難病施術例2020-1☆股関節痛☆
☆施術例。股関節痛。
五十代男性 医師。
病状
三年間に渡る原因不明の股関節痛。
1キロ又は20分以上の歩行が限界で、それ以上は痛みにより困難。
某大学病院のレントゲン等の検査では原因不明。
唯一大腿骨頭にガングリオンが認められたのでこれかもしれないと、吸引を試みるが場所が深すぎて断念。
医師によればこのまま放置すれば大腿骨頭が壊死する恐れがある。
又は既に壊死が始まっているかもしれないとのことで、人工股関節への交換手術を勧められる。
しかし、約15~20年後に関節を交換する必要があり、70代で再び股関節の手術をすることへのためらいがある。
そんな中での紹介での来院。
施術
一回目の施術でほぼ回復して、現在は痛み止も飲んでおらず、一回目から二週間後に二回目を受けにお越しになり「奇跡だ」と喜んでおられました。
あと1~2回施術すれば過去の例からして、あとはメンテナンスで問題ないと思います。
施術したのは、主に鼠径靭帯と、内転筋群、特に恥骨筋でした。
これらは骨盤と大腿骨を繋ぐ筋肉で、恥骨筋は、大腿骨内側の最上部と恥骨を繋げ、主に足を閉じる時に強く働きます。
恥骨筋を初めとする内転筋群が何らかの理由で拘縮し、必要以上に大腿骨を強く骨盤に引き付け、その結果大腿間接も圧迫されていたのでした。
筋肉が硬くなっているかどうかは触診でなくては分かりません。いくらCT等の映像技術が発達しても難しいと思われます。
ただし、恥骨筋は深部にあり触診が難しいので、反射ポイントや繊細な足の開閉テストで様子を探っていきました。
反射ポイントというのは、足裏マッサージなどでも有名ですが、体の特定の部位の障害が他のポイントに表れた場所をいいます。
主な使用技術はカウンターストレインと、誇張法というオステオパシーのカテゴリーに含まれるものです。
ただ、その前に体についた負のエネルギーもチェックするのですが、これを見たところ、誰か他人から受けている負のエネルギーがあり、これを除去しただけで緩みが確認されました。
それほど悪いエネルギーはありませんでしたが、本来7程度の痛みが10くらいまでになっていた可能性はあるので、除去しておくに越したことはないと思います。
股関節の施術例は多数で大体何とかなると思いますが、
発症してからの年月が長く、年齢が高くなればなるほど施術回数も増え、完全な痛みの除去も困難になります。
発症してからの年月が長く、年齢が高くなればなるほど施術回数も増え、完全な痛みの除去も困難になります。
今回は50代前半で発症三年程度、痛みを押して仕事をはじめ、それなりに活動していたので良かったのですが、
痛みがより強くなり、じっとしている方が長くなったり、退職しており、仕事もないので無理に出歩くこともないから、痛みの辛さに負けて家でテレビばかり見ている。
このように、動かない状況に60才以上で陥り、数年経つ。
本人は西洋医学以外認めず、整体なんかで治るはずがない、と思い込んでいる。
このような場合は苦戦することが多いです。ご参考まで。