オステオパシーはオカルト?宗教?なのか。整体師の多くもまだ知らないジャンル

私の使用技術は多岐にわたりますが、大きなカテゴリー分けでは

オステオパシー

に属すると思います。

私は特にオステオパシーをしている、ということを全面に押し出してはいません。

それは、この用語を用いても理解している人が殆ど居ないのと、

このカテゴリー名は、かなり大雑把だからです。

一つの技に拘らず、効く技は勉強してなんでも取り入れようと思っていますので、

「うちはオステオパシー屋です」

という、技を限定するような看板を掲げたくないからです。

ただ、

「頭蓋のゆらぎ」

という屋号も頭の専門院だと思われがちで、良いとは思っていませんが。

当院は、

骨盤を基本として、全身に施術する技術を有しておりますので、全身に施術しております。

首はもちろん、手首、足首、指などの細かい部分の障害にも対処します。


一番重要なのは、骨盤のずれによる、全身倦怠感、不定愁訴への施術だと思っています。


こちらをぜひご覧ください→クリック


オステオパシーに属する技の数々は、とにかくよく効き、

施術も患者さんに優しいものばかりですが、

漠然としたイメージがありますし、

実際、受けてみても、その施術内容を上手く言語化することが非常に困難です。

私もこれまで数多くの人に施術しました。

国語を操るのに長けた、その道のプロなどにも沢山施術していますが、上手く表現できた人はいません…

こういう「表現の難しさ」は、

口コミだけではなく、

「SNSや、blogで良さを伝えることの難しさ」

に繋がります。

また、動きも殆どないですし、施術の様子は極めて地味なので、

写真を撮っても、インスタ映え的な、派手さもありません。

我々は現在、情報の殆どを我々はネットから仕入れているわけですが、

ネットの情報は「文字」と「映像」に高度に依存していますので、

このどちらにも弱いオステオパシーは、ネット時代になって、

広まるどころか、逆に縮小している様にさえ思えます。

かといって、そうも言っていられませんで、説明を加えていきましょう。

ウィキペディアの記事がかなりよくまとまっていると思いますので、

これを元にさらに私がまとめたものを、以下に青色で記載します。

第一回の頭蓋のゆらぎ講習で使用した文です。

日本には、大正期にはカイロプラクティック(脊椎指圧療法)等と共に導入された。

オステオパシーはギリシア語のOsteon(骨)とPathos(病理、治療)の2つを語源とし、日本では整骨療法と呼ばれていたこともあるが、

骨のみを調整する手技とは異なり、骨格などの運動器系、動脈・静脈やリンパなどの循環器系、脳脊髄液の循環を含む脳神経系など、解剖学的あるいは生理学的な広範囲の医学知識の元に、手を使って治療を加える。

現在ではオステオパシーとそのままで呼ぶ。
しかし、単なる療法ではなく、オステオパシーとは、そのままでひとつの哲学であり、以下を特徴とする。

1. 身体全体をひとつのユニットとして考える、
2. 身体の機能と構造は一体のものであると考える、
3. 自然治癒力を鼓舞することを主眼とする。

オステオパシーとは、療法を指す用語ではない。

たとえば、東洋医学の中に鍼療法があるように、オステオパシー医学という医療哲学のひとつの体系のことである。従って、その意味では、オステオパシー「療法」というのは正しくない。

身体はひとつのユニットであり、身体の諸器官や組織は互いに関連して機能している。

そのような機能障害(オステオパシーでは体性機能障害(Somatic dysfunction)という)を、筋、関節、神経、血液(動脈・静脈)、リンパ、脳脊髄液、諸内臓などを総合的に観察した上で見つけ、矯正することにより、健康に導く。


オステオパシーに属する主な技術

直接法 
間接法
カウンターストレイン(PRT=ポジショナル・リリース・セラピーともいう)
筋・筋膜リリース
筋エネルギー法
スティルテクニック
靱帯性関節ストレイン法
内臓マニピュレーション 
誇張法(斎藤氏)
クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法のこと)

こんな感じです。

身体はひとつのユニットであり、身体の諸器官や組織は互いに関連して機能している

この概念は非常に重要ですね。

技術的には私はオステオパシー系テクニックの大体を使用しており、症状に応じて適宜組み合わせます。

どれか一つでもマスターすれば、混戦模様の整体業界の中で、

生き残って行く(要するに沢山の方に楽になって頂くことができる)

のが可能だろうと思われるテクニックばかりです。

私がこの中で一番使っているのは

体→PRT、スティルテクニック、誇張法、バラル内臓テクニック、靱帯性関節ストレイン

頭→クラニオセイクラル、PRT、誇張法

となります。

この中で、クラニオセイクラルの問い合わせが多いのですが、

一つ強調しておきたいのは

頭蓋仙骨療法を行うにあたり、

骨盤(仙骨もここに含まれます)の調整が必須だということです。

頭蓋仙骨療法は、頭蓋と仙骨の間のエネルギーの流れを重視するものですので、

骨盤調整なしに頭だけ施術しても効果は少ないと思います。

是非、仙骨、骨盤の調整も行う当院で頭蓋仙骨療法を受けてみてください。


さて、こんな話もあります。

私の所にもう三年ほどお越しになっている女性の大学教授が居られるのですが、

この人が肩こりが酷かった。

私の所に来るまでは毎週行きつけのマッサージに行き、

最強で揉んでもらっていたということです。

それが、当院で骨盤を整えることで肩こりは完全に解消。

現在マッサージが手放せない方には信じられないかもしれませんが、

肩こりが生じなくなると、マッサージに行く気がしなくなります。

しなくなるどころか、揉まれたり、無駄に触られるのが嫌になったりもします。

健全な状態になると、これはごく普通に起こることです。

ついでに言うと、ヨガやティラピスなど、無理なポーズでのストレッチも

したくなくなります。

(ヨガは、インドの行者の流れをしっかりくんでいるものはとてもいいと思いますが)

