日々の施術20 ☆突然襲ってきた背中の痛みを遠隔で取った話
☆突然襲ってきた背中の痛み・遠隔
☆男性
☆症状
舞台俳優。
長年当院に通って来て下さっている方です。
コロナ騒ぎで長期本番の仕事がない。
久しぶりに稽古が再開出来る雰囲気になってきたので、オンラインでミーティング。
その途中で突然背中の痛みが出た。
左の肩から臀部の上まで、一本の線が通ったようになり、これが張っていて痛い。
感覚を研ぎ澄ませると、それは足まで続いているようにも感じられる。
動けないほど痛かったのは短時間。
ほどなく回復し、生活に支障はないが不愉快であるし、もうすぐ始まるであろう本番の本格的な動きをするに不安が残るので、受診。
当院にとっての普通の整体はもちろん、エネルギー治療、ワンド療法、遠隔と、昔からのヒストリーを一通り知っているので依頼も早い。
「これは、遠隔で治る系統の痛みだと思います。
ネット経由で念を思いっきりもらった自覚があります!」
これがご自身の見立て。
何度か施術→回復を繰り返しているうちに、自分の不調が医者に行けば良いのか、当院に来れば良いのか、当院でもどの施術をすればいいのかの判断が容易になります。
俳優の世界は思った以上に「わがまま」な人が居て、振り回されることが多数あるらしい。
理不尽なことが舞台の背後で繰り広げられており、今回もトラブルメーカーが色々騒いで既に場が険悪になり、なおかつそのトラブルが患者さんと関係のあるものだったらしい。
敵意、悪意が思いっきり自分に向けられるのを感じたとのこと。
休演になり、先の見えない状況でこの数ヶ月出演者、関係者全員がイライラしたり、不安になっていた。
そこにトラブルメーカーがわがままを言い出して混乱、それを鎮める意味もあったミーティングだったらしい。
今の仕事では敵意をむき出しにされることはないし、教員をしていた頃も、学生とあれこれやり取りしている中で色々感情のもつれが生じることはあったが、思いっきり感情をぶつけ合うような状態には大人になってからはあまり直面していない。
しかし、芸能関係の舞台裏では、なかなかそういうことが多いようで、大変そうです。
やはり、自分の看板を自分で背負って売れ続けていくってたいへんだんだなあ。
さて、施術の方は、この患者さん自身の見立てがドンピシャリで、異様に攻撃的な邪気があった。
これを写真から抜いて一件落着。
応急的には十分な結果が出て、軽い違和感を除いてほぼ完治。
しかし、何か基本的な歪みもあると思うので、近々対面で施術をすることにした。