気象病

今回は、テレビの番組をきっかけに考えたことから、

気候・気圧の変化による体調不良は、骨盤や、頸椎の歪みを

「きちんと」

整えることで、

大きく改善する可能性がある、ということをお話ししようと思います。

この「きちんと」というのが重要ですが、とりあえず話を進めましょう。



春秋は、気温の変化が激しくて当然なのですが、

この数年は、いくら何でも変化し過ぎだろう、と思われる状況が続いています。

昭和の頃から異常気象、という言葉がありましたが、

いまや、異常気象が「定番」になっている感があり、

地球規模で自然環境は何か新しく、危険な状態に陥りつつあるのを実感します。

ここ一ヶ月も、当院の施術室でも暖房を入れたり、冷房を入れたり、

かつてない目まぐるしさです。

このような状況下、自律神経のバランスを崩される方が多くいらっしゃいます。

これは最終的には内臓の不調となって現れやすいので、このところは、

内臓への施術を頻繁に行っています。

ところで、先日テレビを観ていたら、この温度変化による体調不良を、

「気象病」

と名付けて紹介していました。

温度変化だけではなく、気圧の変化によって起こる体調不良の総称です。

もちろん、国が認めた正式な疾患名ではなく、

「風邪」や「五十肩」と一緒で、症状をおおまかに表現した、

造語的病名です。



「気象病」対策を前面に押し出して治療している医院が世田谷にあるそうで、

テレビではこちらを紹介していましたので、この先生の造語かもしれません。


現代医療は、難病の手術方法や、原因解明においてはめざましい発展を遂げ、

多くの体の苦痛を取り除き、命を延ばすことに成功してきました。

とても有り難いことです。

その一方で、近所の医師にかかる理由で最も一般的であろうと思われる

風邪や、腰痛、手足の痛み、肩こり、言い表せないような倦怠感などは、

相変わらずこれといった決定的な治療方法が生み出されないまま、

「ゆっくり休みましょう」

「加齢ですね」

などが最終的な殺し文句として使われ、

当座の症状を紛らわす投薬が行われる現状が続いています。

最先端医療の発展に比べ、

いわゆる「普通の病気」に対する変化は、

まさに十年一日、とった感があります。

薬もありがたいものも沢山ありますが、

化学物質ですから、体の生理作用に一時的に変化を起こすことはありますが、

根本的に体のバランスを整えることはできません


入院するほどではないが、苦痛を生み出す不快症状の原因が特定されない。

結果的に治す方法が見つからずに、

苦しんでいる方は沢山いらっしゃいます。

血液検査と、レントゲン(MRIなど、体の中を透視する装置含む)

では感知できない病というのは沢山あるのですが、

この2つに高度に依存している現代医療は、

この2つに何かしらの異常がないと、

「所見なし」

となり、それでも患者が何か訴えていると

「ストレス、疲れ」

「加齢」

と判断され、さらには精神的に何か問題があるのかもしれない、

と安易に向精神薬を処方されたり、求めたりして、

本格的に体調を崩し、本当の「病人」になってていく方もいます。

そんな中、適当に片づけられてしまう

体の怠さ、鈍痛、頭痛などの不定愁訴と気象の関係に目をつけたうで、

病名をつけ、

きちんと向き合う姿勢を見せるこの医師は、とても素晴らしいと思います。


この手の不定愁訴には、

代替医療と言われる鍼やカイロ、マッサージの方が効果的とされ、

世の中には代替医療が溢れかえっていますが、

この事態は、世界的に見ると結構異常で、

国が認めた基本的な医療(保健が効かせられるような治療)が、

肩こりや、体の痛み、倦怠感には

あまり効果を上げていないということの現れでもあります。


保険費用が天文学的な数字に膨れ上がっていることが

国を悩ませていますが、

近所の町医者で、すっきりと腰痛や肩こり、不定愁訴を治せない現実に、

何故もっとしっかりとしたてこ入れを行わないのか不思議です。

代替医療が発展するのは、ニーズがあるからで、

ニーズがあるということは、とりもなおさず、

基本的な保健医療が、体の痛みや、不定愁訴に

全く対応できていないということの証でもあります。



現代医学はどんどん細分化しながら、かつてない進化を遂げていますが、

一方で肩こりや、腰痛、頭重を改善はできないのです。

これは検査法が血液やレントゲンばかりに頼りすぎ、

解決方法も薬ばっかりに頼りすぎた結果でしょう。

研究系医療の成果と、日々市井で人々と向き合う医療に、

どんどん差ができているように感じます。

さて、気象病に話を戻しますと、

こんな状況下で

先に書いたように、

なんとか患者の苦痛を救おうと

気象病というカテゴリーを創設して治療をしている医師はとても素晴らしいと思いますが、

一方で、その治療法はというと、

テレビに出てきたコメンテーター(この方も医師)
の意見も総合すると、

マッサージや、体操の指導

体調の変化と気象の変化を毎日ノートにつけて、気象の変化と体調の関係を把握する。

記録して把握した情報を基に、悪くなりそうな時に無理をしない

という、極めてオーソドックスかつ原始的なものでした。

医師の所に行けば気象病はすぐに改善するものではなく、

結局自分で治すか(自己治癒力に頼る)、

治らないことを前提にうまく付き合っていくしかない、

ということでもあります。

これはもちろん、究極的にはその通りなのですが、

やはり苦痛は何とか和らげたい。

しかし、

結局医師のところに行ってもマッサージや体操しかない。

そして、マッサージや鍼にもすでに行っているし、

体操もしているが、今ひとつ改善しない…


そんな方も多いのではないでしょうか。

しかし、もう一段、プロの治療家にできることがあるのを私は知っています。

それは骨盤と頸椎をきちんと調整することです。

しかし、これにも、

もう、骨盤調整や、頸椎の調整には散々行ったよ…

という声が聞こえて来そうです。

そういう方は、私はスティルテクニックと、PRTによる骨盤調整を主に行っているのですが、

これらによる調整は、町の整骨院で行われているものは段違いの矯正力を持っています。

骨盤はきちんと矯正すれば、

その改善を瞬間的に感じることができます。

肩こりも起こらなくなり、首回りもすっきりしますので、

気象による変動を受けにくくなります。

これらの施術は、非常に弱い力で行いますが、

頸椎の調整は、更に弱く、

基本的に

「触っているだけ」

で行います。

牽引や、ボキッとやる施術の危険性が叫ばれて久しいですが、

まだまだこれらの治療?を受けて、更に悪化させている人があとを絶ちません。

それぞれの先生は、ご自分が習い、正しいと思っていることをしてますので、

牽引や、ボキッという施術も、悪意を持ってしているわけではありませんし、

それで改善する人も中にはいるでしょう。

しかし、危険の方が多いこれらの施術方法については、

そろそろ施術者も、患者も注意を払うようになっていいのではないかと思います。

触っているだけですと、

歪んだ頸椎は勝手に正しい方向へと動き出し、

正しいポジションに収まっていきます。

自然治癒力を発揮させるさわり方、というのがあるのです。

正しいポジションに戻っていく課程は、起きていられる人がいないくらい気持ちのいいものです。

嘘みたいですが、本当の話で、

もちろん、宗教でも魔術でもありません。

口で説明するのはこれ以上は難しいです。

体験頂いた方にだけ、おわかり頂けると思います。

よし、と思ったら予約してみてください。

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