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6月, 2018の投稿を表示しています

頭蓋マッサージと頭蓋のゆらぎの違い

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先日某有名頭蓋マッサージに行きました。 全然予約が取れない、数ヶ月待ちという噂なんですが縁があったようで、上手く取れましたので。 複数のお客さんから 「似たような店がある」 という話を聞き、興味を持っていたました。 でも、うちと両方行った方からは、 あちらは単なるマッサージなので、次元が違うもの、とも聞いていました。 結論からいうと、僕が使っている技とは全然違って、普通のマッサージだった。 共通しているのは頭蓋の領域に施術をするというだけ。 やっぱりな、と思いましたが、 十分に気持ちは良かったし、色々参考になったので行って良かったと思います。 少なくとも、頭蓋へのなにかしらの施術が、 非常に気持ちがいい、ということ自体があまり知られていないので、 こういう所が増えて、頭蓋への施術がポピュラーになることは嬉しいです。 一方で、頭蓋への施術がメジャーになっても、体への施術と同じく、 マッサージと、手や指を当てているだけの、 頭蓋のゆらぎの施術との違いが、 患者様(消費者)に混同され続けるという事態は避けたいという思いもあります。 言葉で説明するのが本当に難しいのですが、最後に書いてありますのでご覧下さい。 さて、話を戻すと、 施術者は若い女の子で揃えているよう。 付加価値的な、しかしかなり集客力があるであろう、 結構あざとい仕組みになっていて、ここらへんは私では全く太刀打ちできない(笑) 私はこれからも技術で勝負しようと思いました。 頭皮は揉まれても気持ちはいいですが、やはり触っているだけの方がより気持ちいいし、 何より、色々な症状が改善していくのがいいです。 今回も、施術中気持ちよく、終わって30分くらい爽快な感じでしたが、それ以上のことはない。 私がもし、ですけれど頭だけに特化した施術院をするなら、 技術者育てるのと、触っているだけで凄く気持ちよくなる、 ということを消費者に教えるのが難しいですが、若い女子が施術しなくても十分に集客できる技術で勝負したいです。 マッサージは外部からの力の入力で気持ちよくなっていきます。 体をマッサージしてもらうのと同じなので、想像しやすいと思います。

捻挫は恐ろしい

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数ヶ月前に強い捻挫をして、 その後足首自体の腫れは引いたが、全身倦怠感、背中の強い痛みに悩まされる人が、 急患で訪れました。 ただ、ご本人は、この倦怠感と背中の痛みに関係性を見いだせていませんでしたが、 激しい捻挫をすると骨盤が歪み、 それが体調不良や、肩周りの痛みを必ず、そう、ほぼ間違いなく引き起こします。 一般的には足首の障害と、 肩こり、首凝りの相関関係、 さらには内臓の機能低下や、体調不良、不定愁訴との関係性が全く知られていませんので、 捻挫と、これらの症状はたまたま時期が重なっただけだろう、と思う人が多いのですが、 実際はもの凄く関係があります。 そして、骨盤の歪みは歩行のバランスを悪くして、 普通の人より捻挫を起こしやすくします。 捻挫が癖になる、と一般的に言われるのはそのせいです。 そして、その人は往々にして慢性的な腰痛、肩こり、不定愁訴をかかえることになります。 捻挫は、片方の骨盤に強い衝撃が加わるため、 骨盤の縦ズレ を起こしやすく、これを起こすと全身、まさに体調不良のかたまり、 といった感じになります。 松葉杖が不要になり、腫れが引くとみなさん、 捻挫が治った、と思いがちですが、本当に大変なのはそれからです。 (当ブログのラベルで「骨盤縦ズレ」で検索してみてください。 色々載せています。この記事にもこのラベルがついていますので、クリックしてみてください) そういえば、昔捻挫をしてから、 肩こりや、体調不良が増えたかも… と心当たりのある方は、是非お試し下さい。 予約はこちらから→ クリック

