体への施術と頭蓋への施術の関係性1
みなさんこんにちは。
二月の始めには、膀胱への施術が多い、と書きましたがあれから一ヶ月。
暖かい日も多くなり、気がつけば膀胱系への施術が減っています。
東洋医学、鍼の世界では季節と体の関係性を非常に重視しますが、
全くその通りだと思います。
さて、私は体のゆがみと、頭蓋への施術を、
両方
行っています。
これが最大の特徴であると思います。
更に、歪みへのテクニック、頭蓋へのテクニックともに、大変効果的にも関わらず、
一般には難しいとされるので、術者が殆どいません。
現在10くらいのテクニックを混在させ、適材適所で使用していますが、
多分どのテクニックも殆どの人が受けたことがないのではないでしょうか。
体の歪みへのアプローチを現在「しんゆる整体」
頭への施術を「頭蓋のゆらぎ」
として行っていますが、どのように使い分けているか今回はお話ししたいと思います。
基本的にどのような症状であれ
(頭痛、腰痛、五十肩、首凝り、肩こり、めまい、手足の痺れ、むくみ、、冷え、生理痛、小顔等々とにかく多数)、まず初診の方には
骨盤と腰椎(腰の骨)の歪みを矯正する施術を行います。
やはり歪みというのは諸症状の根本的な原因であることが多いので、まずこれの解除が重要だと考えているからです。
これには、主に
「PRT(ポジショナル・リリース・セラピーの略。又はカウンターストレインと言う場合もあります)」
と
「スティルテクニック」
を用いています。
前者は全く動きのない施術で、大体の人が気の流れを感じたり、
またほぼ手を触れたりしているだけで改善するので
「気功」
だと思うようです。
基本的には筋肉の異常緊張を取る技ですので、
筋肉の異常緊張によって、変な形にゆがめられた骨の位置を直すにはもの凄く効果的な技です。
筋肉が柔らかくなる過程でいわゆる
「気」
というのもが流れやすくはなるでしょうが、技の根本的な思想はきわめて東洋医学的、科学的なものです。
スティルテクニックの方は、軽い動きが入ります。
これはPRT同様、筋肉の異常緊張を取る技と、骨の歪みを動きによって是正することにより、逆に筋肉の緊張を取る技が混在していります。
私は主に筋肉の異常緊張はPRTで。
骨盤と仙骨の歪みは筋肉から取るより、骨そのものを動かしてしまったほうが話が早いので、
もちろん症状によって適宜判断しますが、主にスティルテクニックを使用しています。
スティルテクニックは動きがあると言っても、強いインパクトのある動きではなく、
例えばゆっくりと他動的に(患者さんには脱力してもらい、私が動かすという意味です)、
腕をゆっくりと上げ下げしたり、首をゆっくりと回す、股関節を曲げたり伸ばしたりする
という単純な動きによって骨を動かします。
骨が動きやすい角度、方向がありますので、まず、
骨がどの方向にどのように歪んでいるかを検査し
(実はこれがとても重要なのですが、検査に基づいて、個別の施術をせず、全ての人に同じ技を紋切り型に適応する術者が多いと思います)
その骨が正しい位置に戻るようにゆっくりと足や手の動きを介して促してゆきます。
PRTとともに、全く痛くもなんともない、魔法のようなテクニックですが、単純なだけにとても難しいとされ、施術者が殆どいません。
患者様からも実際
「魔法か?」
と言われることが多いのですが(笑)、きわめて科学的、解剖学的なテクニックで、
数日のセミナーなどで骨盤矯正を学んだだけの施術者には絶対運用が不可能なテクニックです。
私も鍼灸師免許を取るため、三年間専門学校に通う課程で、解剖学と生理学を学習することにより、
運用が可能になりました。
PRT・スティルテクニックともに、結果的に気功だったり、魔法の様な感じがする
「何をされたか分からないうちに、気がついたら治っている」
ようなテクニックなので霊的なもの、スピリチュアルなものと勘違いされたりするのですが
(実際、オステオパシーがオカルトやスピリチュアルなものと混同されていることは多いですが、全く別のものです。スピリチュアルを私は完全には否定しませんが、あまりにも気分的に使用して施術している方などが多すぎる気はします)
基本的にきわめて解剖学的なテクニックです。
実際、教科書も出ており、いずれもアメリカの正規のドクターが研究、執筆したものです。
ただ、何故そんなに運用が難しいかというと、先に書いたようにきちんとした国家免許が取れるレベルの解剖学的知識がまず必要。
その上に、先に書いたこととやや矛盾しますが
「勘・手先の感覚・体の本当に微細な変化を感じ取るセンス」
という、伝授、習得ともにやりずらい、形而上的な概念が必要とされるからです。
ここらへんは気功やスピリチュアル的なものと言えなくもなく、混同をまねく元になっていると思いますが、
陶芸作家や、絵描き、又は神経を縫うような外科医など、
どのような職人にも最終的に必要な職業人の「勘」
大量に施術した人だけに身につく「センス」
というようなものが有ると思いますが、同じようなものだと思って頂ければと思います。
これで体の歪み是正した後に、頭蓋骨へ施術を行います。
これは2へ続きます。
ご予約はこちらで施術スケジュールをご確認の上どうぞ。初診の方への情報も書いてあります。→http://zugai-yragi-yotei.blogspot.jp/
