高度に依存していますので、 このどちらにも弱いオステオパシーは、ネット時代になって、 広まるどころか、逆に縮小している様にさえ思えます。 かといって、そうも言っていられませんで、説明を加えていきましょう。 ウィキペディアの記事がかなりよくまとまっていると思いますので、 これを元にさらに私がまとめたものを、以下に 青色で 記載します。 第一回の 頭蓋の

リウマチ等で拘縮した関節の改善2

前回からの続きです。 「1」で書いたように、関節拘縮改善テクニックを色々やり始めたころでした。 丁度その頃、大変重症な患者様がお見えになりました。 年齢70代。数年前に婦人科疾患系のがんが見つり、抗がん剤治療を開始。 抗がん剤治療が進むにつれ、腰痛肩こりがとてもひどくなってきた。 全く自力で歩けないほどの痛みになってしまった。 同じ頃、手がかじかんだようになり、全くグーが握れない。 直径15センチくらいのパイプ、又はドアノブをつかむくらいの状態以上には手がまがっていかないので、 上手く物を掴むことが出来なくなってしまった。 特に朝がひどい。 抗がん剤の治療を始めてからの症状ということで、病院では抗がん剤の副作用を 疑い、西洋医学的な処置を施し、 腰痛にはブロック注射 手の強ばりには、関節へのヒアルロン系の注射、マッサージなど で対応しました。 実際、抗がん剤の副作用としてはこれらの症状はポピュラーではなく、原因は不明とされましたが、 なにしろ抗がん剤は健康な細胞も全て攻撃するので、広範な全身副作用が起きますので、 これら症状も、一般的ではないものの、発生タイミングなどを考え、副作用の一種だと捉えて 改善治療が行われたようです。 それから暫く経ち、症状は落ち着いたのですが、やはり生活が苦しい。 体の痛みは痛みで、専門家に診てもらった方がいいのではないか、ということで私の所にいらっしゃいました。 もちろん私は、癌そのものの治療はできませんので、整体師の観点で、体の歪みをチェックしました。 まず、腰ですが、仙骨の強力な歪みがありましたので、これを改善した結果、 椅子に五分以上座れない 朝、立ち上がれない 杖をつかないと、平坦な道を歩くのも難しい という症 状は改善されました 。 もちろん、スタスタ歩くまでは行っていませんが、 普通の日常動作がゆっくりではありますが、痛み無くできるということで、大変喜んで頂きました。 千葉から2時間近い通院時間ですが、自力でも通えるということで、一人で通って来られることになりました。 腰痛に関しましては、いくら抗がん剤が強力な薬だといっても、 ここまで仙骨や、腰の骨がずれることは考えられませんので、暫く寝たきりにな

リウマチ等で拘縮した関節の改善1

私は「頭蓋のゆらぎ」において、頭蓋のみならず、実に様々な部位の施術をしていますが、 今日はその中でより特殊な例をご紹介します。 このところ成果を挙げているのは、 「リウマチによる関節の拘縮改善」 です。これは 実は私自身昔は出来ると思っていなかった ことです。 オステオパシーテクニックの中で、私が身に付けている技術の一つに、 関節の痛み改善テクニック (野暮な名前ですが、実際こう言われています) というのがあります。 体の波動、脈動(いわゆる、心臓の拍動ではありません。 非常に微かで、感じるのに長年の訓練が必要な、生命の根本的な動きです)を感じながら、ごく弱い力で関節を引っ張ったり、圧縮したりして、 関節の動きを改善してゆくテクニックです。 確かに関節を動かしているのですが、その動きが非常に微妙なため、第三者からは動きは全く見いだせず、 ただ患部に手を当てて、じっとしているだけに見えます が、ただじっとしているだけでは無い、特殊なテクニックです。 これは普段から、手首、足首のこわばりや、肩関節(五十肩)等の改善に多用していますが、 昨年初めに若いうちにリウマチになり、現在は免疫抑制剤により発生、悪化は抑えられているものの、関節が強ばったままになっている女性がいらっしゃいました。 肩こりなどの改善にお越しになったこの方は、そもそもリウマチによる変形、関節の可動域低下は治療対象としておらず、初めは私にも何も言いませんでした。 もちろん、その頃は私も 「リウマチの後遺症を改善したい」 と申し出られても断っていたことと思います。 さて、肩こりの方は、いつも書いているように骨盤からの根本改善により、劇的に改善、5回目の施術くらいで全く肩が凝らなくなり、これはもう一年以上持続しています。 その過程で、そろそろ骨盤、肩こりに対してあまりすることが無くなって来たので、時間が余りはじめまして、そうしたらその方が、 「これだけ体が劇的に改善したのは初めてだ。リウマチも治るともっといいな~」 という様なことをおしゃる。 それなら試しにやってみよう 、と関節の改善テクニックを施したのがはじめになります。 このように、半ば実験的に、効いたらラッキーだよね、という感じで始めたのですが、 これが相当効きま

不妊に対する整体の効果

不妊は非常にデリケートな問題です。 治療に入ると、体力、時間、お金と莫大な量がかかり、疲弊している方も多いのですが、 可愛い赤ちゃんが欲しい、と強い思いで乗り切っておられます。 私は 「不妊治療」 を前面に押し出して施術はしておりません が、 悩んでいる方に少しでも有益な情報を発信し、何かの助けになればと思い今回はこのテーマで書いてみました。 興味の有る方は、ご一読下さい。 整体(鍼、カイロなどを含む)の世界でも、これに対応した施術をしている所も多く、 それなりの成果を揚げている場合もあるようです。 これらの整体は、 基本的な体調を整えることを主眼に置いており、 その狙いは非常にいい と思います。 基本的な体調不良を抱えている場合、西洋医学的なアプローチでは着床に及ばないことが多いようです。 自然と妊娠するような、健康な体をまず、手に入れるという考えは重要 だと思います。 西洋医学での不妊治療は、非常に研究された高度なもので、専門訓練も勉強もしていない私たちには全く太刀打ちできない専門家の世界で、それはそれで素晴らしいと思いますが、 あらゆる病気に対する対応がそうであるように、西洋医学は基本的な体調を整える、という観点が欠けており、 どのような疾患にでも力業で、対処療法的にねじ伏せるようにしてゆくところに、人体への幅広い視点が欠けており、あれだけ高度な技を持っていながらもったいない、と思ってしまいます。 さて、 私は そうは言いながら 「不妊対応」 と名を打った施術はしておりません。 ひたすら、 骨盤、頭蓋 を中心とした体調を万全にする施術を行っているのみです。 しかし、私のところに来ている方のうち、結構な数の方が、 「ここに来だしてから、妊娠した。妊娠したのはここのおかげだと思っている」 と仰ってくれています。これは全く患者さんの個人の感想であり、統計的な数字を伴う、証明が出来るようなものではありませんが、 そう思っている人がいる、というのも事実です。 これは、体調不良が基本的に有った方が、 根本的な健康体を手に入れられた結果 ではないかと分析しています。 とにかく、根本的に調子を整えるには、骨盤と、頭蓋のデリケートな調整が欠かせません。 自然と妊娠した方も居ら