高校生を施術して思う。受験と整体。

本日、高校生を生徒男女半々で6人施術。

全部私の教え子なんですが、私が学校のない時間は整体をやっていると聞いてやってきてくれました。

施術は、PRTと頭蓋仙骨療法中心。

うち3人は小学生の終わりくらいから、気がついたら深刻な首の痛みと肩凝り。

チェックすると、いや、こんなに歪んでてよく平気だな、と思うくらいの歪み方。

しかし、彼らは人生経験が浅いので、どのくらいが酷くて、どのくらいが酷くないのかが分からない。


痛いのは間違いないが、我慢すべきレベルなのか、


我慢していると駄目なレベルなのかの判断がついていないことが今日よくわかった
相当な歪みを抱えている生徒も、真面目な子はこれは克服すべきだ、とか、気力が足らないとか言いながら頑張っている。


本人の感覚というのは、基本的には本人にしか分からないが、


施術者は触れば障害が大体どのレベルかは分かる。
...

これは、頑張れと言う方が無理だな、という子が2人。

1人は、親に背骨が曲がっていると言われて最近気にしている、という訴えでチェック。
確かに胸椎の8,9番辺りで右に湾曲。

背骨がずれているのかと思ったが、よくチェックすると背骨のずれにしてはカーブが緩やかなので、これは筋肉の不均等だろうと思い、骨盤のズレを取るとかなり取れた。

最後は頭蓋のゆらぎによって緊張を除去したら、ほぼまっすぐになった。

最終的な原因はストレスによる、神経の誤作動が大きかった。

こんな感じで、体に西洋医学で判断できるレベルではないものの、かなり重篤な歪みとそれにともなう苦痛を抱えている子は多そうだ

だらだらしている子、ちゃんと座っていられない子などは性格がだらしないこともあるだろうが、体が歪んで居て苦痛なのかも知れない。

そして、人生経験の浅い彼らは、その苦痛が正当に訴え、治療すべき苦痛なのか、我慢すべき苦痛なのかの判断がついていない様子だ

一般的に言う「ダメな子」や、頑張っているけれど結果の出ない子には、肉体から整えて行くというアプローチも必要なのだなと、長年教員をしていて初めて具体的に思い至った。

悪いから医者に行き、薬をもらう、という発想ではなくからだの全体的な調子を習慣的に整える、という発想だ。

ところで、施術後「こんな体の軽さは初めてだ~!!」と踊っていた子が2人。

「癖になりそうだ。ヤバイ!」

と言っていたが、確かに癖になるだろう。

そして、調子が良いときと、悪いときのギャップを体験しながら徐々に大人になっていくのかも知れない。

受験生や、疲れを抱えているお子さんをお持ちの方や中高生は、体の痛みなどを「若いから」「気合が足らない」という言葉で片付けず、一度きちんと施術を受けてみてはいかがでしょうか。

新しい明日が始まるかもしれません。

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