二月の始めには、膀胱への施術が多い、と書きましたがあれから一ヶ月。
暖かい日も多くなり、気がつけば膀胱系への施術が減っています。
東洋医学、鍼の世界では季節と体の関係性を非常に重視しますが、
全くその通りだと思います。
さて、私は体のゆがみと、頭蓋への施術を、
両方
行っています。
これが最大の特徴であると思います。
更に、歪みへのテクニック、頭蓋へのテクニックともに、大変効果的にも関わらず、
一般には難しいとされるので、術者が殆どいません。
現在10くらいのテクニックを混在させ、適材適所で使用していますが、
多分どのテクニックも殆どの人が受けたことがないのではないでしょうか。
体の歪みへのアプローチを現在「しんゆる整体」
頭への施術を「頭蓋のゆらぎ」
として行っていますが、どのように使い分けているか今回はお話ししたいと思います。
基本的にどのような症状であれ
(頭痛、腰痛、五十肩、首凝り、肩こり、めまい、手足の痺れ、むくみ、、冷え、生理痛、小顔等々とにかく多数)、まず初診の方には
骨盤と腰椎(腰の骨)の歪みを矯正する施術を行います。
やはり歪みというのは諸症状の根本的な原因であることが多いので、まずこれの解除が重要だと考えているからです。
これには、主に
「PRT(ポジショナル・リリース・セラピーの略。又はカウンターストレインと言う場合もあります)」
と
「スティルテクニック」
を用いています。
前者は全く動きのない施術で、大体の人が気の流れを感じたり、
またほぼ手を触れたりしているだけで改善するので
「気功」
だと思うようです。
基本的には筋肉の異常緊張を取る技ですので、
筋肉の異常緊張によって、変な形にゆがめられた骨の位置を直すにはもの凄く効果的な技です。
筋肉が柔らかくなる過程でいわゆる
「気」
というのもが流れやすくはなるでしょうが、技の根本的な思想はきわめて東洋医学的、科学的なものです。
スティルテクニックの方は、軽い動きが入ります。
これはPRT同様、筋肉の異常緊張を取る技と、骨の歪みを動きによって是正することにより、逆に筋肉の緊張を取る技が混在していります。
私は主に筋肉の異常緊張はPRTで。
骨盤と仙骨の歪みは筋肉から取るより、骨そのものを動かしてしまったほうが話が早いので、
もちろん症状によって適宜判断しますが、主にスティルテクニックを使用しています。
スティルテクニックは動きがあると言っても、強いインパクトのある動きではなく、
例えばゆっくりと他動的に(患者さんには脱力してもらい、私が動かすという意味です)、
腕をゆっくりと上げ下げしたり、首をゆっくりと回す、股関節を曲げたり伸ばしたりする
という単純な動きによって骨を動かします。
骨が動きやすい角度、方向がありますので、まず、
骨がどの方向にどのように歪んでいるかを検査し
(実はこれがとても重要なのですが、検査に基づいて、個別の施術をせず、全ての人に同じ技を紋切り型に適応する術者が多いと思います)
その骨が正しい位置に戻るようにゆっくりと足や手の動きを介して促してゆきます。
PRTとともに、全く痛くもなんともない、魔法のようなテクニックですが、単純なだけにとても難しいとされ、施術者が殆どいません。
患者様からも実際
「魔法か?」
と言われることが多いのですが(笑)、きわめて科学的、解剖学的なテクニックで、
数日のセミナーなどで骨盤矯正を学んだだけの施術者には絶対運用が不可能なテクニックです。
私も鍼灸師免許を取るため、三年間専門学校に通う課程で、解剖学と生理学を学習することにより、
運用が可能になりました。
PRT・スティルテクニックともに、結果的に気功だったり、魔法の様な感じがする
「何をされたか分からないうちに、気がついたら治っている」
ようなテクニックなので霊的なもの、スピリチュアルなものと勘違いされたりするのですが
(実際、オステオパシーがオカルトやスピリチュアルなものと混同されていることは多いですが、全く別のものです。スピリチュアルを私は完全には否定しませんが、あまりにも気分的に使用して施術している方などが多すぎる気はします)
基本的にきわめて解剖学的なテクニックです。
実際、教科書も出ており、いずれもアメリカの正規のドクターが研究、執筆したものです。
ただ、何故そんなに運用が難しいかというと、先に書いたようにきちんとした国家免許が取れるレベルの解剖学的知識がまず必要。
その上に、先に書いたこととやや矛盾しますが
「勘・手先の感覚・体の本当に微細な変化を感じ取るセンス」
という、伝授、習得ともにやりずらい、形而上的な概念が必要とされるからです。
ここらへんは気功やスピリチュアル的なものと言えなくもなく、混同をまねく元になっていると思いますが、
陶芸作家や、絵描き、又は神経を縫うような外科医など、
どのような職人にも最終的に必要な職業人の「勘」
大量に施術した人だけに身につく「センス」
というようなものが有ると思いますが、同じようなものだと思って頂ければと思います。
これで体の歪み是正した後に、頭蓋骨へ施術を行います。
これは2へ続きます。
ご予約はこちらで施術スケジュールをご確認の上どうぞ。初診の方への情報も書いてあります。→http://zugai-yragi-yotei.blogspot.jp/