頭蓋マッサージと頭蓋のゆらぎの違い

先日某有名頭蓋マッサージに行きました。

全然予約が取れない、数ヶ月待ちという噂なんですが縁があったようで、上手く取れましたので。

複数のお客さんから

「似たような店がある」

という話を聞き、興味を持っていたました。
でも、うちと両方行った方からは、
あちらは単なるマッサージなので、次元が違うもの、とも聞いていました。

結論からいうと、僕が使っている技とは全然違って、普通のマッサージだった。

共通しているのは頭蓋の領域に施術をするというだけ。

やっぱりな、と思いましたが、

十分に気持ちは良かったし、色々参考になったので行って良かったと思います。


少なくとも、頭蓋へのなにかしらの施術が、

非常に気持ちがいい、ということ自体があまり知られていないので、

こういう所が増えて、頭蓋への施術がポピュラーになることは嬉しいです。


一方で、頭蓋への施術がメジャーになっても、体への施術と同じく、

マッサージと、手や指を当てているだけの、

頭蓋のゆらぎの施術との違いが、

患者様(消費者)に混同され続けるという事態は避けたいという思いもあります。


言葉で説明するのが本当に難しいのですが、最後に書いてありますのでご覧下さい。

さて、話を戻すと、

施術者は若い女の子で揃えているよう。
付加価値的な、しかしかなり集客力があるであろう、
結構あざとい仕組みになっていて、ここらへんは私では全く太刀打ちできない(笑)
私はこれからも技術で勝負しようと思いました。

頭皮は揉まれても気持ちはいいですが、やはり触っているだけの方がより気持ちいいし、
何より、色々な症状が改善していくのがいいです。
今回も、施術中気持ちよく、終わって30分くらい爽快な感じでしたが、それ以上のことはない。

私がもし、ですけれど頭だけに特化した施術院をするなら、
技術者育てるのと、触っているだけで凄く気持ちよくなる、
ということを消費者に教えるのが難しいですが、若い女子が施術しなくても十分に集客できる技術で勝負したいです。

マッサージは外部からの力の入力で気持ちよくなっていきます。
体をマッサージしてもらうのと同じなので、想像しやすいと思います。

一方、

手のひらや指を当てているだけの方法は、始めは???な感じですが、

自分(患者自身)の中から波動が湧いてきて、その波にのまれるように、

無意識の世界に引きずり込まれて行きます。

ここが最大の違いです。

この、患者自身の中にそもそも存在する波。

これを引き出すのが重要で、そのためには外部から色々な情報や刺激を与えない方がいいのです。

そっと指や手のひらを置き、波動を観察する。

波が施術者に感じられ始めると、患者の方にも、波が訪れる。

それは必ずしも、手や指を当てた場所に感じられるわけではなく、

遠い足の先や、手の先、又は下腹部などに波動や暖かみを感じ始める。

「あれ?」

手で頭を触っているだけなのに、何で違う所にこんな感じがしてくるんだろう。

しかも気持ちがいい、と不思議がっているうちに、

いつの間にかその波に飲み込まれて意識が飛びます。

この状態を10分~15分キープすると、暫く立ち上がれないくらい脱力します。

8時間ぐっすり寝たのと同じくらいの寝覚め感。

このリラックスが、体の様々な症状を改善していくのです。

我々施術者は、外的入力をして気持ちよくさせるのではなく、

患者様自身が本来持っている生命の力をゆっくりと引き出し、

思い出してもらう。

そういうお手伝いをしているだけです。

ですから、でしゃばらずに、そっと患者様の体で起きていることを、

一方ではかるく促しつつ、

一方では傍観し続けるのです。


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