☆がん患者と血液クレンジング☆

私の所には癌患者もよく来られます。癌そのものをダイレクトに消す能力は持っていませんので、癌そのものの治療ではなく、癌という病気に伴う様々な苦痛の緩和にお越しになると言った方がいいでしょう。
もちろん、私は癌に対する治療の可能性を謳ってはいないのですが、お越しになった患者さんで、効果を感じた人が「これは知り合いの癌患者にも効果があるのではないか」と思って連れてこられる場合が殆どです。
何とかお役に立ちたい気持ちで取り組んでいますが、施術者にとっても辛い施術です。
先日も昔からの知り合いが
シビアな状態になった癌患者さんと一対一になり、体に触れながら施術するとしみじみと生きていることの大切さと、生命のはかなさを感じます。
お越しになりましたが、痩せ細り、本当に痛ましい姿でした。
また、邪気という観点からもそれは強いものがあり、癌患者の対応をする場合は、いつにも増して塩やお守りなど、エネルギー的なプロテクトを厚くする必要があります。
まともその波動をもらうと、大変なもので、かなり慣れてきた私でもちょっと怖いことがあります。身近で看病する人は尚更で、ご家族も大いに疲労することと思いますが、邪気の波動が伝播する、という観念が西洋医学にはないため、これはオカルト扱いでしょうが、こういうことがあることは、皆さん、動物的直感で感じておられることでしょう。
負の波動やエネルギーの除去、ブロックという概念が西洋医学に取り入れられ、患者さんそのものはもちろん、側で看病する家族や、医療関係者の健康がもっと守られる社会になること期待しています。
さて癌に伴う苦痛、と書きましたが、その多くは実際には癌を放置したり、癌が大きくなってしまったことによる機能不全からくる苦痛ではなく、治療=抗がん剤が引き起こす苦痛であることが殆どです。
癌治療を続けて行くうち、患者さんは抗がん剤の効果に期待しつつも、抗がん剤に耐えられるかどうか。次の投薬を乗り越えられるかどうかに気持ちの多くが割かれていくように感じます。
抗がん剤治療は病気を治してくれる、手放しで喜ばしいものではなく、治してくれない可能性も高いのに、大きな苦しみを与えるものだ。しかし、他に代わりがないので、仕方なく受け入れている…という患者さんも少なくない気がします。
見た目も、癌発見時には癌がありながらもピンピン、元気そうだったのに、慌てて早期治療を開始した途端に、あっという間にげっそりと痩せこけた「絵に描いたような癌患者」なることも珍しくはありません。
この現実を見ると「標準治療」とされながらもあまりにも欠点が多い抗がん剤治療に恐怖を感じ、他の方法を試してみたくなる人が多発するのも無理はないと思います。
しかし、この標準治療はいつの間にか絶対に揺るぎのない権威化したものとなり、それ以外の治療を試すこと、試そうと思うこと自体が既にオカルトの世界に足を踏み込んだ愚か者といったような状態になっています。
これは殆ど宗教と言っていいレベルで、とても危険なことだと思います。
西洋医学は素晴らしいですが、我々にはまだ知らない多くのことがあります。宇宙を研究している人は、研究すればするほどいくらでも奥が広がっていきその止まるところの無い様に畏怖を覚えるそうです。それは、コズミックフロントなどをテレビで見ている一般市民にも痛いほど伝わって来ます。
その宇宙の底知れない雰囲気はもちろん、宇宙の投影と言われる我々の体の中にもあります。
体は西洋医学で解明し尽くしたように錯覚される単純な機械的装置ではありません。
機械的装置なら、私が手を置いただけで体中が反応を始めたり、ましてや、ワンドで空間を一掃するだけで痛みが消えたりするわけがないのです。
標準治療にたいする不安に後押しされるように、波のように数年おきに「抗がん剤治療不要説」が現れます。
時には近藤医師のような行き過ぎとも思われる人も現れますが、あのくら滅茶苦茶な理論を振りかざさないと、標準治療という宗教を覆すことができないからなのですが、結果的に力尽き、標準治療の権威化を後押ししているだけなのが残念です。
添付した記事にあるように、血液クレンジングをしたことをブログにアップしたインフルエンサーのはあちゅう氏に「効果があるならこっちを受けようと、標準治療を受ける機会を逃した人がいるかもしれないことに対してはどう思うか」という質問に至っては、標準治療が絶対的善であるという絶対的な大前提をいつの間にか作り出し、少し立場が弱くなった人に対して徹底的に大上段から鉄槌を下すようなネット社会の気持ち悪さを感じて背筋が冷たくなるような気がします。
日本ではこのように一般市民ですら標準治療以外の選択を口にしずらい雰囲気ですので、医師はもちろん、心の中では否と思っていても絶対に口に出せない雰囲気があります。
日本は「西洋医学」を最も後になって受け継いだ先進国ですが、いつの間にか西洋よりも行きすぎた西洋医学信奉者になっています。
実は西洋の方がもっとファジーな医学が実践されており、日本では完全にオカルトである心霊的治療や、半オカルトとされてしまっているホメオパシーのバッチフラワーも保険治療の対象となっている事実にも目を向けるべきでしょう。
また「がんが自然に治る生き方」という本がアメリカでベストセラーになりましたが、これはハーバード大学医学部の医師が、臨床の現場で標準治療以外の理由で癌が治った例が多数あったにもかかわらず、現場では「たまたまだな」「不思議だな」「運がよかったんだろう」という極めて「非科学的な」態度でスルーされてきた事実を重く受け止めて研究をはじめた記録です。
本の解説です

丹念に目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していたことを突き止めたが、こうしたケースが科学的研究対象となってこなかった医療サイドの理由として、
1)医師は治すのが仕事なので、治った患者には関心がない
2)たまたま治った人のケースを他の患者に話しても「偽りの希望」を与えるだけである
などがあった。
ガンの自然治癒は、どんな状況で、どのような人々に起きているのか。
全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、
「劇的な寛解」事例を報告した1000本以上の医学論文を分析し、
日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者100人以上にインタビューを行った。
その結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。
9項目それぞれについて、実在に自然治癒を経験した人々の語りを元に筆者が解説。
こういう研究こそ真の「科学者としての態度」だと思うのですが、多くの医師は自分がある程度勉強して、ある程度の社会的地位に上手くはまると、科学者ではなく、一般生活者としての自分の方が大切になり、既成概念を大きくブレイクスルーはしてきません。
筆者の学歴や、職歴を見れば、肩書き大好きな日本人は「はみ出し者が目立ちたいから変わったことを言っているだけ」とは言えないでしょう。
さて、その九つの項目ですが、詳しくは興味を持った人は本を読んで貰うとして、項目だけ挙げておきましょう。
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
最後に血液クレンジングですが、こういう変わった治療が大好きな私はもう6年間くらいかな。出始めたころにある人から効果があると聞いて行ったことがあります。
私は特に効果は感じませんでした。うーん、こういのは何回かやらないと分からないからな、と思い都合3回やりましたが、特になし。
ただ、私の知人はこんなに話題になる遙か前に効果があると言っていましたし、私も勧められたりはしていません。私が勝手に面白そうだと思って行っただけなので(笑)、この知人には本当に効果があったのでしょう。多分、今でも定期的に行っているのではないかと思います。
癌が治るかどうかはもちろん分かりませんが「権威付け」されていないものに対しあやふやな根拠で「権威」となったものを無反省のまま大上段で振り回す気持ち悪さや、日本の医療の閉塞した雰囲気にもの申した次第です。

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