稲門会で講演しました

早稲田大学の卒業生組織の一つ、料飲稲門会(りょういん とうもんかい)の集会で整体について講演してきました。


25人くらい集まって頂きました。










私は飲食業界とは直接関わりはないのですが、元々何故か早慶の飲食関係のOBがお客様に多く、その関係で立ち上げ時からメンバーに加えてもらっています。

ちなみに、慶応には料飲三田会というのがありますが、こちらは歴史が古い上に、錚々たる老舗名店の旦那ばかりで、新規参入はできません…

まあ、飲食となんか繋がりがあれば何でもいいよ、入りなよ、という適当なノリがいかにも早稲田らしい気はします…

私は中高の教員から整体業へ滑らかにシフトしてきました。

教員を辞めなければならなかった訳では全くなく、施術も頼まれればやっている状態からのスタートでした。

整体で食べなければならない、と必死でやっていた訳ではないので、技はそもそも趣味的でマニアックなものからスタートしています。

この方向性を突き詰めて行った結果、いつの間にか本業になってしまったようなところがあるので、

私のやっている技の一つ一つはやっている人はいるかもしれませんが、複雑怪奇に組み合わせて運用しているのは私だけではないでしょうか。

全体的にはオステオパシーというジャンルに入るとは思いますが、いわゆる一般的なオステオパシー医の域は既に逸脱しています。

このように、説明の付きにくい特殊な技ばかりやっているので、

技の説明は難しくて面白くないだろうと、整体の世界全体についての概論のようなものをお話ししたのですが、何か実技が見たいとのリクエスト。

まあ、それはそうなりますよね…

クラニオ・セイクラルやPRTテクニックは非常に有効で面白いのですが、受けている人だけが気持ちよく、施術者は頭や体に手を触れているだけで全く動きがないですから(特にクラニオ・セイクラル)、ちょっと地味だな、ということで、

どうせなら最も振り切れた、滅多に見ることが出来ない技をやろうと思い、

見ていても面白いワンドを使った治療テクニックを披露しました。

25人もの人が見ている前でやるのは初めてですが、この技は何しろよく効くので不安はありませんでした。

患者さんにはもちろん手も杖も振らず、空中で杖を操作して痛みや体の重さを除去します。

肩が痛い、

目がかすむ、

数ヶ月前フットサルをしていて衝突、肋骨を傷めた

等々、数人が是非体験したいと手を挙げてくれましたが、どれも1分くらいで解消することができました。

特にフットサルで傷めた肋骨は既に数ヶ月にわたって痛みを発していたそうで、

これが痛み止めも湿布も使わず、ワンドを空中で振っただけで何故治るのか…

皆さんとても不思議そうでした。

自分としては整体概論の用意に力を入れ、教師を辞してもうすぐ一年、

久しぶりに大勢の前で喋ぞ~!と気合いを入れていたのですが、

ワンドの実技が面白かったようで、これが最高に盛り上がりました。

それはそうですよね、魔法の杖が実際に働いているところなど、見ることはまずないでしょうから。

会には、高校の先輩で医師をしている人も来ていて、鋭い、いや、鋭すぎる視線でワンドテクニックを興味深そうに、時には疑り深そうに見ていたのですが、

まあ、患者が治ったって言うんだから、それが全て、いいんじゃないか、との感想を頂き、ホッとしました…

喜んでは貰えましたが、私自身は色々疲れました(笑)…

特殊な技の数々、どれもかける力の弱い、安全なものばかりです。

色々な治療方法を試したけれど難しかった方、是非お試し下さい。



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