オステオパシーとは何か
オステオパシーとは何かを具体的に説明するのはとても難しく、このブログではとても説明仕切れないので、
今日は本を紹介します。
これを読むとかなり具体的に見えてくるのではないでしょうか。
オステオパシーのみならず、統合医学の名著です。
日本は開国とともに、それまで培ってきた日本的な医学を捨て(捨てる、という表現がぴったりなほど、劇的な変化でした)、
西洋医学を取り入れてきました。
西洋医学は解剖学や、普遍性、再現性を重んじる科学的視点の元に発展を遂げた素晴らしいものですが、
もちろんどんなものにも光があれば影もあります。
西洋医学の大先輩であるアメリカでは、西洋医学の害悪面に対する反動が日本よりも早く、そして強く起こっています。
日本はまだ、経済にしろ、科学にしろ、開国以来の西洋に追いつけ、追い越せの勢いの中にあり、それらの善し悪しを客観的に判断できずにいると思いますが、
本場の欧米では、とっくに西洋的なあり方への客観的評価が始まっています。
日本がまだ西洋一辺倒、西洋を追い越す夢をひたすら見ていた90年代に、
こんな本がすでに、ハーバードを出た医師によって書かれ、
ベストセラーになっていたという事実。
今更ではあるものの、じっくり目を向けてみる必要があると思います。
まだ日本は、西洋の夢から醒めていないと思います。
注・こういうことを書くと、すぐに西洋医学反対派ですね。
西洋医学は駄目ですよね、とか言われてしまうのですが、
私はそんな○×どちらかに属するような、単純な思考の持ち主ではありません。
西洋医学の悪い面を指摘する=西洋医学に反対している
ことにはなりません。
検査はちゃんと受け、まずは医師の指示に従いましょう。
ファッション的、気分、雰囲気で行われている自然食主義や、
東洋神秘主義、スピリチュアルな行為の方がむしろ嫌いです。
オステオパシーも特に免許が必要ないため、反西洋医学的な流れの中で、
単なる雰囲気作りや、ファッション的自己主張の為に利用されている面もあり、
残念に思っています。