バネ指の手術を回避した話

腰痛対策でお越しになっていた方が(これも30年来の腰痛で、かなり大変だったが)、かなり腰痛がよくなってきたので、

バネ指の相談もなさってきました。

内容は

5年くらい前から右の親指にバネ指+指の痛みがある。

大学の教員をしているので、試験の時期には沢山の論文などの採点をしなければならないが、

この時の負担が凄く、年々辛くなっている。

動きも悪いし、とにかく痛い。

現在整形外科に相談しているが、定期的に打つ痛み止めの注射しか手立てはなく、

最終的には一ヶ月以内の手術を勧められている。

とのことでした。

相談されたのが2018年の10月頃で、12月の頭には手術をするかしないかの返事をしなければならない。

手術して治るならいいが、繊細な部位だけに後遺症が残った話などを聞くと踏み切れない。

それ以上に大学教授という仕事上、数ヶ月右手が使えないのは不自由極まりないので、

極力避けたい。

指に関しては腰痛より緊急度が低かったのと、

バネ指は治らないとされているので、相談するつもりはなかったのだが、

腰痛が思いのほかよくなったので、これはもしかすると可能かも?

と思ってとりあえず聞いてみることにしたそうです。

この方は基本的に再生コース(45分程度)を選択されていました。

腰痛は先述のようにかなりよくなり、あまり時間がかからなくなっていたので、

30分ほどを腰痛の施術にあて、残りの時間でバネ指を見ることにしました。

肘、手首に問題があり、バネ指になっている箇所そのものよりも重要だと思いましたので、
こちらを中心にまた得意の「触っているだけ」の施術を行いました。

触っているだけなのですが、解放運動が発生し、腕は波を打つように勝手に動きながら解放へ向かいます。

週1回、三回ほどの施術であっさり治ってしまい、手術という選択肢はなくなり、

現在(2月)に至ります。

先日約3週間ぶりにメンテナンスに来たので、親指はどうですか?

と聞いたら

「そういえばそんなことがありましたね。忘れてました(笑)」

痛い、と顔をしかめ、

手術、どうなんでしょうね…ととても不安がっていたのですが、

それを忘れるくらいなら完璧な治りようです。


そう、人間って、良くなると結構すぐに昔の辛かったことを忘れてしまうんですよね。

これで良いのだと思いますし、これからもそういう施術を目指していきたいと思います。




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