かつら、ウィック、被り物をしていても頭蓋への施術は可能か?

今日はお客様からの質問についていです。

頭蓋への施術が特徴的な当院ですが、

①病気など、やむを得ない理由で、かつらやウィックをしている方

②宗教上の理由などで被り物をしている方

③諸事情により、特殊な髪形をしている方

等の特別な事情を抱えている方から、

頭蓋への施術に支障はないか、

という質問を時々受けます。

これは大体において、問題はありません。

①~③の質問についての簡単な回答を記しておきますので、受診時の参考にしてください。


美容上の理由、円形脱毛症や、ケガなどの傷跡を隠す等の目的により、かつらをしている方ですが、これらはもちろん、外せるなら外したほうが施術がやりやすく、効果的なのは間違いありませんが、大きな支障はありません。

施術では、大きな力は加えず、触れているだけに近いので

ズレてしまう心配は殆どありません。
事前にお申し出、ご相談いただければ、外さずにそのまま施術できる場合が殆どです。
予約時に状態をお知らせいただければと思います。


一例あげますと、イスラム教徒の女性がお越しになっています。
宗教上の理由により「ブルカ(正確には顔の出るヒジャブ」を着用されています。

施術時も基本的に外すことは出来ないのだが、非常に体調が悪いので何とかならないか、

とご相談いただきましたので、服装だけ着替えてヒジャブはそのまま施術を行っていますが、
やりにくいのは確かであるものの、特に問題なく施術を行い、喜んで頂いております。
骨盤等への施術を行う場合は全く問題ありませんし、頭蓋への施術の場合も、
ヒジャブ越しに軽く指を当てていますが、普通に波動が取れ、効果をあげています。


特殊な髪形の代表としては、現役時代の琴欧州関へ施術を例にあげたいと思います。
髪は現役の力士ですから、もちろん長髪の全体にびんつけ油をたっぷりと塗布し、これをひっつめ(ちょんまげ)にした状態です。
大関がそもそもお越しになったのは、肩の改善でしたので、骨盤、肩回りなどの施術が主でしたが、全身のリラクゼーションも大変重要ですので、施術の仕上げには頭蓋への施術を行っていました。
これも、油でしっかりと固められた髪の上からそっと触れて行っていましたが、波動は十分にとれ、
大関はすぐに寝てしまう(気絶したような状態になる)ことが殆どでした。
ただ、やりにくいのは間違いありませんので、力士のように、決められた髪形があり、どうしようもない、という強い理由がある場合はお受けしますが、基本的には結った状態などは解くようにはお願いしております。

それから、②のブルカの場合は、ブルカの中はひっつめで結ってありますので、これはかなり難しいといえますが、それでも一定の効果は引き出せております。

総合しますと、

何もつけていない、普通の髪形にできるなら、施術の時だけその状態にしてもらうのがベスト。

どうしても、という場合は施術可能で、上記①~③の例のように、おおむね効果が上がっているが、一部施術ができなかったり、効果が低いこともあるので、それは理解の上受けていただきたい、ということです。

写真はその縁で琴欧州関引退時の、断髪式に呼んでいただいた時の写真です。
施術時はもちろん、大銀杏は結っていませんが、かなり特殊な髪形であるのは、お分かりいただけると思います。












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