鳴戸部屋見学 今年2回目

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当院ではこれまでも何度か見学会を行っています。 前回の様子はこちら。→ CLICK 鳴戸部屋開設時→ CLICK  患者様の部屋見学引率→ CLICK   断髪式→ CLICK  千秋楽打ち上げ→ CLICK 今回も患者様中心にお連れしました。 朝8時に集合→稽古見学→ちゃんこ という流れです。 朝8時に集合して、稽古見学。 稽古は淡々と進み、一見退屈そうですが、段々と引き込まれ、 2時間があっという間に経ってしまいます。 この日は、親方もまわしを締め、出すっぱりで指導。 出来て一年ほどの部屋ですので、最高位はまだ三段目。 現役引退して四年が過ぎた親方ですが、さすが元大関だけあって、 若い現役力士もなかなか歯が立たず、簡単に押し出されて悔しがるシーンも。 親方自らまわしを締めて、ずっと弟子の指導にあたるのは珍しいことです。 その後は、お待ちかねのちゃんこ。 給仕は力士がしてくれます。 何が出てくるかはお任せです。 この日は、カレーちゃんこと、チヂミ、酢の物など。 料理担当のマネージャーが腕を振るった一品。 このマネージャー、腕が良く、いつも美味しいちゃんこが出てきます。 この日はブルガリアワインの話などもしましたが、 親方のブルガリア愛が伝わってきました。 その後は、手首の痛い力士の手当をちょこっとして帰ってきました。 次は9月に行います。

オキ オリーブ園訪問(澳オリーブ・oki olive)

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先月、ブルガリアワイン会で隣に座った初対面の方が翌日香川に行くという。 それも、小豆島じゃないオリーブ農園。 脱サラして、素人レベルから数年かけてやっとオリーブの収穫にこぎ着け、手摘みして、摘んだらすぐに搾っているとのことだ。 はからずも、その2週間後に香川に行く予定があったので、 これは面白そうだと、 早速紹介して頂き、 今回の旅行でずっと一緒に遊んでいた、こだわり麺やの小西社長を連れて行ってみた。 ブルガリアワイン会は三田会(慶応)主催で、隣に座った方も三田。 澳さんも三田。この仕事を始めてから、何故か三田に縁が深く、お世話になりっぱなしである。 場所としては、香川県民は県道13号沿いで、もり屋(有名うどん店) 又はカフェジャルダンのすぐ近くと言えばイメージしやすいだろう。 13号からちょっと北に上がった丘陵地帯に畑がある。 オリーブ畑は見通しがいいため、香川の山里としては全く見慣れない新鮮な光景となっていて、新鮮。 畑に点在する農作業小屋。この経年変化の色味を活かし、 プロの建築家のリノベーションによって、 宿泊施設や、喫茶店、風呂などに改築計画中。 こちらも整備途中の農作業小屋 畑の頂上に置いてあるテーブルの上で、特製の土釜ご飯をごちそうになりながら、 証券マンからオリーブ農家になったいきさつや、今後の構想などを色々伺った。 (ここも将来厨房を造り、レストランにする構想あり) このあたりの事情や、畑の細かいことは、 私が澳さんにお会いする前に下調べで一読したこのサイトの方が分かりやすいし、 書いていると長くなるので、興味のある方はこちらをCLICKしてもらった方がいいでしょう https://pugkko.com/column/voice/post-2634 そうこうしていると、近所の関東から来た移住農家さんがさっき収穫した トウモロコシや、ベビーコーンを持ってきてくれ、その場で生で食べてみたり、 田舎ならではなのゆるい時間を過ごせた。 手摘み(普通は機械でゆするらしい)、 収穫後すぐに搾る(案外時間が経ってから搾るそうだ)、という原始的な作業を

