日々の施術18 ☆医療関係者の強い肩こり

☆医療関係者の、肩を強くすくめた様な肩こり


☆女性・神経内科の医師・看護婦・カウンセラー


☆症状

簡単に言うと肩こりですが、肩こりと言ってもいろいろな種類があります。

僧帽筋や、肩甲骨を持ち上げる筋肉など、肩と首の間にある筋肉がピンと張った状態になっている状態のものが最も多いと思います。

しかし、もう少し進むと、ピンと張っただけだけではなく、収縮した状態で止まります。

肩甲骨が持ち上がり、肩をすくめたような状態です。

この状態になると強い痛みを感じるだけではなく、

体勢的に息を大きく吸い込んで止めた状態でずっと止めているような感じになるので、

息を吸い込みにくく、吐き出しにくくなります。

その多くは自覚されないのですが、実際は呼吸が浅くなっているので、血流障害が起こり、疲れやすく、頭がぼーっとしてしまったり、頭痛がしたりします。

また、首、肩には頭と内臓を結ぶ神経も通っているので、これらの円滑な交通が阻害され、内臓機能も低下します。

もちろん、呼吸の浅さが自覚されるときもあります。

呼吸が浅い、という自覚は息苦しさ、胸の硬さなどから感じられ、この感覚は不快でとてもストレスになります。

この状態まで行くと、ちょっと運動する、ストレッチする、一晩よく寝る、飲みに行く、一泊で温泉に行く、といった程度のアクションでは元には戻らないことが殆どです。

さて、今回お越しになった方は、長年来ている心療内科に勤めるカウンセラーが、
体調不良に苦しむ職場の人を紹介してくれたことがきっかけでお越しになりました。


☆施術

この方の場合、頭部の異常緊張、強い負のエネルギー、骨盤の異常なズレ(骨盤のズレにも色々ある)、頸椎のズレ、内臓の硬化、膝の変形と、悪い状態が一通り揃っていました。

まずは体を覆うように被さっている大きな負のエネルギーを取ります。

これは、患者さんからなのかもしれないし、場所のエネルギーかもしれない。

職場が負のエネルギーで溢れているだろうから、これは仕方の無いことだろうと思います。

あまり深く特定せず取ってしまいました。

エネルギーを取る前に、右の仙腸関節が異常に硬く、下に落っこちている感じ(表現が難しいですが…)になっているのを事前にチェックしておいたが、エネルギーを取ったらかなり良くなっている。

不思議なことに、負のエネルギーを取るだけで骨盤がある程度、瞬時に揃います。

しかし、完璧ではなかったので、残りはスティルテクニックで、足をグルッと回して解除しました。

この時点で、肩は完全に下がり、患者さんは深いリラックスを感を感じて、今にも寝てしまいそうです。

「全身から力が抜け、地球に引っ張られている…」

これは、よくある感想です。

緊張により、この人は無意識のうちに軽くガッツポーズをしているような状態でした。

背中を丸め、体全体が内側に屈曲するような体勢です。

それが、一気に解けることにより、重力で、体が地球に素直に吸い付けられている感じがするわけです。

そのほか、頸椎のズレを取り、胸郭そのものの硬化もあったので、胸郭も柔らかく、柔軟性をアップさせます。

「息が吸えている…」

と言いながら半分気絶しています。本当に普段、ご苦労されているのだと思います。

この方を治してから、紹介で同じ職場のカウンセラー、医師、事務の方から一気に三名予約が入りました。

一様に肩をすくめたような肩こり。まるで共謀したかのように(するわけないですが)。

大体同じような施術だったので、一つ一つは書きませんが、とにかく、同じ職場の人が紹介で一気に何人か来ることはよくあるのですが、ここまで症状が似通っていたのは初めてでした。

もちろん、もっと職員はいるでしょうから、少なくともその施設の半分くらいの職員をチェックしないと本当のことは分からないとは思いますが、何か同じような障害を起こさせるエネルギー状態がその職場にあるのではないか、と思いました。

しかし、彼らを施術したあとの私の疲労感も大変なものでした。

例えは悪いですが、負のエネルギーは本当にババ抜きみたいな側面があり、誰かの手元にヒョイッと移動して、貰った人が「どーん」とダメになるのです。

仕方がないので、私はいつものお祓いあれこれで、何とか対処しました。対処方法もそのうち書いてみたいです。

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