この方もいつの間にか全くマッサージに行かなくなってしまった。

私の所に調整と、

頭蓋への施術が気持ちよくて気に入ったと、

月に1回程度お越しになっていたのですが、

昨年私のスケジュールとタイミングが合わず、来られないことがありました。

その間、肩こりを感じたので
(以前のような骨盤のズレからくる重篤なものではなく、
あくまでもパソコン作業などで生じる一時的なものです)

久しぶりに顔を出すのも悪くないと思い、以前の行きつけマッサージに行ってみたとのこと。

マッサージ師は、肩こりが根本的に改善しているのを驚き、

「あんなに凄かったのに、どうしたんですか」

と質問されたので、別の場所(私のところ)

で、骨盤を調整していることを説明したそうです。

もちろん、色々突っ込んで聞かれるのですが、

上に書いたようにあまり上手く説明できない。

そうなんです。

受けた方は分かると思いますが、本当に私の施術は実に説明がしにくいのです。

それで、

「カテゴリーとしてはオステオパシーらしい」

と説明したらしいのですが、

そうしたら

「あれは宗教系でしょう?怪しいでしょう?騙されてますよね」

というニュアンスのことを言われたそうです(笑)

その教授は

「そんなことはない」

と少々立腹して、効果や怪しくない様を力説して下さったそうですが、

説明に力が入れば入るほど、

頭から信じていないこのマッサージ師の様な人には往往にして逆効果ですよね。

案の定、このマッサージ師も、教授が力説すればするほど

「大学教授みたいな、知的職業に就いている人も騙されるんですね~」

と嘆きはじめたということであります。


これは全くの不勉強で、

このマッサージ師も、もう少し真面目に色々な技を研究すれば、

お客さんを根本的な改善に導くことができ、

沢山の人に楽になってもらえる、喜んで頂けるのにな、と残念に思います。

顧客の好みをマーケティングし、

どの道にどのくらい人が通っているかという様なデータを取ったり、

調査会社から買って立地を決め、おしゃれな内装に力を入れる。

他店より目立つ看板作成に力を入れ、

毎日何件もポスティングをし、顧客の帰り際に必ず次の予約を取らせたり、

回数券で縛る。

保険の効かせられる人は安さで引き留める。

私はこれらのことは一切していません。

看板も、案内板も一切ありません。

料金も自由診察一本槍です。

それでも沢山の人がわざわざ来てくれます。

そのくらい、よく効く技だ、ということです。


一方でオステオパシーを知っている整体師でも、

この技は非常に難しいとされ、尻込みしていることが多いです。

動きが殆どなく、本当にお腹に手を当てているだけだったりするので

(あくまでも外から見た場合であって、
実際には科学的な理論に沿ってた施術をおこなっています)、

学習が非常に難しいのです。

プロであってもオステオパシーへの理解は、

この程度であることも珍しくありませんので、

まして素人の方々には理解が難しいかもしれませんが、

とにかく悩んでいる方は「治ればそれでいい」という観点で気軽にお越し下さい。

効果は、その他どの施術とも異なるものであります。

そしてもちろん、これはオカルトでも、宗教でもありません。

私は早稲田の文学部で東洋哲学を専修しましたので、

仏教、道教、神道などには多く触れてきました。

しかし、それはあくまでも学習的、分析的にです。

仏教は好きです。

この宗教の包括的、哲学的態度は大好きなのですが、

あくまでも理論的にであって、自分自身は宗教は入っていません。

仏教本来の包括的態度とは実際ほど遠い、

新興宗教的なものは、分析するのは好きですが、自分自身が入信する気はありません。

一般的な日本人と同じで、神社やお寺に遊びに行ったり、お参りに行ったり、

墓参りに行ったりしますが、それ以上の何かをしているわけではありませんので、

施術において、なにか宗教的なことが加味されることは一切ありません。

通っているうちに、

何かを買わされる(私からすれば売りつける)ことも一切ありません。

そもそも器具を使っていないので、売るべきものが何もないのです。

ただ、手だけを使って、今の人間が忘れてしまった、非常に原始的である一方で、

科学的な方法で疾患を改善しているのみです。

手だけで行い、動きがなく、手を当てているだけにしか見えない。

しかし劇的に効く。

確かに、こういう点を見ていくと、

宗教や、まやかし、オカルトに見えるのも致し方ないですが、

そう受け取られるのは、それだけ今の常識を大きく越えている効果的なものだ、

ということの証であるかもしれません。

ただ、本当に再現性や証明不可能であることを逆手にとって、

本腰を入れて人をだましていたり、

あまり知られていないのをいいことに、

ものすごい低い技術レベルで施術をしている人も居ます。

こいう人に当たった人はオステオパシーの印象がとても悪くなることでしょう。

残念ですね…

もちろん、全ての症状を絶対に解消できるわけではありませんが、

ちゃんとやりますし、どこでも難しいのを受け持って、

その結果、口コミを頂いてこれまでやってきています。

ピンと来たらお越し下さい。

最後に、オステオパシーは、ホメオパシーともよく間違えられます。

何となく語感はにてますが、全く別のジャンルです。

これは、患者の病を癒すような波動をもった花のエッセンスなどを、

水で希釈(1リットルに数滴たらすくらいです)、キャンディにしたりしたものを摂取して、

体内のエネルギーを整えていくもので、

施術者が患者さんの手に触れて技を行うオステオパシーは全然関係ありません。

ご予約、そのた詳しい情報はこちらから → ホームページ

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