イサム ノグチ

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6月頭は香川に行ってきました。 以前住んでいた関係で、今でも結構よく行きます。 私は現役の時が共通一次、一浪してセンター試験を受けた世代です。 瀬戸大橋は、一浪後、早稲田に入るために上京したときには無かったので船で岡山に渡り、 その年の5月のゴールデンウィークには開通したての橋を通って香川入りしました。 田舎なので国立大学至上主義の中、何の疑いもなく国立大学向けの勉強をしていて、私立大学に入るつもりはさらさらなかったのですが、色々あって、勢いで早稲田に入ってしまった。 もっと言うと、現役の時は理系だったのだが、一浪して気がついたら、早稲田の文学部、しかも東洋哲学科にいました。 更に、なるつもりのなかった国語の教員になり、 高校時代にはあまり触れていなかった古文や漢文を教え、 更に気がついたら鍼灸師、整体師になってしまっているわけで、 人生って分からないよな、という感を、学生時代を過ごしたこの地に来るとしみじみと思うのであります。 そんなことを考えつつも、洋上でうどんを食べたり、  小豆島の島四国88カ所にちょっと行ったり ギターの方のケアをさせて頂いている縁で、河口恭吾さんのカフェコンサートに顔を出したり、 旬のマナガツオを頂きながら、  ザ、香川の地酒という感のある凱陣を飲んだりしてきました。  さらには、早慶との繋がりから、慶応を出て、証券マンから脱サラ。 香川の本土(小豆島ではない)で、オリーブ農園を始めて、 オリーブを手摘み、しかも摘んで数時間以内のものを搾ることに拘っている、 澳(おき)さんの農園に遊びに行って、屋外でごちそうになったり、 もちろんちょっと施術もしたりと、忙しく過ごしてきました。 しかし、そんな中、今回のメインであったのは、イサムノグチの庭園美術館を訪れることでした。 イサムはニューヨーク在住でしたが、60歳から石に目覚め、世界中をいい石を求めて放浪、 美術仲間の猪熊源一郎(香川出身・三越の包装紙のデザインで有名)に勧められた庵治が気に入り、以降20年間ここにアトリエを構え、 季節のよいときはここで数ヶ月制作、夏と冬はニューヨークや、その他世界の各地で過ごすという生活を続けました。 そのアトリエが、当時と全く同じ

気象病

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今回は、テレビの番組をきっかけに考えたことから、 気候・気圧の変化による体調不良は、骨盤や、頸椎の歪みを 「きちんと」 整えることで、 大きく改善する可能性がある、ということをお話ししようと思います。 この「きちんと」というのが重要ですが、とりあえず話を進めましょう。 春秋は、気温の変化が激しくて当然なのですが、 この数年は、いくら何でも変化し過ぎだろう、と思われる状況が続いています。 昭和の頃から異常気象、という言葉がありましたが、 いまや、異常気象が「定番」になっている感があり、 地球規模で自然環境は何か新しく、危険な状態に陥りつつあるのを実感します。 ここ一ヶ月も、当院の施術室でも暖房を入れたり、冷房を入れたり、 かつてない目まぐるしさです。 このような状況下、自律神経のバランスを崩される方が多くいらっしゃいます。 これは最終的には内臓の不調となって現れやすいので、このところは、 内臓への施術を頻繁に行っています。 ところで、 先日テレビを観ていたら、この温度変化による体調不良を、 「気象病」 と名付けて紹介していました。 温度変化だけではなく、気圧の変化によって起こる体調不良の総称です。 もちろん、国が認めた正式な疾患名ではなく、 「風邪」や「五十肩」と一緒で、症状をおおまかに表現した、 造語的病名です。 「気象病」対策を前面に押し出して治療している医院が世田谷にあるそうで、 テレビではこちらを紹介していましたので、この先生の造語かもしれません。 現代医療は、難病の手術方法や、原因解明においてはめざましい発展を遂げ、 多くの体の苦痛を取り除き、命を延ばすことに成功してきました。 とても有り難いことです。 その一方で、近所の医師にかかる理由で最も一般的であろうと思われる 風邪や、腰痛、手足の痛み、肩こり、言い表せないような倦怠感などは、 相変わらずこれといった決定的な治療方法が生み出されないまま、 「ゆっくり休みましょう」 「加齢ですね」 などが最終的な殺し文句として使われ、 当座の症状を紛らわす投薬が行われる現状が続いています。 最先端医療の発展に比べ、 いわゆる「普通の病気」に対する変化は、 まさに十